Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

ほうき星 *3 (ヘミン)




ほうき星 *3



何度も額のタオルを取り換えた。
栄養剤と氷枕が効いてきたのか、ヒョンの呼吸も落ち着いてきているようだった。

ふぅ・・・っ

ようやく、一息つけた。
本当は汗をかいてるヒョンの体をふいてあげたいけど、気持ち良さそうに眠ってるから
そっとしておこう。
時計を見ると、もう深夜になりそうだった。

あれだけ聞こえていた雨音がなくなった。
もう、俺が寂しく思うことも・・・ない。
この部屋に、俺が居る理由も・・・なくなった。
それでも、この場を離れられないでいる。
ソンミンヒョンの寝息を聴きながら、ベットに腰掛けているだけなのに。

さっきから、わけのわからない苦しい気持ちが俺の中に留まってる。
この気持ち・・・なんなんだろ。
ずっと一緒にいたら、この気持ちに名前がつくかな?
理由が・・・わかるかな?

なんて、ソンミンヒョンに聞いたってわからないって笑うだろうな。

自分の部屋に戻る前に、もう一度ソンミンヒョンの顔や手を触って熱を確かめる。
さっきより、かなり熱が下がっている。

もう・・・苦しくない?
もう・・・つらくない?

「ドンヘ・・・ヒョン?」

急にキュヒョンの声が聞こえた。
今まで暗かった部屋が一気に明るくなった。

この・・・キュヒョン!
この野郎!!!

「おい、ギュ!!!部屋の灯りを消せ!」

思わず怒鳴った。
あいつ・・・いつもこうなのか。
遅くに帰ってきて、ヒョンが寝ててもお構いなしに電気をつけんのか?

「す・・・すみません」

キュヒョンはどうして怒鳴られたかわからないって顔で慌てて電気を消した。
それでも、ソンミンヒョンがまだ眠っているのが救いで。
俺は、キュヒョンの腕をひっつかんで、リビングに連れて行った。

「ド・・・ドンヘヒョン・・・ど・・・どうしてここに?」

戸惑うキュヒョンにイラつく。
そりゃあ、不思議に思うだろうな。
でもな。
俺がここに来てなかったら・・・今頃・・・。


「おい、お前今までどこ行ってた」
「どこって・・・。別にドンヘヒョンにそんなに怒られる筋合いないと思うんですけど」
「お前なぁ・・・。」
「なんですか」

キュヒョンの言い分はもっともで。
深く息を吐き出してから、キュヒョンを見た。
意味がわからないという顔をしてる。

「ソンミンヒョンが・・・」

と、言いかけて、思い出す。

「キュヒョンには言わないで」ってソンミンヒョンの言葉。
だけど、俺は言わずにいられない。
ヒョンが苦しいの、あいつだって知るべきだ。
そう。
あいつだからこそ、知ってるべきなんだ。

「ソンミンヒョンが・・・どうか・・・したんですか?」

けれど、聞かれて、一瞬迷った。
もう熱は下がってる。
わざわざ、キュヒョンに言うことか?
言うなと言われたのに、キュヒョンに・・・。

「いや。なんでもない」
「??」
「なんでも・・・ない。」

結局俺は言えなかった。
キュヒョンは不思議そうな顔をしたまま部屋に戻っていった。
俺の手に、今までソンミンヒョンの額を濡らしていたタオルがあった。
もう一度冷たいのに取り替えてあげようとしたんだった。

もう、このタオルも・・・必要ないかな。

キュヒョンがこれからタオルを替えてやるだろう。
でも、ソンミンヒョンのことだから、熱がない振りしてキュヒョンの話を聞いてやるに違いない。

本当に俺がこの階にいる意味がなくなった。

一目。
もう一度だけヒョンの顔が見たくてたまらなかった。
もう一度だけ、声が聞きたかった。

「ドンヘ」

って、名前を呼んで欲しかった。

おかしいな。俺。
もう雨なんて降ってないのに、なんでこんなに寂しいんだろ。
どうして、こんなにヒョンのこと想うんだろう。


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