Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

雨に唄えば*2(シヌ×ミナム)

「雨だね~」

ミナムは、窓ガラスに次々と落ちてくる雨粒を憂鬱そうに眺めていた。

特に予定もなかったミナムは雨だろうが晴れだろうがどちらでも良かったが、
やはり晴れの方が気分が良い。
雨の日は、なんとなく寂しくて、人が恋しくなる。
温かいぬくもりが欲しくなるのも雨の日だ。

「雨だね~」

もう一度ミナムはつぶやいた。
ミナムの背にぴたりとくっついている背中の主からの返事はない。
独り言だと思われたかと、ミナムはそっと顔を覗き込んだ。

「ね。聞いてる?」
「聞いてる。雨なんだろ?」

ようやく返事が返って来た。
こんなに背中は温かいのに、返事は冷たい。
なんて思うのは被害妄想かな?と、ミナムはそのままじっと瞳を覗き込んだ。

「つまんない」
「つまらないなら、自分の部屋に戻れ」
「えー。寂しいからここに来たのに。だって、誰もいないんだよ」
「誰もいないから、来たのか?」

シヌは読んでいた本をパタンと閉じ、ミナムの黒い瞳を見つめ返した。

「い・・・いや、そういう意味じゃなくて。」

ミナムがあわてて口ごもると、シヌはまた本を読みだした。
背中合わせにベットの上に座って、シヌは本を読み、ミナムはぼうっと窓を眺めていた。

「それに、部屋には椅子があるんだし、何も俺の背中を背もたれのかわりにして座らなくても
良いんじゃないか?」
「だって・・・。」

あったかくて、気持ちイインだもん・・・。

そんなことをシヌに言ったら、どういう返事が返ってくるかわかっていたから、ミナムは声に出さなかった。

久しぶりの半日オフ。
オフだというのにテギョンは事務所で作曲するといって合宿所を出て行き、ジェルミは友達と会ってからラジオの
収録に向かうと行っていた。
シヌも本当はどこかへ出かけようかと思っていたが雨に降られ、部屋に居て本を読んでいたらミナムがやってきた。
特に追い出す理由もないので部屋に入れたが、つまらないだのなんだの言われると、
ついつい意地の悪いことを言ってしまいそうになる。

ベットの上で背中合わせに座って、もう1時間たつ。
いい感じにお互いの背中が温まってきた。
雨のせいか肌寒い室内で、人肌の温度がとても心地いい。

他の人の背中も、こんなに気持ちイイのかな?

シヌとしか、こうして背中を合わせたことがない。
ミニョと、小さいころに肩を寄せ合って寒さをしのいだことはあるが、こんなに心地いいものではなかった。
あの時は何もかもが不安で、泣き続けるミニョを守るのは自分しかいないと、気持ちが張り詰めていた。
寒くて、寂しくて、雨の音だけが唯一の音で。
今は違う。
温かくて。でも、少し寂しくて。
雨の音の他に、シヌの息遣いがかすかに聞こえてくる。

「雨って嫌い」
「なんで?」
「だって、雨の日って何も出来ないし、つまんない。少し寂しくなるし・・・。」

ミナムが小さな子供のように体をちぢこませながら、ポツリポツリと話す。

「何も出来なくないさ。雨の中でだって唄えるし、踊れるだろう?」
と、シヌが言うと、ミナムはフッと笑った。
「あれでしょ?雨に唄えば・・・だっけ?映画であったよね」
「よく知ってるな」
「院長先生が、アメリカの古い映画が好きで、よく修道院の娯楽室で一緒に見てたよ。」
「へぇ~」
「ミニョは大好きでさ。雨の中ああいう風に踊りたいって言ってた」
「ミニョらしいな」
「でも、俺は嫌い」
「ミナム・・・・」

ミナムは口を閉ざした。
雨が次々と降っては窓に落ちてくる。
忌々しい雨の音。
忌々しい記憶を思い出させる嫌な音。
聴いていると耳をふさぎたくなる衝動に駆られる。
ミナムが一つため息をつくと、雨の音にかわって歌が流れてきた。

「♪I've a smile on my face
 I'll walk down the lane
 With a happy refrain
 Just singin'
 Singin' in the rain ♪」

シヌの歌声だった。
雨に唄えばの一節をシヌはアカペラで歌ったのだ。

「シヌヒョン・・・」
「ミナム、この歌の意味わかるか?
 雨を笑顔で受け止めて、幸せを思い返しながら雨の中で唄っているっていう意味なんだ」
「うん・・・。」
「雨だって、お前に嫌われたくないハズだ。幸せだなって思いながら雨の中で歌ったら、雨も
お前の気持ちを幸せにしてくれるさ。」

再び、シヌは歌を歌った。
ギターもなしに唄うシヌの姿は珍しかったが、ミナムは珍しいと思うこともなく聞き惚れた。
心に染みいる雨の歌。

シヌが唄うように、自分も雨の中唄えるだろうか。
唄えば雨を笑顔で受け止めれるようになるだろうか。

「俺に出来るかな?」

不安そうに小さくぽつりとつぶやくミナムの頭をシヌは微笑みながら、くしゃくしゃに撫でた。

「大丈夫だ。出来るさ」
「そうかな?」
「そうさ」

シヌは背伸びをした。
それからついと立ち上がったので、ミナムと背中が離れた。
離れた背中がやけに寂しく感じるのは気のせいだろうか。
子犬のような黒い瞳で見上げるミナムに立ち上がるように手を差し伸べた。
ミナムは差し伸べられた手をつかみ、ベットから降りた。

「雨があがったら、晩御飯でも食べに行くか」
「あ、良いね~!俺、久しぶりにジャジャ麺食べたいな~」

シヌが見ていた雑誌に丁度ジャジャ麺の美味しいお店が紹介されていた。
雨がやんだら、この店に行こう。
美味しいねと喜ぶ彼の笑顔が見たいから。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

Comment

むぎょる says... ""
ミナムって...本編でキャラ設定される程の登場はしていないので、
他のキャラ以上にいろんなミナムが作者さんの世界の中にいらっしゃいますよね^^ㅋㅋ

このミナムは少し素直に甘える事が出来る子ですね..

意外に好きかもふふ..
2011.09.26 00:39 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
むぎょるさん>> 
 コメントありがとうございます~!
 ミナム・・・書きやすいようで書きずらい、にくいあんちきしょうですw
 彼はマンネ、おまけに兄さんの前でのみwww甘えん坊になりまする。(設定上w)
 好きって言ってもらえてうれしいです★
 たくさん出番が増える・・・かも?うふふ
2011.09.26 08:20 | URL | #- [edit]
macha says... "いいな~"
こんにちは~♪

なんか・・・
甘~く、しっとりとした流れがいいですね♪

ここには色んな世界があるようです、うふ♪
今後、ゆっくりと読ませてもらいますね♪

今後もよろしくです!ヾ(@~▽~@)ノ
2011.09.27 20:22 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.09.27 22:22 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: いいな~"
machaさん>>
 コメントありがとうございます!
 お・・・おまけに、二次小説で!!!
 すっごく恥ずかしいですが、嬉しいです~!
 
 時代劇の二次を書ければ良いな~と思うんですが、用語などが難しくて挫折しましたw
 成均館萌え~なんですけどね。

 ぜひぜひまた来てください!
2011.09.27 23:00 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
鍵コメさん>>
 あは~ありがとう!
 
 私もこの二人だと随分と余裕に書けますが、悶々兄さんは健在ですよぉお!
 いつ悶々させようかwww

 ブラックマンネミナム・・・なハズなのに、ちょっとかわいくなっちゃいましたねw
 またいろいろとニヨニヨしてもらえたら嬉しいワン★
2011.09.27 23:02 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。