Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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ほうき星 *6 (完)




ほうき星 *6 (完)



「ドンヘ!」

練習が終わって、休憩所の椅子に座ってペットボトルの水を飲んでいるとソンミンヒョンが
声をかけてきた。

「ヒョン・・・」

振り返ると、顔を上気させたソンミンヒョンが居た。
汗をタオルで拭きながら、近寄ってくる。

「何飲んでんの?」
「これ?」
「新しく出たやつ?美味しい?」
「まぁまぁかな」

ソンミンヒョンはそうなの?と首をかしげて、目の前にある自販機にお金を入れた。
俺の飲んでるやつと同じ飲み物のボタンを押す。

「ドンヘが飲んでるんだったら、美味しいよね」

って言いながら。
大きな音を立てて落ちて来たペットボトルを取ると俺の隣に座って、キャップをあけようとした。

「ごめん、ドンヘ。力が・・・入らなくて。開けてくれない?」
「え?」
「ごめん・・・」

ペットボトルを受けとる時にヒョンの手に触れた。
熱い。

「ソ・・・ソンミンヒョ・・・」
「ごめん。言わないで。もう帰るだけだし」
「でも・・・」

こんな熱で、ずっと練習を?
倒れてもおかしくなかったんじゃないか?

ソンミンヒョンは、笑った。
それから、ペットボトルの飲料水を飲んだ。

「おいし・・・」

冷たいものを飲んで一息つく。
ソンミンヒョンのホッとした顔を見て俺もホッとする。

「昨日は・・・ありがとう」
「いや・・・たまたま行っただけだから・・・。それより、具合どう?」
「ん・・・結構良いよ。」
「ホント?」

ソンミンヒョンの額に手を当てる。
昨日よりはないけど、平熱よりは高いわけで・・・。

「辛いんじゃない?」
「ん~・・・でも、練習しないと。本番でしくじる方が辛い」
「キュヒョンには?言ったの?」
「なんで?」

え?

なんでって、なんで?こっちが聞きたい。

「キュヒョンは同室でしょ。それに・・」
「迷惑かけたくないから」
「迷惑だなんて・・・。」

もし、好きな人が苦しんでて迷惑なんて思うんだったら、それっておかしいし。
付き合ってるんだったら、どうにかしてあげたいし。
付き合ってなくても、どうにかしてあげたいのに、なんなんだよ。

「言った方が良いよ。迷惑なんて思うわけないだろ。」
「はは・・・そうかな」
「そうだよ。」

ソンミンヒョンは困った顔をしてペットボトルに口をつけた。
そして、少し考えた後に、こう言った。

「でもさ」

ちょっと意地の悪い顔で、ソンミンヒョンは上目使いに俺を見た。

「ドンヘが知ってるからもう十分だよ」
「え?」
「熱が出たって、ドンヘが知ってれば他の奴らに言うことないだろ」

熱い。
体が一気に熱くなる。
ソンミンヒョンの熱が伝わってるんだろうか。
心臓も、信じられないぐらい早く動いてる。

「俺とお前の秘密だよ」

片目をつぶり、人差し指を口に押し当て、シーッと言う。
まるで、子供同士いたずらを隠すように。
そして、ソンミンヒョンは微笑んだ。

その頬笑みでまた俺は恋に落ちる。
思春期に味わったあの痛みを、甘酸っぱいあの感情をまた知るのだろう。

それでも。
それでも・・・それがソンミンヒョンなら・・・。


「そういえばさ。どうして昨日11階に来たの?」

その言葉になんて言おうか考える。

・・・ヒョンに会いたかったからだよ。

違う。女の子相手に言う軽口を言ってもきっと喜ばない。
こんな陳腐な言葉じゃ駄目だ。

「雨がさ・・・」

素直に言おう。
それが一番良い。


「俺、夜に降る雨って苦手で。一人で居るの寂しくって。だから、誰かいないかなって・・・」
「ははっ!そうだったんだ。ドンヘでもそんなときあるんだね」
「うん・・・まぁ・・・」
「俺はね、逆に雨の夜って好き」
「え?なんで?」
「知ってる?雨の降った後って、空気がすっごく澄んで空が綺麗に見えるんだよ。
だから俺は雨が降ってくれた方が嬉しい」

と、はにかんで笑う。
それから、そうだ!と思いついて、ソンミンヒョンは手合わせた。

「じゃあさ。今度から雨が降って寂しくなったら俺のとこおいでよ」
「え?」
「だって、ドンヘは寂しんでしょ?二人でいたら寂しくないし。
俺も、雨が降り終わった後の綺麗な星空見る時一人より二人の方が良いから」
「でも・・・」

キュヒョンが・・・。
キュヒョンがいるんだろ?

その言葉を飲み込んだ。

「わかった。じゃあ、ソンミンヒョンが熱出したら絶対俺に連絡して」
「?」
「だって、熱出してるのに一人じゃあ苦しいだろ?」
「はは・・・そうだね。今度熱出たらドンヘに連絡する。ちゃんと、額のタオル取り替えてよ?」
「おう」
「寝たら・・・怒るからね?」


ぷっと頬をふくらませて俺の目を意地悪く覗く。


「寝るわけ・・・ないだろ。昨日だって寝てないし」
「はは。そうだったね。ありがと」
「絶対・・・だぞ?絶対、連絡して」
「ん?」

どうしてか、どうしても、約束したかった。
俺の居ない時に苦しんでいて欲しくない。
俺を頼って欲しい。
キュヒョンより、俺に先に連絡して欲しい・・・・。

そんなごちゃごちゃな感情が整理出来ないまま、俺はヒョンに詰め寄るように言った。
けれど、ソンミンヒョンは呆れて笑っただけだった。

「わかったよ、ドンヘ。約束。二人の秘密の約束ね?」

そっと・・・ヒョンが小指を突き出した。

「ゆびきり・・・しよ?やぶったら承知しないぞ」

その差し出された指に自分の指を絡ませる。
緊張して指が震えないか、指を通して心臓の音が聞こえないか気にかかって仕方ない。
ソンミンヒョンはお構いなしにゆびきりをする。
最後にお互いの親指を突き合わせる。

「これで約束・・・したからね?ドンヘ、覚えててね?」
「もちろん・・・」

忘れるわけなんて・・・ないだろ。

俺、今どんな顔してんだろ。
情けない顔してないかな。
ちゃんとした顔してるかな・・・・。

「今日は雨上がりだから、きっと夜空も綺麗だよ。もしかしたら、ほうき星・・・見れるかもね」
「そうかもね」
「ほうき星ってさ。なんか、ドンヘみたいじゃない?」
「え?なんで?」
「すんごく眩しくてすんごく早いんだ。あっという間に消えてなくなっちゃう。
 だけど、それを見た感激っていうのがあってさ。いつもステージで見せるお前みたいだなって思うんだ」
「俺・・・そんなにかっこよく・・・」
「かっこいいよ。」

そう言って、肩に手を置いてソンミンヒョンは立ち上がった。

「ドンヘはカッコいいじゃん。俺いっつも憧れてる。夜空に光るほうき星みたいに、輝いてて。
羨ましい」

ヒョン・・・俺、あんたのこと抱きしめても良いかな?
たまらなく・・・抱きしめたいんだ。
こんな人だかりの中で抱きしめたら、迷惑・・・かな。

「ヒョン・・・」
「いこ、ドンヘ。もう車来てるかもよ」

迷う俺の手をソンミンヒョンが握りしめた。

あぁ・・・。
俺のして欲しいこと、なんでわかるんだろ。
本当は抱きしめて欲しかったけど、それは我慢する。
こうして、ヒョンが手を取ってくれただけでも、こんなに幸せだから。

「ありがとう、ソンミンヒョン」

言うと、ヒョンはにっこり笑った。

「こちらこそ、ドンヘ」

今は、その言葉で良しとしよう。
俺はソンミンヒョンにありったけの笑顔を見せた。



END




とりあえず、ヘミン終わりです・・・。
ユンナちゃんのこの歌から考えたお話・・・・。ですが、なんか、うううううう。
もっと精進します。

読んでくださってありがとうございましたー!


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Comment

はしし says... "甘酸っぱい~(*^o^*)"
ミン君なんでこんなに頑張り屋さんで、かわいいんだろ~!ドンヘももう!二人で早く星を見ちゃって~!もう見ちゃえ!エイッ!と星空を贈りたい位です。素敵なお話ありがとうございました。
2012.07.12 14:43 | URL | #- [edit]
タピ岡ココナッツ says... "お疲れ様でした~!"
こんにちは!

毎回ちゃっかり読みにきておりましたi-179
ミンくんかわいすぎるッ(笑)
ドンヘの片思いは、まだまだ続きそうですが、
ラストがとっても晴れやかでステキでしたー!!

ありがとうございました~♪
2012.07.12 15:34 | URL | #- [edit]
mapimama says... ""
まぴこさま

キャーキャー\(//∇//)\素敵でした!
…ソンミン…小悪魔(´Д` )ドンへが知っててくれたらいいとか、秘密だとか…(´Д` )あゝ高度な思わせぶりテク!(^_^;)こんなこといわれたら、たまらないデスね。

ドンへ、いい子や♪( ´▽`)ブラックマンネよりも、ドンちゃんに傾きかけております!(^_^;)
キュヒョン、ちゃんとしてないと、ドンへが貰っていきますよ!

早くまたソンミンが熱出さないかな~と思ってしまいますよ(^^)

いつか、報われるヘミンも是非是非!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

素敵なお話しありがとうございました!
あ、なんか、わたしもシヌミニョで熱だすお話、こっそり妄想しました。熱出して看病(^^)むふふ。まだまだ途中ですが、また完成したら…。
2012.07.12 15:52 | URL | #- [edit]
さぶまい says... ""
これは………
ミンが悪いですねw悪い男です。
ドンへ被害者です。こんな弱ってる所を
二人だけの秘密にしたら落ちますよね~。
ま、それもソンミナの魅力ですね^^
2012.07.12 20:11 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 甘酸っぱい~(*^o^*)"
はししさん>>

 こんばんみ!アマ~~イ!はなかな書けず、お話が甘酸っぱくて困っちゃいますwww
 二人に星空贈呈ってすっごく素敵ですね!ワタシも二人にえいっ!と贈ってあげたいです。
 こちらこそ、コメントありがとうございましたー!

 
2012.07.12 22:56 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: お疲れ様でした~!"
タピ岡ココナッツさん>>

 こんばんみ!!!!
 キュヒョンペンにこのヘミンはどうだったのかな・・・とちょっと不安でしたが、
 ステキー!と言ってもらえて一安心です。
 どうしても、ヘミンにたどり着くにはキュヒョンと言う大きな障害がwwww
 まぁ、ギュとはなんでもないっていう設定もありなんですけどね。
 三角関係が大好きなので、ついついと・・・。

 こちらこそありがとうございました~~~
2012.07.12 23:02 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
mapimamaさん>>

 キャーッ!ありがとうございまする~!

 ブラックミンも絶対イケる!!!!って思ってます。
 かわゆいだけがミン君じゃないwww
 
 ドンちゃんは片思いで可哀そうなのでついつい良い子にしちゃいますwwwww
 ギュという大きな壁が・・・ってどこかで聞いたセリフwww
 報われるシヌミニョ・・・違ったwヘミンも書いてみたいです~。

 そして、熱をだすシヌミニョ、楽しみにしてますよー!!!!
 熱っぽいシヌに襲いかかるミニョ!とか、熱出してるミニョに襲いかかるシヌ!とかってワタシ
 襲いかかってばっかりですねwww

 
 
2012.07.12 23:05 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
さぶまいさん>>

 こんばんみ!
 ぐふふ。悪い男・・・イ・ソンミンwwww
 ブラックミン君もかわゆいですよね~~♪
 秘密って甘い誘惑の言葉ですよね・・・www
 ドンちゃんしっかり!って応援したいです。
 ありがとうございました~~♪

2012.07.12 23:13 | URL | #- [edit]
ふとっちょすいみー says... "お疲れさまです☆"
まぴこサン、あんにょ~~~~ん(゜∀゜)♪

一気読みしちゃいましたよぉん
いい感じで終わりましたね!
片想いって大好きなので笑、こういうのもすごく好きです(・∀・)
2012.07.13 19:16 | URL | #F4qIJJbY [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: お疲れさまです☆"
ふとっちょすいみーさん>>

 おもおも!!!
 ありがとうございます~~~~!!!!
 片思い。。。ワタシも大好物でございますw
 両想いになった途端つまらなく感じてしまうワタス・・・・・・・・。

 読んでいただけただけでも嬉しいでございます。
 コメントありがとうごじゃいます~!

2012.07.13 21:37 | URL | #- [edit]

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