Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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サクラアマネクセカイ*5(完)

終わりました・・・。

書きながら、チョンミョンの顔を思い浮かべてニヨニヨしたりして。
もうね。
これウンジョは自分よ!!と思いながら書いたら最高です。
チョンミョン~チョンミョン~~!!!

この彼への萌えがどれだけ続くかわかりませんが、また萌えが昂じたら、オンニのお話を書きたいと思います。

とりあえずは、このお話は終わりです~~。
読んでくださった方、ありがとうございました!

サクラアマネクセカイ *5 (完)


デソン都家での桜祭りが終わり、辺りは薄暗くなった。
後始末も終わり、従業員もほとんど帰路につき、都家は今までにないほどの静寂が訪れていた。

ずっとギフンを独占し、離すことがなかったヒョソンは、気持ちが高揚しっ放しだったせいか、
疲れて早々に部屋に戻った。
そんなヒョソンの相手をしていたギフンも疲れたのだろうか、姿が見えなかった。

一人、ウンジョはまた酒蔵に来ていた。
誰もいない都家だから、誰に気兼ねすることなく、どこにでもいれるはずなのに、結局はここに来ている。
読みかけの本を片手に、もしかしたら・・・という気持ちと一緒に酒蔵に来た。
酒蔵は暗かった。
誰も来た形跡がない。
ウンジョは、期待した自分に自嘲気味に笑った。

「バカね。」

電気を付けながら、そう呟く。

「・・・バカね」

もしかしたら。
もしかしたら、ギフンが居るかもしれない。
そんな淡い期待を抱いた自分にもう一度呟いた。

自分がバカなのはわかっている。
今だって桜の木の下で、自分がプレゼントをした服を着ていたギフンの姿を
思い起こしている。
着てくれると思わなかった。
ウンジョはギフンの誕生日の翌朝に、こっそり部屋にプレゼントを置いてきた。
面と向かって渡すことも、当日意地を張って渡すことも出来なかったプレゼント・・。

あの日。
桜の木の下でギフンと出会ったあの日から、ウンジョはプレゼントを渡すなら、桜色のシャツを贈りたいと
思うようになっていた。
いつもシックな色合いの服を着ているギフンだから、桜色のシャツなど着ないだろう。
けれども、ふらりと立ち寄ったお店に置いてあった淡いピンクのシャツが、あの日見た桜の色と同じで、
気がつくと手にとってしまっていた。
なかなか良い代物で、学生の自分の小遣いでは手が届かないような値段であったが、どうしてもこのシャツを
彼に渡したかった。
着てくれなくても良い。
自分の自己満足なのはわかっている。
ギフンがピンクのシャツを着るなんて、今まで想像もつかなかったけれど、あの日の桜の嵐の中で見たギフンは
とても綺麗だった。
淡い桜吹雪に身を包んだギフンは、とても美しく儚げだった。
いつも黒っぽい服を選び着こなしているギフン。
けれど、黒い服を着ている時はどこか自分自身を律し、奮いたたせているようにも見えた。
桜の中で見たギフンは、同じく黒い服を着ていたけれども、日常にはないような
柔らかく安らぎを感じているように思えた。
それは彼を包んでいた桜の花弁のせいなのかはわからない。
あの世界の中で、ギフンはとても穏やかだったのだ。

この服を着た時だけでも、あの日のように穏やかな心でいられたら・・・と、ウンジョはギフンに
シャツを贈った。
目の前で着てくれなくても、彼の手元にシャツがある。
それだけで、ウンジョは良かった。

桜祭りでギフンは、その桜色のシャツを着て現れた。
ヒョソンが褒め称えたように、とても彼に似合っていた。
少しだけ、彼の表情が柔らかく見えた。

着てくれた。
着てはもらえないと覚悟していたシャツを着てくれた。
それだけで、満足だったはずなのに、心はまだ彼を求めている。

ありがとうと言って欲しい。
プレゼントをくれて嬉しいと言って欲しい。
そう言いに、自分に会いに来てほしいなんて、傲慢だ・・・。

自分の中の強欲さに呆れながら、ウンジョは座り込んで本を読んだ。

それからどれぐらい時間がたっただろう。
急に、本に影が出来た。
見上げると、ギフンが立っていた。

「ウンジョ」

桜色のシャツを着て、ギフンが優しく微笑んでいる。
しゃがんでいるウンジョと同じ視線になるように、ギフンもしゃがみこんだ。

「ウンジョ。今日はありがとう」
「別に・・・。」
「これも・・・、ありがとう」

ギフンは、桜色のシャツを着たままだった。
そっと、シャツに手をあてて礼を言う。
いつも以上に穏やかな顔をしていた。
ウンジョはそんなギフンを見ていられなくて、顔をそむけていた。

「皆に、似合っているって言われたよ」
「そう・・・」

ギフンはウンジョの隣に腰をおろした。
少し、酒の匂いが彼の吐息に混じっている。
ヒョソンに付き合いながらも、先輩職人の相手をしながら、お酒を飲んでいた。
かなりの量を飲んでいただろう。
それでも、顔は少しも赤らんでいないし、酔った風でもなかった。

「今日は・・・良い日だった」

ギフンは思い返しながら、一つ深く息をついた。
何を思い、そう思っているのか。
ウンジョには見当もつかなかったが、彼がそう思っているだけで、それだけでも嬉しい気持ちになる。

「今日は来てくれてよかった。この服も見せれた。」
「・・・。」
「まさか、ウンジョがこんな色を選ぶなんて思わなかったよ」
「おかしい?」
「ハハッ・・・。嬉しかった。あの時見た桜の色みたいで・・・。綺麗な色だ」

息が止まるかと思った。
ギフンもまた、あの日見た桜の世界を覚えていたのだ。
偶然かもしれない。
二人だけで共有したあの桜の世界・・・。

「また、来年も桜を見に行こう。約束だ」

ギフンは口元を綻ばせながら、小指をウンジョに差し出した。
ウンジョが戸惑っていると、小指をその戸惑いごと絡め取った。

「約束だ、ウンジョ。忘れるなよ」

強制的に指切りをさせられ、ウンジョは眉根を寄せてギフンを見た。
そんなウンジョにギフンは頬笑みを返す。

「お礼は・・・何がいい?」
「お礼?」
「プレゼントをくれたお礼だよ」
「いらないわ。私が勝手にあげたんだもの」
「そんなこと言うなよ。勝手じゃないだろ。」
「私の勝手よ」
「俺が欲しいって言ったから・・・くれたんだろ?」

意地悪そうに、ギフンはウンジョの顔を覗き込んだ。

「欲しいなんて・・・聞いてないわ」
「言ったよ。欲しいって・・・」
「聞いてない」
「じゃあ、今言った。」

ウンジョが目をむくと、ギフンは声を立てて笑った。

憎らしい。
でも・・・愛おしい・・・。

ギフンの笑い声を聞きながら、そんな感情を押さえこませる。
彼は、ヒョソンのもの。
デソン都家のもの。
決して自分のものには出来ない・・・人。

「今の俺にはこうすることしか出来ないから・・・」

ギフンは、急に真面目な顔になり、しゃがんでいたウンジョの手を引っ張り立たせた。
向かい合うと、そのまま、やや強引にウンジョを抱き締めた。

「ちょ・・・!や・・・」

ウンジョは急に抱きしめられ、ギフンの腕の中で抗った。
心臓の音がこれまでにないほど、大きく早鐘を打っている。
それをギフンに気取られたくなくて早く離れようとするが、ギフンの抱きしめる力が強すぎて、
ウンジョの体はギフンに囚われたまま。

「ウンジョ」

抱きすくめられて、すぐ耳元で名前を呼ばれる。
それだけで、ウンジョは体の芯から痺れる感覚に陥ってしまう。

「離して」

そう言うのが精いっぱいだった。

「ウンジョ・・・。」

少し、酒の匂いの混じった吐息が耳にかかる。
熱い、熱い、吐息・・・。

「ありがとう。嬉しかったよ」
「・・・・。」

ウンジョの体も心も、名のようにギフンに囚われてしまった。
あの日見た桜色を身に纏うギフンに抱かれ、ウンジョはもう抗うことなく、ただ静かに瞳を閉じた。

とくん。とくん・・・。

ギフンの心臓の音がウンジョに伝わってくる。
きっと、自分の音も彼に伝わっているだろう。
ウンジョは、両腕をギフンの背に回した。

今だけは、自分のものだ、と。
桜が見せてくれた儚い夢の中かもしれないけれど。

ウンジョは腕に力を込めた。
それに応えるようにギフンも強く抱きしめる。


今だけは。
今だけは、私のそばにいて・・・。

明日になれば、また彼はヒョソンの元へ、都家の元へいってしまうけれど。
今だけは・・・。


+END+


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Comment

株の入門 says... ""
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
2012.05.17 14:41 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
株の入門さん>>>

 wwwありがとうござます。
2012.05.17 16:53 | URL | #- [edit]
くちゃん says... "初めまして"
初めまして、ジョンミョンseeのチャクペを見てファンクラブに入りました。二次小説は、最近知って今はまってます。まさか、ギフンさんと再会出来るとは、感無量です。ありがとうございました。遅ればせながらのコメント、お許しください。
2014.02.09 10:44 | URL | #oYfnpids [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 初めまして"
くちゃんさん>>

 初めまして!
 なのに、こんなにお返事が遅くなってしまって申し訳ありません。

 チョンミョンペンさんなんですね!
 ギフンはホント最高の役でしたねー。
 キツネちゃんのチョルスは年下全開でかわいくて、ギフンは年上の男の魅力満載で・・・・。

 またドラマに出て欲しいですね♡
 コメントありがとうございました!

2014.03.17 14:55 | URL | #- [edit]

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