Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Take Off*12

「もう行きますね・・・」
名残惜しそうにミニョはテギョンから離れた。

門限の時間が何時なのかテギョンは知らなかったが、かなり過ぎているのだろう。
泣きはらした目のままミニョを行かせることが悔しかったが、これ以上引きとめれば門番のシスターに
叱られて罰を与えられるのはミニョなのだ。
テギョンは自分のポケットに入っていた真っ白なハンカチを渡した。

「これで涙を拭け」
「ありがとうございます」

テギョンのイニシャル入りのハンカチをミニョは大事そうに握りしめた。
ハンカチからはいつもテギョンがつけている香水の匂いがした。

「寂しくなったら、このハンカチの匂いを嗅ぎますね」
ハンカチから香るテギョンの匂いを思いきり吸い込む。
それを横目で見てテギョンは口をとがらせた。
「寂しくなったらすぐ電話しろ」
「はい・・・」

もう一度、二人は口付けをした。
軽く、そして優しく、またね、と口づける。

「門限がかなり過ぎて叱られるんじゃないか?」

修道院の扉は重く閉ざされていた。
裏門がシスターたちの通用門になっているのだが、表門よりも頑丈な作りになっている。
これから二人を隔たる壁になるのか、それとも未来へつなぐ扉になるのか・・・。
テギョンは忌々しく門を睨みつけた。

「大丈夫です。なんとか言い訳しますから」

最後は笑顔で別れたいとミニョは微笑んだ。
テギョンはまだ名残惜しそうな顔をしていたが、もう引きとめることはなかった。

「おやすみなさい」
「おやすみ」

ミニョは手を振り、門へと上がる階段を上って行った。
ミニョが門の中へ入るまで、テギョンは車の中で見つめていた。
何度も振り返り、手を振るミニョを連れ去りたい衝動にかられる。
口唇を強く噛みしめ自制した。
門の前でもう一度ミニョは振り返り、お辞儀をする。
おやすみなさいと口が動くのをテギョンは見た。
ミニョが門をたたくと、不機嫌な顔をしたシスターが門をから顔を出し、しぶしぶと言った感じで門を開ける。
ミニョはそのシスターに何か言われているのだろう、何度も頭を下げていた。

テギョンは、車を降り石階段を一気に駆け上がりミニョの隣に立った。
突然のテギョンの出現で、シスターが短い悲鳴を上げた。

「申し訳ありませんでした!」

深々とテギョンは頭を下げた。

「オ・・・・オッパ・・・」
「コ・ミニョさんをずっと引きとめていたのは僕です。だからどうか、彼女を罰しないでください」

シスターの許しが聞こえるまで、テギョンはずっと頭を下げていた。
門番のシスターは突然の出来事に目を白黒させ、すぐに声が出てこなかった。
代わりにミニョがオロオロしながらテギョンに頭を上げるように声をかけるが、テギョンはシスターの声を聞くまで
姿勢を正そうとしなかった。

「オッパ、頭を上げてください、オッパ・・・」

ミニョの瞳から再び涙があふれ出した。
テギョンに頭を下げさせてしまった申し訳なさと、熱い思いが入り混じる。
自分が選んでしまった道のせいで、こんな目に合わせてしまっているのかと、ミニョは悲しくもなった。
震える声でテギョンに声をかけていると、門番のシスターとは違う声が頭上から聞こえてきた。

「頭を上げてください、ファン・テギョンさん」

見上げると、院長が二人を見つめていた。
もう夜も遅いと言うのにきちんと修道服に身を包み、まるでミニョを待っていたかのようなタイミングで現れた。
院長は手元に小さなランタンをかかげ、テギョンの顔を照らした。
院長の声を聞き、ようやく顔を上げたテギョンの顔が闇夜に映し出された。

「ジェンマを連れてきてくれてありがとうございます。
今日のところはお引き取りください」

院長は優しく微笑みテギョンを見つめていた。
テギョンが何か言おうとするのを、ミニョが袖をひっぱりながら首を横に振り制止した。
「ミニョ・・・」
「オッパ、ありがとうございます。電話・・・しますね」

いつものように、上口唇をぷくっとさせてミニョは両方の親指を付きたてテギョンに別れを告げた。
院長に促され、ミニョが門の中へ入って行く。

「ミニョ・・・」

テギョンの声は、門の閉まる音にかき消された。
一人残されたテギョンは、石段に腰を下ろし小さくため息をついた。

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Comment

よこち says... ""
今度いつ会えるかわからないから、辛いですね。
テギョン思わず飛び出して来ちゃいました。
男っぽくていい感じ~
二人どうなっていくのかしら。
続き待ってます。


2011.06.22 08:37 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
よこちさん>>
 コメントありがとうございます★
 テギョンに男っぽいことさせてみたかったので、自己満足でしたが、良い感じ~に思えて
 もらえてうれしいです★
 いつ会えるかわからないもどかしさ・・・。
 若い二人には酷かなぁと思いつつ、それしか思いつかなかったのでがんばってもらいま~す
2011.06.22 11:51 | URL | #- [edit]

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