Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

空も飛べるはず *17 (キュミン)

kyu-3

空も飛べるはず *17


「しばらく不便だろうけど、がまんな」

イトゥクはがっくりとうなだれているキュヒョンを部屋に案内した。
部屋の間取りは同じだけれども、雰囲気の違う12階での生活がこれからやってくる。
いつキュヒョンは謹慎を取り下げられ、マネージャーとの生活が解除されるかわからないが、
それまではこの12階で嫌でも過ごさなくてはならない。
キュヒョンが12階に越してくることがわかって、ドンヘが一応はマネージャーと生活したくないという
理由で11階に降りて行った。
イトゥクは許可したが、結果的にそれが良かったのかまだ判断つかずにいた。
けれども、ドンヘとキュヒョンが同じフロアで生活するよりは良かったかなとも思う。

マネージャーはまだ来ていないようだった。
キュヒョンはシンドンが使っていた部屋に寝泊まりし、そのシンドンは以前にハンギョンが使っていた
部屋を使うことになっていた。

衣裳部屋になっていた所を、シンドンがこまめに自分の寝るスペースを確保するために
片付けたが、ほとんどの荷物は自分の部屋に置いてある。
結果的に他人の部屋に寝泊まりするキュヒョンは落ち着かないだろうけれど、そんな生活も
わずかだと思う。

気がかりなのは、相手の事務所が特に反論も何も述べてないことだった。
こちらは、完全に否定して友達だと宣言したにも関わらず、あちらは事実関係を調査しているで終わっている。
それが事務所をやきもきさせ、キュヒョンを謹慎といった形にさせてしまっている。

イトゥクはキュヒョンを不憫に思い、あんな場面を撮られてしまったことに同情した。
キュヒョンは多くを語らなかった。

「彼女じゃありません」

と、事務所に否定しただけで。
多分それは本当のことなのだろう。
ただ一緒になって親しげに話をしていたところを、違うように解釈されニュースに流れてしまった。
女性アイドルと手をつなぐだけで話題になる自分たちだから、日ごろから気をつけていたはずなのに。
キュヒョンが気を抜いていた隙に写真は撮られてしまった。

「トゥギヒョン、すみません。迷惑をかけてしまって」

荷物を部屋に置いてきたキュヒョンは、神妙な面持ちでイトゥクに謝った。
謝られても困るのだが、一応リーダーとしてその謝罪を受け止めた。

「キュヒョン、何もやましいことをしてないなら胸を張れ」
「はい・・・」
「誤解だってすぐ解ける。だから、お前は少し休んだら良い」
「はい・・・」

そんな言葉はキュヒョンにとって慰めにも何もならないのをイトゥクにはわかっていたけれど。
それでも、気休めにはなるかもしれない。

「下にいる時と同じ・・・とまではいかないかもしれないが、同じメンバーなんだ。
遠慮しないで生活しろ。」
「ありがとうございます」
「部屋から出るなとは言われないだろう。マネとずっと一緒じゃ息もつまるだろうから、リビングに来たり
自由に過ごしたらいい」
「はい・・・」

応えるキュヒョンの声は小さく、参っているのが手に取るようにわかる。
謹慎だけがキュヒョンをここまで参らせてるわけじゃないだろう。
イトゥクは、そんなキュヒョンを見てため息をついた。

「キュヒョン・・・。今はまだマネージャーが来てないから、下に降りていっても良いぞ」
「え?」
「話・・・出来なかったんだろう?」
「・・・」

キュヒョンはかぶりを振った。
イトゥクは、その仕草に眉をしかめる。

「キュヒョン?」
「降りて行けません・・・」
「どうして・・・」
「怖くて・・・」

イトゥクはキュヒョンの肩に手を置く。

「初めは小さな誤解でも、だんだんそれが大きくなって、後戻りできないぐらいこじれてしまうぞ。
それはお互い望んではいないんだろう?
あのニュースは嘘だって、違うってお前の口から言わないと、誰だって信じてもらえないぞ?」
「でも・・・」

でも、部屋のパソコンの電源は消されてた。
あの時ソンミンの声に応えなかった自分には、もう弁解する余地がないような気がして。

そして、もうソンミンには受け入れてもらえないような気がして・・・。

ドンヘの最後の言葉が何度もリフレインする。

「俺が守るから」

ドンヘの強い意志を跳ね付ける気力が今のキュヒョンにはなかった。
疲れていた。
ただ、眠りたい。
あの人を抱きしてめて眠りたい。

ただ、それだけなのに。
その願いは永遠に叶えられないように思えてならなかった。

にほんブログ村 小説ブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する