Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

空も飛べるはず *24 (キュミン)

空も飛べるはず *24



11階にいるメンバーが明日中国で行われるイベントへ旅立つことになり、
壮行会を兼ねて皆で夕食を食べることになった。
明日この部屋で残るのはドンヘだけになる。
ドンヘは誰もいない11階で眠るなら、12階へ戻ろうか・・・とちらりと考える。
けれども、キュヒョンはまだ12階でマネージャーと居るだろうし、イトゥクも
シンドンも夜中の仕事が入っていて、どこで寝ても一人にはなる。

リョウクが腕をふるった料理がテーブルに所狭しと並べられている。
短い時間で作れる料理は限られているが、それでもちょっとしたパーティメニューになっていて、
中国へ行く前のひと時を楽しく過ごすことが出来た。

食べながらもボっとしているドンヘがやけに気がかりで、ソンミンは気付かれないように何度も盗み見る。
先日からドンヘの様子がおかしいのはなんとなくわかっていた。
どうしたのかと聞いても答えないドンヘにソンミンはどうしていいかわからなかった。

なんとなく食べて、なんとなく話て。

気もそぞろなドンヘにソンミンは気を使って話しかけるが、気乗りしない返事ばかりを返される。
そんなドンヘにウニョクははらはらとした目線を送っていたが、意に介さず生返事を続けていた。
ドンヘが中国行きのメンバーに入ってなくて良かったとウニョクはため息をつくが、
今はこの淀んだ空気をどうにかしなくてはいけない。

そんなウニョクの気持ちに気付いたのか、ドンヘが立ち上がった。

「ごちそうさま。美味しかったよ、リョウク」
「どういたしまして」

自分の食べた皿を持って、ドンヘは台所に行く。
そのドンヘの後を追うように、ソンミンも皿を持って台所へ行った。

「美味しかったね」

ソンミンが、皿を洗うドンヘに話しかける。

「ああ・・・」
「ね。ドンヘ。どうしたの?なんか最近変じゃない?」
「変じゃない」
「ドンヘ・・・」

怒ったように荒々しく皿を洗うドンヘにソンミンはそれ以上何も言えなかった。
水の音がやけに強く聞こえる。
ドンヘの皿を洗う音と水の音が耳に響く。
ドンヘは一度もソンミンを見なかった。
今にも泣きそうで悲しそうな顔をしているソンミンを見たくなかった。
そういう顔しかさせられない自分が嫌になる。

「ドンヘ」

呼ばれて、がちゃん!と皿を置いた。
そして、呆然とするソンミンを残してドンヘは部屋へ駆け込んだ。

「ドンヘ!!!」

走り去るドンヘの後を追ってソンミンも部屋に入った。
ドンヘは、背中を向けて立ちつくしていた。
丁度正面に大きな窓があり、窓から綺麗な星空が見えている。

「・・・ドンヘ?」

ソンミンは恐る恐る名を呼んだ。
けれども、ドンヘは振り返らない。
躊躇った末に、ソンミンはドンヘの肩に触れた。
肩に置いた手を振り払われても構わない。
そう思いながら。

けれどもドンヘは、肩に置かれたソンミンの手を振り払わなかった。
逆に手を握りしめ、そのままドンヘはソンミンを自分の元へ引き寄せ抱きしめる。

「あっ・・・」

不意に力強く抱きすくめられ、ソンミンの口から声がもれた。

「ミン・・・ミン・・・」

ギュッと・・・ドンヘはソンミンを抱き締める。

手に入れられないのなら、壊して・・・しまおうか。
誰かのモノになってしまうなら。
いっそ。
壊して・・・。

「苦しいよ・・・」

嗚咽にも似た声で、ドンヘはソンミンを抱き締めたままつぶやいた。
もう悲しませたくない。
自分のせいで、悲しい顔はさせたくない。
けれども、心が、体がソンミンを渇望してやまない。

「ドンヘ・・・」

ソンミンの腕がドンヘの背に回る。
そして、ゆっくりとソンミンはドンヘを優しくトントンと叩いた。

「大丈夫だよ。ドンヘ。大丈夫だよ」
「ミン・・・」
「俺の大好きなドンヘは、いつも明るくて楽しくてさ。そんなお前に俺はいつも救われてるよ」
「ああ・・・」
「ドンヘの悲しい顔、見てると辛いからさ。なんかあったらいつでも言って。俺、お前の力になりたいんだ」

ドンヘはソンミンから体を離した。
とても、優しい表情で自分を見つめるソンミンの気持ちがドンヘに流れてくる。

俺じゃ・・・ダメなんだ。

感情がドンヘの体の奥底に伝わって落ちていく。
絶望感とかそういうのではなくて。
ソンミンが自分にどういう気持ちで接していたいのか、心にスッと落ちて来たのだ。

「ミン。」
「ん?」
「キス・・・してくれない?」
「え?」
「して欲しいんだ。」

最後だから。
貴方を思うのはこれで最後にするから。

ドンヘは真っ直ぐにソンミンを見つめた。
月明かりがソンミンの顔を照らしている。
驚いたような、けれども、理解したような、ソンミンの顔。

「良いよ。」
「ありがとう」

ソンミンの手がそっと、ドンヘの頬に触れた。
それから、ゆっくりとソンミンの柔らかい唇がドンヘのそれに押しあてられる。
触れあった唇から、ソンミンの熱と想いが伝わってくる。

「ありがとう」

もう一度ドンヘはソンミンに礼を言った。
はにかんで笑うソンミンの笑顔がやけに綺麗で、ドンヘは泣きたくなった。

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Comment

mapimama says... ""
おはようございます!
(>_<)切なかった…!
ドンへ、納得せざるを得ないんですね…。ミン君がよい子で、私もドンへに感情移入してました(^_^;)
ドンへとキュヒョン、私はキュヒョン派です?
だけど、ドンへにしっかり感情移入して(^_^;)…シヌヒョン的要素に弱い私です!(^^)
2012.06.21 07:34 | URL | #- [edit]
さぶまい says... ""
あ~あ~あ~あ~。
でも、仕方ないですね。ドンへはいい子ですね。

ま、人の心はどうにもならないので、ドンへ。頑張れ~♪
2012.06.21 09:36 | URL | #- [edit]
タピ岡ココナッツ says... "In My Dream"
こんにちは!

この歌すごく好きなんですが
歌詞がキュミンにもへミンにも当てはまりそうですね

キュヒョン大応援中の私ですが、今回のお話の
ドンヘの切なさは何とも言えないですね~

ドンヘ頑張って~、きっとまぴこさんが
へミンがラブラブなお話書いてくれるよ~ ウフフ♪
2012.06.21 10:37 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
mapimamaさん>>

 コメントありがとうございまする~!
 切なかったですか・・・。
 ドンちゃんをどうするか迷いましたが、結果こうなりました。
 押し倒すことも出来たんですけどもねw 
 それは次回に・・・とwww
 mapimamaさんはキュヒョン派!でしたか・・・!!
 今回のドンちゃんはシヌヒョンみたいでしたけども、テギョンみたいな立場にもなれる男wなので、
 また違うお話でかっこエエドンちゃんをおみせ出来たら・・・・ってキュヒョン派だっていってるのにw
 ドンちゃんトークでごめんなさい!あわわわわ。

 これからはキュミンに向かって一直線~!
 終わりも近付いてきたのでほっとしております。
2012.06.21 11:24 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
さぶまいさん>>

 コメントありがとうございます~。
 そうなんです。
 このお話では仕方ないんです・・・。
 次のお話はドンちゃんで!と思って涙をのんでもらいましたw
 キュミンと銘打ってなければわからなかったんですけどもね・・・wwww
2012.06.21 11:26 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: In My Dream"
タピ岡ココナッツさん>>

 コメントありがとうございまする~!
 この曲良い曲ですよね~~~~~~~☆

 キュミンのお話なので、ドンちゃんには一歩引いてもらいました。
 そうじゃなかったら・・・。うふふ。
 悲しませ多分?次はヘミンでがんばります。
 でももうこんな長いのかけないwww
 
 ヘミンになっても読みに来てくださいね。うふ。
2012.06.21 11:27 | URL | #- [edit]

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