Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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LOVE SONG*1

「あの歌を・・・ですか」

ミニョがアフリカへ行ってから、3カ月が過ぎた。

新たにコ・ミナムが正式に加入したA.N.JELLの本格的な復帰も順調で、6枚目のアルバムは驚異的なヒットになった。
カムバックステージを経て、毎日睡眠不足になるほどテレビやラジオ、いろいろな取材や出演依頼が後を絶たない。
メンバーはほぼ3カ月不眠不休で活動し、ようやくその活動期間が終わるという時期に、ある歌番組の出演依頼が来た。
最近始まったばかりの歌番組で、会場に居るファンからのリクエストを2曲、自分たちの歌1曲、影響された曲1曲を歌いながら、
MCの二人とトークをするという番組で、他にあまりないスタイルから、出たいというアーティストが多い番組だった。
A.N.JELLも出たいとアン社長が番組に打診をしていたようだが、こんなに早く依頼が来ると思わなかったと喜んでいた。

アン社長に呼ばれミーティングを行い、歌う曲を決めていた時だった。
「番組の方から、この歌をぜひ歌ってほしいと言われたぞ」
アン社長から告げられた曲にシヌは眉根を寄せた。
思わず、疑問の言葉が漏れた。

「この歌に何か問題でもあるのか?」

アン社長のかわりにマ室長が渋い顔をしているシヌに問いかけた。
他のメンバーは特に困ったような顔をしていないので、余計に気にかかったのだ。
シヌは、自分を怪訝そうに見るマ室長の視線に気付き、ポーカーフェイスを作ろうとしたがわずかに表情が歪んだ。

「いえ・・・3枚目のアルバムの曲なので、新曲じゃないのがちょっと・・・」
と、取り繕って見たが、アン社長はいつもの調子で言葉をかわした。
「ドントウォーリ~。あの曲はずっと評判が良い曲じゃないか。それを今歌ったっておかしくない。」
「それはそうですが・・・」
「制作の方から是非に、ということだ。こちらとしても断れない。
 特に、シヌメインで歌って欲しいようだ。」
「でも、あの曲は元々・・・」
「そうだ。テギョンがメインで歌っていたが、ショーケースではお前も歌うことがあっただろう。」
「はい・・・」
「それを聞いていたんじゃないか?テギョンじゃなくて良いか確認を取ったら、お前でと言われたからな。」
と、アン社長は言い、肩を落とすシヌを励ますように落ちた肩に手をやった。
「テギョン、少しアレンジをしてくれ。前と同じじゃおもしろくないからな。
もう自分たちの1曲は決まったから、あとは
お前たちで影響された曲を考えてくれ。あと、ファンのリクエスト曲に応えられるようにとりあえず今までの曲を練習しておけよ」
そう言うと、アン社長は立ち上がり、マ室長を連れだって部屋から出ていった。
もう楽曲について有無を言わすつもりはないのだろう。

二人が出ていった後、ジェルミが心配そうにシヌの顔を覗き込んだ。

「ヒョン、大丈夫?」
「あ・・ああ。別に大丈夫だ。」

ジェルミにもバレるなんてな・・・。

シヌはいつものように優しく微笑み、何事もなかったかのように立ち上がった。
自分の心の動揺が隠しきれず、ジェルミにも心配させた。
あの曲を歌って欲しいと言われた時、自分がどんな表情をしていたのか、自分でもわからない。
ただ、心臓がギュッと締まりとてつもなく苦しかった。

「カン・シヌらしくないね」

組んだ足をぶらつかせ、社長たちが居なくなった途端に飴玉を舐め、右に左に飴を転がしながらコ・ミナムが意地の悪い顔で言った。

「そうか?」

自分らしくない。
何が自分らしくない?

そうか?なんて言いながら、シヌはミナムに言われたことを考える。
今のシヌに、ミナムの顔を直視出来なかった。
彼女と同じ黒く大きな瞳を向けているミナムを見れない自分の弱さに舌打ちしたくなった。

メンバーはなぜ自分がこの歌を歌うことに抵抗を感じているのか、わかっていないハズだ。
だからこそ、動揺した自分を見せたくなかったし、そんなことで動揺してしまう自分が情けなく感じた。
遠い国に居る、かつて愛した彼女のために歌ったラブソング・・・。
それを、今歌って欲しいと依頼が来たのは偶然なのだろうか。
今はまだ、この歌を歌う自信がない。
この歌を歌ってしまったら、彼女への愛がまたあふれ出してしまうかもしれない。
彼女の濡れた瞳を、彼女が自分の名を囁く声を、そして抱きしめた体のぬくもりを思いだしてしまうかもしれない・・・。

彼女を完全に忘れてしまうまで、この歌を歌いたくなかった。

シヌは、唇をかみしめながら部屋から出ていった。
テギョンの視線を背中に感じた。
それを振り払うように足早にその場から立ち去った。


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Comment

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.07.21 17:42 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
鍵コメさん>>
 ぐふー!
 悶々でっせー!やっぱり兄さんはこうでなくちゃ(鬼) 
 勝ち組テギョンに笑いました。そうだよね・・・テギョン・・・ww
 Bなお話ちょっと待ってくださいね!
2011.07.21 19:43 | URL | #- [edit]

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