Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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サクラアマネクセカイ*2

ようやく!!

・・・・の続きですw

シンデレラオンニだけども~。

まだもう少し続きます。
書いてるうちに桜の季節になっちゃいました。
北海道はGW開けかな~。

サクラアマネクセカイ*2


「またここにいたのか?」

しゃがんで教科書を開いているウンジョの姿を見て、ギフンは柔らかい笑顔を浮かべた。
その笑顔を見ないように、ウンジョは再び教科書に視線を戻す。
ギフンのことを考えていた矢先だったので、まともに顔が見れなかった。

「べ・・・別に居たっていいじゃない。」
「はは。つれないこと言うなよ。」

ギフンはウンジョの隣に腰を下ろした。
ふわっとギフンの付けているコロンの香りがウンジョに届く。

「勉強か?何かわからないところはあるか?」

言いながら、ギフンがウンジョの手元にあるノートを覗き込んだ。
目の前にギフンの首筋が唐突に現れウンジョは息を飲んだ。
息使いや鼓動までもが聞こえそうなほど近くにギフンが居る。
自分の吐息がかからないように、少しギフンから顔を遠ざける。
何か話すとギフンの耳元に息がかかるのではないかと思うと、ウンジョは何も言えなかった。

「ん?」

そんなウンジョを不思議に思ったギフンは、その体勢のままウンジョの顔を見た。
目と目が合う。
一気に熱が体中駆け回るような錯覚に陥った。
体が熱い。
熱くて、熱くて、蒸発しちゃいそう・・・。

ウンジョは、目の前のギフンを押しよけて逃げるように酒蔵から出て行った。
名を呼ぶギフンの声が聞こえた。

やめて。
呼ばないで。
私の名前を・・・呼ばないで・・・。
私を・・・縛らないで・・・。

ギフンの声が届かないところまで。
体の熱が冷めるまで、ウンジョはひたすら走り続けた。

どこをどう走ったのかわからない。
ふと顔を見上げると、いつもの見知った景色ではない景色が目の前に広がっていた。
ここに来て日は浅いけれども、迷子になるようなウンジョではない。
来た道を戻れば都家に着くだろう。
少し呼吸を落ち着かせるために道端にあった切り株に腰を下ろした。

さぁ・・・と、風がウンジョの頬を撫でていく。
走ってきたせいでまとめていた髪がほどけ、長い髪が風に揺らされる。

「今頃・・・呆れてるかしら・・・」

何も言わずに突き飛ばしたギフンの驚いた顔を今更ながらに思い出す。
ギフンは問いかけに応えることもせず、終始仏頂面でいた自分にきっと呆れているだろう。

「ああ・・・」

ウンジョは天を仰いだ。
雲一つない青空がウンジョの上にある。
こんな空みたいに、自分の心が晴れやかになる日は来るのだろうか。
ため息をついたウンジョの顔に、桜の花びらが一つ、舞い降りて来た。

「桜・・・・?」

花弁を手に乗せ、周りを見回してみる。
ウンジョの近くに桜の木がたくさんあった。
桜が咲く季節だということをウンジョは今日初めて知った。

もう、そんな季節・・・。

ピンク色の愛らしい花びらを眺めると自然に口元がほころぶ。
淡く薄いピンク色・・・。

「ウンジョ!!」

再び、ギフンの声が聞こえた。

「え?!」

見上げると、ギフンが息を切らしながら近寄ってきていた。

「心配・・・したぞ」
「どう・・どうして・・・」

ギフンは呼吸を落ちつかせながら、ウンジョの隣に腰を下ろした。

「探したぞ・・・!」
「・・・・。」
「突然走って出てくし、お前はこの辺に無知だからな。迷子になったら困ると思って・・・」
「べ・・・別に、迷子になんかならないわ」

素直に迎えに来たギフンに感謝の言葉が出てこない自分にウンジョは口を尖らせた。
気持ちとは裏腹に憎まれ口ばかりが言葉になっていく。
それでも、ギフンは笑っていた。

「見つけれて・・・良かった」

真っ直ぐにウンジョの顔を見つめ、笑う。
その瞬間、桜吹雪が二人を襲う。
二人を包み囲むように、桜が舞った。

「綺麗・・・・」

桜の花びらの中でウンジョは顔をほころばせた。
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