Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Smile again★1

今日の目覚めは最高だった。
何も考えず眠れ、そして夢も見ないまま朝を迎えた。


気分は爽快。
天気も爽快。

テギョンはベットの上で上半身を起こし、軽く体を伸ばした。
窓から入ってくる日差しが柔らかい。
もうそろそろ寒い季節になってくるだろうが、今日は気温も温かくなるのだろう。
同じ部屋で眠るようになった、動く公害コ・ミナムはもう起きているかと目を向けると、
布団は畳まれており、もう部屋にはいないようだった。
「ふん・・・」
テギョンの口が無意識にとがった。
最近ミナムは天気の良いであろう朝は早く起きて、ジョギングに出かけているようだった。
自分が体力をつけろと言った手前、それを否定することも出来ないが、なぜか好い気になれない。
ミナムが上気した顔で帰ってくるのを見ると、なぜか気持ちがいらついたりする。
だからといって、自分も一緒にとは言えないが、雪が降ってくれば・・・いや、本当の兄のコ・ミナムが
帰ってくれば、走ることもなくなるし、この合宿所にいることもないだろう。
あと少しだ。
わずらわされることもなくなると思えば、寂しくもなるかもしれないが、一人で今まで通り生活できるようになるのだ。
テギョンは、シャワーを浴びた。
目覚めが良いと、何をしても気分爽快に思える。
今まで不眠が続き、気分も悪く、なかなか調子も上がらなかったが、最近は目覚めも良いし、調子も良い。
曲もうまく書けそうだ。

鼻歌を歌いながら下へ降りて行くと、キッチンには他のメンバーがもう朝食を食べていた。
ミジャ叔母さんが鼻歌を聞いてにやっと笑った。
「おはよう、リーダー。今日は朝から機嫌が良いようだね」
まさか聞かれていると思わなかったテギョンは、バツの悪い顔をしたが、何事もなかったように
無言で席に座った。
「朝ごはん、食べるかい?」
と聞かれて、いつもは食べない朝食を食べた。
「兄貴、珍しいね~!いつも食べないのに!」とジェルミが目を丸くして驚いている。
そのジェルミの皿はもうとうの昔に空になっており、いつものジュースを飲んでいた。
「兄貴、朝ごはんはおいしいですよ!毎日食べたらいいですよ」
と、真面目な顔で言うのはコ・ミナム。
まだ半分ぐらいご飯が残っていた。
「ミナムは最近よく食べるようになって、おばさんも嬉しいわ~」
「毎日ご飯がとってもおいしいです」
笑顔で言うミナムをシヌは微笑ましく見ていた。
シヌはというと、もうお茶を飲んでいた。
テギョンと目が合うが、シヌはすっと視線をずらした。
そして、静かにお茶を飲む。
いつもの、シヌの顔だった。
テギョンは何も言うこともなく、出された朝食を食べた。

テギョンが食べ終わる頃、ミナムも食べ終わろうとしていた。
そこへ、シヌがミナムにお茶を出した。
「ほら、すっきりするぞ」
「シヌ兄貴、ありがとうございます」
ミナムのかけていたメガネが湯気で曇った。
それを見て、シヌはフッと笑い、そのままテギョンにもお茶を出した。
「お前もたまに飲め」
「あれ、珍しい~!」とジェルミが騒いだが、シヌはそれ以上何も言わずに席をたった。
確かに珍しいな・・・とテギョンも思う。
いつも飲んでる水が手元にあったが、シヌの入れてくれたお茶を飲んでみる。
「おいしいですね、兄貴」
と、笑顔でミナムが言う。
「あ・・ああ」
体が温まった。
シヌに礼を言いそびれてしまったな、と心の中で詫びつつ、テギョンはシヌのいれたお茶を飲み干した。

「おい。コ・ミナム」
朝食を終え、ミナムと二人きりになったテギョンはソファーに座ってテレビを見ていたミナムに声をかけた。
ミナムは暇になると、キッチンの横にあるリビングの大きなテレビで番組を見ていた。
歌番組であったり、ドラマであったりと、常に何かを見てるという感じだった。
ソファーに座り、クッションを抱えて熱心にテレビを見ているミナムに呆れた口調で話しかけたが、
気づかないのか返事がない。
「コ・ミナム!」
そばによって、耳元で大きな声で呼ぶ。
「わっ!!!!」とミナムが大声を出した。
「びっくりしたじゃないですか、兄貴!」
「びっくりしたのは俺の方だ!なんでそんなに驚くんだ・・・」
ミナムの予想外の大声にテギョンの心臓がばくばくいっていた。
ミナムの見ていた画面をみると、ガールズグループが歌ったり踊ったりしていた。

これを・・・真剣に?

ぶつぶつと小声で文句を言ってるミナムと画面を眉をひそめながら見比べる。
真剣になって何を見てる・・・。
と不思議に思えて仕方がない。
「ミナム・・・」
「なんですか?」
「おもしろいか?」
「え?」
「いや、これを見ておもしろいのかと聞いたんだ」
「おもしろいというか・・・男はガールズグループのメンバーの人数や名前や歌なんか覚えてないといけないって言われて・・」
「はぁ?」
「でも、なかなか覚えれなくて・・・。だから、今名前と顔を一致させようとがんばってみてるんです!」
と、胸を張っていばるミナムにテギョンはがっくりと肩を落とした。
「ミナム・・・・」
「はい」
「安心しろ。俺は少女時代の人数も顔もわからん」

「えええええええええええ!!!!」
と、またミナムが大声を出した。
キーンと耳に響く。
テギョンはじろっとミナムを睨んだ。
ミナムは首をすくめる。
「だって・・・ワンさんが・・・」
「あのなぁ・・・。そんなこと覚えるより、お前は曲を覚えろ!!」
今度はミナムの耳がキーンとした。
その間もテレビでは他のグループが登場したりと華やかなステージが続いていた。
テギョンはリモコンを持ち、プチッ!と電源を消した。
「あ~~~!!!」
と叫ぶミナムを再び睨み、「練習だ!!」とはき捨てると2階へと上がっていった。

「何が少女時代だ!!!お前はもっと歌の練習をしろ!!!」
自室へ戻ったテギョンは言いようのない怒りに襲われ、部屋の中をうろうろした。
もう少しでミナムの初披露がある。
それまでに、少しはA.N.JELLの歌を覚えて歌えないととんだ恥をさらすことになる。
一生懸命覚えてはいるが、まだまだテギョンの求めるレベルには達していない。
「あ~~~!!」と髪の毛をぐしゃぐしゃにして吠えたい気分だったが、寸でのところで止め、乱暴に椅子に座った。
ギシッと椅子が軋む音がした。
テギョンは爪をかみ、ミナムの顔を思い浮かべた。
まだまだだ・・・。
まだ、俺の歌を歌いこなせていない・・・。
いらつく気持ちが抑えられない。
テギョンは立ち上がり、ミナムがまだいるかもしれないリビングへと降りて行った。

そこには誰もいなかった。
ミナムは練習をしに事務所に出かけたのか、合宿所の中にはいないようだった。
テギョンは、先ほどまでミナムが座っていたソファーに腰掛けた。
「少女時代か・・・」
もう真っ黒な画面に向かってテギョンはつぶやいた。
そこへ、ジェルミが通りかかる。
「あれ、兄貴。どうしたの?テレビでもみるの?」
「いや・・・座ってるだけだ」
「そうなの?」
そのまま、ジェルミは冷蔵庫の前に行きアイスを取って2階にあがろうとした。
「ジェルミ」
「何?」
「お前・・・少女時代の人数と顔と名前知ってるか」
突然のテギョンの質問にジェルミは持っていたアイスを床に落としそうになった。
「じ・・・常識的には・・・・知ってるけど・・・」
テギョンの質問の意図がわからず、ジェルミはどう答えて良いかわからない。

なぜ少女時代?なぜ?なぜなんですか、兄貴~~~~!!!!

と、心の中でジェルミは悶え苦しむがそれを表に出してはいけないと、必死に普通の顔を取りつくろう。
テギョンに聞きたい。
それがどうしたのか聞きたくて仕方ないのだが、テギョンはそれ以上何もいわないので、ジェルミも何も聞けないままでいる。
アイスが溶けてくる。
ジェルミはため息をついているテギョンを残して2階にあがって良いものか悩んだが、声をかけない方がよさそうだったので、
黙っていくことにしようと、階段に向かって歩き出した。
「ジェルミ」
また呼びとめられる。
今度は何?ワンダーガールズ?と違うグループの顔と名前を思い出す。
「ミナムはどこに行ったか知ってるか?」
しかし、違う質問をしてきたので、返答に詰まってしまった。
「え?コ・ミナム?」
「そうだ」
じろっとテギョンがジェルミを見る。
ごくりとジェルミが喉を鳴らした。
自分は、何も悪いことはしていない。
でも、テギョンが不機嫌な顔をしているのは確かだ。
ミナムの奴・・・何かしでかしたのか・・・・。
「ミ・・ミナムなら・・・シ・・シヌ兄貴と一緒に出かけて・・・」
テギョンはジェルミの言葉を最後まで聞かずに立ち上がり、荒々しい足取りで2階へと上がっていった。
まるで自分が悪いことを言ってしまったかのように、ジェルミはリビングに取り残された。
持っているアイスが溶けて、ジェルミの手に付いた。
「な・・・なんなんだよ!!」
ジェルミの悲痛な叫びはアイスと共に溶けていった。


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