Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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空も飛べるはず *22 (キュミン)

sungmin-1

空も飛べるはず *22


たった一言だった。
たった一言で十分だった。


休憩が終わり、スタッフに呼ばれ撮影所に行く廊下はその日たくさんの人が往来し大混雑になっていた。
何かのドラマの撮影があったのか、たくさんの小道具や衣装を抱えたスタッフが
汗を書きながら廊下を右往左往していて、その合間をぬって彼らは目的の場所へ行かなければならなかった。
やけに蒸し暑く、せっかく直したメイクもまた崩れそうで。
ドンヘはウニョクと連れだって歩いた。
休憩所での話はあの場で終わり、二人はいつものようにくだらない話をしながら歩く。
ドンヘを不穏な空気が包んでいたとしても、ウニョクはそれに気付かないように、そして他を傷つけないように
そっと見守っていた。
自分の気持ちを少し打ち明けたせいか、ドンヘは先ほどよりも穏やかな顔をしていて。
次の撮影は、前よりも身が入りそうだとウニョクはほっとした。
ドンヘの気持ちもわからないわけではない。
けれど、苦しむドンヘにどんな言葉をかければいいのか考えつかない。

前方を歩くソンミンも少し沈んだ表情をしていた。
謹慎中のキュヒョンはメンバーともかかわりが持てず、12階でずっとマネージャーと共にしている。
外部との連絡ツールを取り上げられたキュヒョンが、自分の気持ちを打ち明けられる場所など
そうそうない。

ソンミンの性格から、自ら12階へ行ってキュヒョンと話をするなんて出来ないだろうとウニョクは
考えていた。
案の定ソンミンはキュヒョンと話が出来ていないようで、ここ数日気持ちが沈んでいるのが
目に見えてわかって、こちらも痛々しい程だった。

この撮影が終われば宿舎へ帰れる。
ウニョクはなぜか無性に宿舎に帰って自分のベットで早く眠りにつきたかった。
今朝がたドンヘが無理やりベットに入って来たせいで眠りが浅かったのもあるし、
大事なメンバーが苦しむ姿をみていたくなかったせいもあった。

大勢の人が廊下を行き交っていた。

ウニョクは、隣でドンヘが息をのむのがわかった。

「え?どしたん?」

ドンヘの視線の先をウニョクが見ると、前方にはキュヒョンの姿があった。
自分たちの少し前を歩くソンミンもキュヒョンに気付き、立ち止まろうとしていたが後ろから人の波が
やってきて、流されてしまいそうになる。

すれ違う瞬間。

キュヒョンは、ソンミンの腕をグッと掴んだ。
そして、耳元で一言囁いた。

それだけで。
たった一言で、ソンミンの顔が華やいだ。

遠くても、キュヒョンの口の動きで何を言ったのかわかる。
聞こえなくても、ソンミンの顔が何を伝えられたのか嫌でもわかってしまう。


「ヒョン、サランヘヨ」


たった一言、そう言ってキュヒョンは再びマネージャーに連れられて違う通路へ姿を消した。


「キュヒョン!」

ソンミンの声はキュヒョンに聞こえただろうか。
声に出せないソンミンの想いはキュヒョンの心に届いただろうか。

ドンヘは、キュヒョンのたった一言で敗北感と絶望感に支配された。
浮かない顔だったソンミンは、あっという間に大輪の花のような笑顔を浮かべていた。
今までドンヘがそばにいても、させれなかった、笑顔。

キュヒョンはたった一言だけで、そこまで彼を変えられる。

ドンヘはソンミンの笑顔に打ちひしがれながら、自分の中で沸き起こる黒い感情を必死で押さえつける。

「ドンヘ、おい、ドンヘ。しっかりしろ!」

ウニョクが声をかける。
ハッと我に返ったドンヘは静かに微笑んだ。

「大丈夫だ、ヒョク。大丈夫」
「ホントかよ・・・」

今にもキュヒョンに襲いかかりそうなドンヘを心配しながらも、ウニョクはソンミンを見た。
練習生時代から一緒だったソンミン。
同じ年の親友ドンヘ。
そして、マンネのキュヒョン。
3人とも大事な仲間で、誰にも傷ついて欲しくない。
今のウニョクには、そう願うことしかできない。

人ごみの中見つけたソンミンの横顔は、嬉しさで顔が赤く上気していた。

幸せだと。

そんな横顔をしていた。

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Comment

mapimama says... ""
おはようございます!
まぴこさま!!!
昨日は、お恥ずかしいメンバーの間違い、失礼いたしました(^^;)
相変わらず見分けがつきませんが...!!

思わず、ぎゃは~!!っと叫んでしまいました!!
キュヒョン!よくやった!!
ソンミンや、よかったねえ。
そして、ドンへ!!不憫です!!!

なんか、マンネのキュヒョンが、主導権を握ってて、
年上?のソンミンに対して、サランへとかいって、
それでソンミンが一気に浮上するって、
なんだか...ドキドキしますね。
うまく、言えないんですけど、なんか激しくもえました!

そして、ドンへ...
どうなるんでしょう?!
2012.06.19 06:50 | URL | #- [edit]
はしし says... "さらわれました!"
キュヒョンの一言に私もさらわれました~!さらっと、たった一言だけど、強い言葉。ミン君良かったね~と。いや、でも、ドンヘはどうなるのでしょう。キュミンも大好きですが、ヘミンも大好き。ハラハラドキドキです!(>_<)
2012.06.19 08:47 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
mapimamaさん>>

 おはようございます!
 コメントありがとうございます~!
 ワタシもホントつい先日ようやくメンバーの顔と名前が一致したので、
 大丈夫です!
 3年かかりましたwww
 でも、顔と名前覚える→カプ名覚える→腐目線・・・・コースが待ってますのでw
 ぜひがんばってくださーい☆楽しいですよーうふ。

 ドンヘ不憫ですよね~。
 イケメンでいうところの兄さんですw
 こういう黒い兄さんを書きたいんですが、私の兄さんはここまでしてくれませんの。ううう。
 キュヒョンはブラックマンネと呼ばれてるので、こういう仕草や素振りが似合う男ですw
 ミン君の年上だけどかわゆいキャラと、キュヒョンの年下だけど責めるキャラでもうもうもう!
 萌え~ですよ・・・・。
 
 ドンちゃん、ぜひ応援してあげてください★
2012.06.19 09:49 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: さらわれました!"
はししさん>>
 コメントありがとうございます!さらわれてくれましたかww
 こういう台詞が似合う男。ブラックマンネキュヒョン。ミン君がこれで幸せになれると良いんですが。
 ドンちゃん可哀そうだけども、全てミン君の笑顔のために!!!!
 コメントありがとうございましたー!
2012.06.19 09:50 | URL | #- [edit]
タピ岡ココナッツ says... "キュヒョ~ン"
こんにちは!

どうしてるか心配してたキュヒョンですが(笑)
やっとミンくんに会えてのアノひと言~~!
ステキですや~んi-184

今回いつにも増してドキドキいたしましたi-178
2012.06.19 13:34 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: キュヒョ~ン"
タピ岡ココナッツさん>>

 こんばんみ!
 コメントありがとうございます!
 
 やっと出て来たギュ。
 良いとこもってった・・・かな?
 ドンちゃんが思いの外書きやすくて、ドンちゃんばっかり出てましたが、これから名誉挽回でーす!
 
 気に入っていただけるといいなぁ・・・。
2012.06.19 21:14 | URL | #- [edit]
あん says... "たまりません"
何度かお邪魔して、「空を飛べるはず」を何度も読ませていただきました。
そして、この22話のキュヒョンがソンミンの腕を掴んで「ヒョン、サランへヨ」その一言で華やいだ笑顔を見せたソンミンが想像できたんです。
そのシーンがあまりに素敵で・・・。
また、読みにこさせていただきます。

「空を飛べるはず」大好きなお話です。
2012.10.22 20:43 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: たまりません"
あんさん>>

 いらっしゃいませ!
 何度も読んでいただいてるなんて・・・・光栄です!
 
 一番最初にSJのお話を書いたのが「空も飛べるはず」だったので、
 読み返すとあらがあったりなんだりで恥ずかしいですが、私も想い入れがあるので
 大好きだと言ってもらえると本当に嬉しいです。
 毎日このお話のことを考えてほぼ毎日更新したお話だったので・・・・。
 
 こうしてコメントいただけて嬉しいです★

 またぜひいつでも読みにきてください♪
 お待ちしております!
 コメントありがとうございました~~!
2012.10.22 23:33 | URL | #- [edit]

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