Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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サクラアマネクセカイ*4

亀のような進展ですが・・・。
今回で終わりなんて言ったけど。
終わりませんでした・・・。
もう自己満足ばんざーい。

久々更新ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。


サクラアマネクセカイ *4

ギフンと気まずいまま数日が経ち、桜の花びらも散りゆこうとしていた。
デソンが今年最後だからと、都家の従業員全員で桜祭りをするので、一緒に行かないかと、
ウンジョに声をかけた。
今年は桜が咲いてから天気のいい日が続いたせいもあって、例年よりも桜の開花していた時期が
長かった。
けれども、雨の予報が近くなり咲いている桜の花が見れるのもあとわずか・・・。
デソンは仕事がひと段落したのもあって、従業員を労う意味も込めて花見をすることに決めたようだ。
ウンジョは返事をしなかった。
デソンに言われ、すぐにヒョソンがしきりと一緒に行こうと誘ってくる。
どうせ、一緒に行ったって途中から居なくなるのは目に見えている。
ウンジョが悩んでいると、ギフンが傍に寄って来た。

「行くんだろ?」

あれから、久しぶりにギフンと話したかもしれない。
避けていたわけではないのに、ウンジョはギフンとまともに話をしていなかった。
ギフンの方も積極的にウンジョと接しようとしない。
自分から遠ざけるような態度をとりながらも、ギフンが来ないと、その程度なのだとウンジョは
落胆してしまう。

そんなウンジョの心中など知らないギフンは、いつものように何もなかったようにウンジョに接してくる。

眉根を寄せて、少し睨むように見ると、ギフンは、

「ん?」と不思議そうに見返してくる。

「行かない」
「行かない?だって親父さんに誘われてただろ」
「でも、行かない」

そのまま、去ろうとするウンジョの腕をギフンは思いきり掴んだ。

「来いよ」
「・・・行かないわ」
「来いよ。待ってるから」
「行かないったら!」
「ウンジョ。」

両腕を力強く握りながら、ギフンは視線をそらしているウンジョを見つめた。

「ウンジョ・・・。待ってる。待ってるから」

ギフンの求める視線とウンジョの批難する視線がぶつかりあう。
先に視線をそらしたのはウンジョだった。

「気が・・・向いたら」

そう言うのが精いっぱいで、それ以外の言葉は口から出てこなかった。
ギフンは満足したのか、握っていたウンジョの腕を離した。

「待ってるからな」

もう一度、強くウンジョを見つめる。
それにウンジョは応えることなく目をそらす。
そのうち、ギフンを呼ぶ声が聞こえ、そのままウンジョの元からいってしまった。
自分の元から走り去る背中を、しばらく見つめていた。


**

お昼過ぎてから、従業員全員で桜がたくさん咲いている公園へと歩いて行った。
午前中のうちに、人数分のお弁当を作るのは大変だったようで、炊事の奥さんたちはちょっと疲れていた。
おかげで無事に都家としての桜祭りを行うことが出来て、デソンは従業員一人一人に労いの言葉をかけて回る。
毎年の恒例行事なのか、ヒョソンは手慣れた様子で場所をセッティングし、しぶしぶと来た
ウンジョを傍に座らせた。

「今日はとっても良い天気!桜日和よね~」
「そうね・・・」

ヒョソンが案内してくれた場所は、丁度桜の木の下で、他の場所よりも満開の桜が頭上に来る。
ウンジョは見上げ、桜の隙間から見える青空をまぶしそうに眺めていると、

「オッパ!」

ヒョソンがギフンを呼んだ。
それだけで、心臓が跳ね上がる。

「ヒョソン」
「オッパ!どうしたの!?すっごく素敵!!」

ヒョソンはギフンに走り寄り、腕を絡ませて顔を見上げる。
ウンジョはギフンの服装に目を見張った。

あれは・・・。

「ありがとう」

ギフンが口にした。
それは、服装を褒めたヒョソンへなのか、それとも・・・。

「とっても素敵!今までのオッパにない服の色だけど、すごく似合ってる!
どうしたの?」
「ああ・・・たまに・・・。良いかなと思って。似合ってるか?」
「ええ!とっても!ね、オンニ!すっごく素敵よね!!」

突如、ヒョソンが話を振って来た。
ウンジョはすぐに頷くことが出来ないでいた。

「オンニもびっくりしちゃうほど、似合ってるのよ」

ウンジョがすぐ返事をしないのはいつものことだと、勝手にヒョソンはウンジョの気持ちを代弁して応える。
実際、ウンジョの気持ちは代弁したのと同じようなもの。
驚いて、声が出ない。
それほど、似合っていた。

良かった。
やっぱり、この服は彼のためのものだった。

ウンジョは、ギフンの姿を見て安堵のため息をついた。
そのため息が聞こえたのか、ギフンがフッと笑う。

「ね。こっちに座って!桜がとっても綺麗なの」

ヒョソンがギフンの腕を引っ張って、自分が座っている場所に座らせた。
先にシートに座っているウンジョと目が合い、ギフンは優しく笑いかけた。

「来て・・・くれたんだな」
「気が・・・向いたから」

その場はヒョソンがギフンの隣を独占し、それぐらいしか話を交わすことが出来なかった。
それでも、ウンジョは嬉しかった。
はらはらとギフンに桜の花びらが舞い落ちる。
あの日のような桜吹雪ではないけれど。
一つ、また一つとギフンの肩に、桜が落ちる。

ウンジョはずっと彼の周りで桜が舞う姿を眺めていた。
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