Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Take Off*6

「カン・シヌ、どうしたの?」
合宿所へ入って行くと、ミナムが驚いた顔をして立っていた。

ミナムの手にはテギョンが毎日飲んでいる水のペットボトルがあった。

「お前こそ、テギョンに水でも持っていくのか?」
「まさか。俺が飲むんだよ」

ミナムは平然とした顔で、キャップをあけて勢いよく水を飲んだ。
いつもテギョンに勝手に水を飲んで怒られているのに、全く懲りていないようだ。

「飲む?」

半分ほどになった水を差し出したが、シヌは首を横に振った。

「俺と間接キッスするから嫌なの?」
「共犯者になって、テギョンに怒られたくないからな」
「へぇ・・・。そんなにファン・テギョンが怖いの?」

シヌは、思わずミナムを見た。
ミナムは、薄笑いを浮かべて自分を見ていた。

見透かされる。
心が・・・。

慌ててシヌはミナムの前から立ち去ろうとしたが、ぐっと腕を掴まれた。
そして、ミナムはシヌの体に抱きついてきた。

「俺だけのミニョだったのに・・・・。」

ミナムは泣いているのか、すんすんと鼻をすすっていた。
「ミナム・・・」
ミニョと同じ顔のミナムを思わず抱きしめそうになってしまった。
伸ばしかかった手を慌てて戻す。
男に抱きつかれて嬉しい男はそういないはずだ。
シヌはなんとかミナムをひきはがそうと体をよじってみたが、ミナムはがっちりつかんで離さない。

「おい、ミナム・・・。」
「ミニョをテギョンに取られて悔しいよ、カン・シヌ・・・」

すすり泣く声が聞こえた。
男と言えど、こうして自分に感情を吐露し泣きすがるミナムを振り払う理由がなくなり、シヌはそっと
ミナムの髪をなぜた。
ついついミニョと同じ扱いをしてしまうのだが、ハッと男だと気付いて、なぜるのをやめた。

「・・・・・。なんてね」

ミナムが突然シヌから体をひきはがし、ペロッと舌を出した。
口元に薄笑いを浮かべ、困惑するシヌを鼻で笑った。

「そんな殊勝なこと俺が言うと思った?カン・シヌ。あんた、優しいね」

泣いていたと思ったのは演技だったのか、ミナムの瞳は全く濡れておらず、ニヤニヤしながらシヌを見ていた。

「カン・シヌ。あんた、もう少し演技しなよ。」
「何?」

思わぬ言葉にシヌの目が丸くなった。
自覚していないシヌにミナムは呆れ、肩をすくめた。

「あんな顔してミニョを見てたら、まだ未練あります。好きですって誰にだってわかるよ」
「・・・・。」
「わからないのは鈍感なミニョとテギョンの二人だけでさ、あんたがいくら感情を隠そうとしたって、バレバレだよ」
「お・・・俺は・・・」
「それにさ、あんた、こう思ったでしょ。」

戸惑うシヌの顔を覗き込み、それから、耳元でささやいた。
ミニョと同じ顔が近付く。
シヌは、その言葉の続きを聞きたくなくて避けようとしたが、ミナムに肩を抱かれ動けなくなった。

「あんた、俺ならもっとミニョを幸せに出来る。って思っただろ」
「ミナム!!!」

どん!とシヌはミナムの体を突き飛ばした。

「あはは!図星?顔に出てたよ、カン・シヌ。だから演技をしなって言うんだよ」

シヌは、ミナムの自分の心を覗き込んでくる視線から逃れようとした。
けれど、ミナムの大きな瞳に捕えられシヌは射すくめられてしまった。

否定をしないと・・・。
違うと。そうではないと。
あの二人を祝福していると・・・・・。

言葉に出さなければ。

そう思えば思うほど、声が出てこない。

「そんな顔、するなよ。こっちがいじめてるみたいじゃん」

ミナムはカウンターの椅子に腰をかけた。
それから、水を飲み干す。
空になったペットボトルをごみ箱に投げ捨てた。

「俺はさ」

青ざめた顔をして立っているシヌに言葉を投げかけた。

「どっちでもいいんだよ。ミニョを幸せに出来るなら、皇帝ファンジェでも、
カン・シヌ、あんたでもどっちでもいいんだよ」
「・・・・。」
「たださ。ミニョを泣かす奴は誰であろうと俺は許さない。どんな手を使っても妨害するよ」

ミナムは椅子の背もたれに両腕を広げ、組んだ足をぶらぶらさせていた。
その横柄な態度ももう見慣れたもので、テギョンのことを二人だけの時に「皇帝ファンジェ」と
言うのも聞きなれた。
それまで何度か注意をしてきたが、ミナムは何を言っても聞き入れない。
ミニョと同じ顔をしているのに、こうも性格が違うものかとシヌは最初戸惑いを感じたが、今ではもう受け入れてしまっている。
そして、ミナムがミニョのことを誰よりも考え、誰よりも愛しているのを分かっているがゆえ、今の言葉を遮ることが出来ずにいた。

「あの二人を認めてないわけじゃないんだ。ミニョが幸せそうに笑ってるのを見たら、俺も嬉しくなった。」
「ああ・・・・」
「でもさ、俺も思ったよ。あんたと同じように。」
「・・・・。」
皇帝ファンジェファン・テギョンに人を愛することができるのかってね。」
「ミナム・・・」
「あいつがミニョを幸せに出来るなら良いんだ。出来るならね。だから、しばらくは様子を見るよ」

ミナムはそういうと立ち上がった。
そろそろ外へ出ないと怪しまれるだろう。
すれ違いざま、ミナムはシヌの肩に手を置いた。

「だからさ、あんたも少し演技して様子をみたら?今のあんた、見てられないよ。」
「・・・・。」

そう言うと、ミナムはポンポンと二回シヌの肩を叩いて外へ出て行った。
扉が閉まる音がした。
一人室内に残されたシヌは、思いきりテーブルに拳を叩きつけた。

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Comment

よこち says... ""
ミナム~、演技と言われても難しいですよね‥ 
シヌひょんはミニョが好きなんだもの!?
俺が幸せにする!と思ってますよね!!
しかし、ミナムは誰の味方なんだろう…ミニョが一番だろうけど。どうなるのか、続き待ってます!
2011.06.10 00:06 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
よこちさん>>
 コメントありがとうございます★
 ミナムは誰の味方でも・・・・あるのかないのか・・・・。
 そして私は本当に兄さんが好きなのか・・・。
 辛い目にあわせてばかりでカワイソスですが、いつか日の目を見せてあげたいです。
 また読みに来てくださいね~♪
2011.06.10 00:35 | URL | #- [edit]

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