Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Take Off*8

「ミニョ・・・」
「オッパ・・・」

名前を呼び合う。
それだけでこんなに幸せな気持ちになれるなんて・・・。
ミニョはこの場から離れたくなかった。
しかし、辺りはだんだん薄暗くなり始めたということは、修道院の門限の時間が迫ってきたということだろう。
今度はいつ会えるかわからない。
同じ部屋で寝起きしていた日々が急に懐かしく感じられた。
あれからまだ1年も経っていないのに。

「いいか、ミニョ。オッパと呼ぶのは俺だけだぞ」
「え?でも、シヌ兄貴だってもう兄貴ヒョンって呼ぶのおかしいですよ」
「お前な・・・。」

オッパと呼ばれることの大切さをイマイチわかっていないのか、ミニョは眉根を寄せる。
テギョンは呆れてため息をついた。

「ミナムは元々兄だから仕方がない。でも、シヌだけは絶対にだめだ」
「どうしてですか?」
「どうしてもだ!」

理由は簡単だ。
自分以外の男をオッパと呼ばせたくないだけだ。
そんな男心をミニョは理解できず、首をかしげるばかり。
テギョンはどう説明しようか考えあぐねていた。
ズバッと嫌だからと言ってしまえれば簡単なのだが、今のミニョには通用しないだろう。
どうしたら、この鈍感な豚ウサギが理解できるか・・・。
男として生活した割に、男心にやたらと疎いミニョに手っとり早く分からせる方法を懸命に探る。

言葉にすると、伝わらないかもしれないな・・・。

「ミニョ。コ・ミニョ」
「はい?」

テギョンは、ミニョの顎先を人差し指でくいと持ち上げ、そのまま口づけをした。
最初は軽く。
柔らかい感触が伝わってくる。
ミニョの瞳が大きく見開くのを見たが、一度離した唇をもう一度押し当て、今度は深く口づけをした。
互いの呼吸が忘れるぐらいの長い時間、二人の唇は物言うことなく塞がれた。

「ん・・・」

ミニョが短い吐息をもらした。
テギョンは、ようやく唇を離しミニョの肩を両手でつかんだ。

「いいか、ミニョ。こういうことをする相手だけをオッパと呼ぶんだ。
シヌとはしないだろ?」
「は・・・はい・・・わかりました・・・」

突然の口付けにミニョの頭が真っ白になった。
テギョンの言葉が半分ぐらいしか耳に入ってこないが、こくこくと何度も頷いた。
それを見て、テギョンも口を真一文字に結び満足そうに頷く。
これで、他の男をオッパと呼ぶことはないだろう。
特にシヌに対して呼ばなければそれでいい。
子供じみた独占欲だと自分でも思うけれど、この湧き起こってくる感情だけはどうにもならない。

そんな二人の口づけを見ていたジェルミとミナムは、やれやれといった顔をしていた。
ジェルミは小さくため息をつき、ミナムは盛大にため息をついた上に呆れた顔を向けていた。

皇帝ファンジェはああいいうキャラか?違うだろ?」
「・・・今まで見たことないけど、仕方ないんじゃないかな」
「仕方ない?」

意外な言葉にミナムはギッとジェルミを睨みつけた。
仕方がないで片付くなら、世の中警察も法律も必要ないと大声で叫びたかったが、叫んでみたところで
二人の関係が変わるわけでもない。
ジェルミは、まぁまぁと興奮するミナムをなだめるように、肩を叩いた。

「兄貴だって、ミニョに逢いたいのずっと我慢してたんだ。それぐらい許してやってよ」
「お前ら、揃いもそろって皇帝ファンジェに甘いのな」
「そうかな?」
「だって、そうだろ。あんなに好き勝手やってるのに、なぜそれが許される?俺は認めたくない」
「う~ん・・・」

そう。認めたくない。
ミナムは、心の奥底で大事にしていたミニョを奪ったファン・テギョンという存在自体認めたくなかった。
ミニョが幸せそうに笑っていてくれればそれでいいと思った。
けれど、ミニョとテギョンが一緒に居る所を見ると、ちりちりと心が焼けつくのを感じる。
半年間、同じメンバーとしてテギョンとやってきた。
テギョンの音楽人としての才能は認めているし、天才だと痛感していた。
それとミニョを任せられるかというのは別問題だ。
人間は不完全なものだが、テギョンはそれが誰よりも突出して見えていた。

「でも、それが兄貴だからなぁ・・・」

ぽつりとジェルミが言う。
まだ自分には、それがテギョンだと言えるほどの関係が成り立っていない。
だからこそ余計に、テギョンにミニョを任せたくなかった。

「ミナム。あの二人に少し時間をやってくれ」

そう言ったのは、シヌだった。
いつの間にか、二人の後ろにたたずんでいたのだ。
ミナムが振り返ると、シヌは機械じみた表情で笑っていた。
いつも見せる、あの無機質な笑顔・・・。
シヌの表情はもう読み取れない。

「そう。あんたはそういう決断をしたんだ」
「先に、お前が言ったんだろう?様子を見ろって」
「・・・・。」
「だから、そっくりそのまま返すよ。」

ぎり・・・・とミナムは唇をかみしめた。
大勢のファンが美しいと讃えるシヌの微笑。
より一層美しくたおやかに頬笑み、ミニョとテギョンを見つめていた。

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Comment

says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.06.13 20:27 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: オッパ"
鍵コメさん>>
 ちゅうですよ、ちゅう!
 鈍感なミニョもわかったかな~・・・。
 兄さん、かわいそうな感じになっちゃいました・・・トホホのホ。
 
 リクエスト、本当にありがとうございました★
 お名前表記させていただきますね♪
 少しお時間くださいね!
2011.06.13 23:08 | URL | #- [edit]

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