Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

Smile again★5

コンコン。
ミナムはテギョンの部屋をノックした。


コンコン。
返事がない。
機嫌の悪いテギョンに会うのは気が重かったが、何も言わずにシヌの部屋に泊ったら
もう一生口をきいてもらえないかもしれないという恐怖の方が強く、ミナムは意を決して
ドアを開けた。
2階へ上がったはずのテギョンがいない。
ミナムはテギョンの部屋を一通り歩いてみるが、テギョンの居る気配がない。
「どこにいったのかしら・・・」
すると、シャワーの音が聞こえた。
シャワーを終わるのを待ってみようかと思ったが、裸で出てきたテギョンに会うのも嫌だったので
ミナムはメモを残して出直すことにした。
ミジャが「ご飯だよー!」と言ってる声も聞こえてきた。
ミナムはメモを残し、テギョンが目に着く場所に置いて部屋を出た。

ふぅ・・・。
ミナムはテギョンの部屋の扉にもたれ、ため息をついた。

どうしてこうなっちゃったのかしら・・・・。
マ室長に電話して相談した方がいいのかしら・・・。

あれこれ考えるが、ミジャが何度も呼ぶのでマ室長に電話をする余裕もない。
後ろ髪を引かれる思いでテギョンの部屋の前から離れた。

「くそっ!!!!」
テギョンは頭からシャワーをあび、ひたすら舌打ちした。
シヌに言い返せなかった自分が悔しくて仕方がない。
「そうだろう、テギョン」
シヌの冷やかで、何もかも拒絶する瞳。
今まであんな風に自分の意見をなんとしてでも押し通そうとするシヌを見たことがなかった。
あんな瞳を自分に向けるなんて・・・。
テギョンは拳を壁に叩きつけた。
「くそ!」
それ以上言葉が出てこない。
シヌに言い返せなかった自分も悔しいが、何よりミナムが自分以外の男と寝ることも気持ちを苛立たせた。
あんなに気分の良い朝だったのに。
一転してテギョンの心に闇が多い、嵐が吹き荒れていた。
自分でもどうにもならないこの感情をどう整理すればいいのかわからない。
シャワーの強い水流がテギョンの頭を打ち続ける。
「別にミナムが他の奴と一緒の部屋で寝たって俺には関係ない・・・」
自分に言い聞かせるように一人ごちる。
テギョンは、思い切り目をつぶる。
胸に沸き起こるどうしようもない感情が、いつまでもテギョンの中で渦巻いていた。

テギョンがシャワーから出ると、ミナムのメモが目にとまった。
「なんだ?」
読むなり、テギョンは思い切りメモを握りつぶした。
「俺には、関係ない。ミナムがシヌと一緒に寝ようが、俺には本来関係ないんだ。
それに、この先ずっとあの厄介者をシヌが面倒みれば、俺はまた平穏な日々が送れるんだ」
何度も何度も繰り返す言葉。
そう言わないと、何かが自分の中で壊れてしまいそうだ。
「あいつがシヌに女だとばれようが関係ない・・・」
髪の毛からから水滴が床に落ちる。
テギョンは床に残されているミナムの布団に目をやった。
「あいつ、本当に布団を置いていったのか・・・・」
本当に、シヌと一つのベットで寝るつもりなのか・・・・・。
テギョンは爪を噛んだ。
そして、ごみ箱を思い切り蹴飛ばした。

「絶対今度は俺の部屋で寝ようね!」
テギョンがなかなか降りてこないので、居るメンバーだけで早めの夕食をとった。
ジェルミが無邪気に誘ってくる。
「なんだい、ミナムは今日リーダーの部屋じゃなくてシヌの部屋で寝るのかい?」
とミジャが聞いてくる。
「ええ・・・まぁ・・・」なんて気乗りのしない声でミナムは応えながら、ちらりと
シヌを盗み見た。
シヌは、至って普通の、何事もなかった顔でご飯を食べている。
ジェルミが羨ましがるのをただ微笑んで流すだけだった。
「俺の部屋のベットはさ、シングルベットでちっさいし狭いから、お前布団持ってこいよ」
思い切り口に食べ物を入れ頬張りながらジェルミが言う。
もう少しで食べてるものが飛んできそうだ。
「も・・・もちろんですよ」
「その時はさ、ジョリーも一緒の部屋に寝かすよ。」
「え!本当ですか!?」
迂闊にもジョリーにつられ、身を乗り出してしまったミナムは、はしゃいでしまった自分を戒めた。

ここで盛り上がっちゃいけないわ・・・今度はジェルミと寝なくちゃいけなくなるじゃない!

「修学旅行みたいにさー。お菓子をたくさん持ち込んで、夜通し話をしようよ。
映画を見ながらでもいいよね。次の日オフの日を選んで、思いっきり夜更かしして寝坊するんだ!」
ジェルミの頭の中ではもうミナムが止まった時の計画が決まったようで、あれやこれやと提案してくるが、
ミナムはそれに対して曖昧に答えるしかなかった。
「それは楽しそうねぇ」
ミナムのかわりにミジャが嬉しそうに答えてくれる。
シヌはそのやりとりを黙って聞いていた。

「あら、リーダー。どこか出かけるの?」
2階から降りてきたテギョンは、コートを羽織り出かける服装をしていた。
ミジャが呼びとめたが、何も言わずそのまま出かけていった。
「なんだい。ご飯いらないならいらないって言ってくれればいいのに・・・」
ぶつぶつ言うミジャの小言が言い終わらないうちに、ミナムは立ち上がりテギョンの後を追った。
「兄貴!!」
車に乗り込む寸前のところだった。
ミナムの声にテギョンの動きが止まった。
「好きにしろ」
車のドアノブに手をかけ、テギョンはミナムの顔を睨みつけた。
「俺には関係ない」
思いきりドアを閉め、テギョンは急発進して合宿所から走り去って行った。
ミナムは、一言も発することなくテギョンを見送るしかなかった。
「兄貴・・・私・・・」
テギョンの車が遠ざかる。
きっと、電話にも出てくれないだろう。
ミナムはウッドデッキに立ちつくしていた。

「ミナム。風邪ひくよ」
いつからいたのか、シヌがミナムの震える肩にブランケットをかけてくれた。
「シヌ兄貴・・・」
「テギョンに言えたかい?」
優しいシヌの声に、ミナムはすがりつきそうになった。
ミナムは何度もかぶりを振った。
いけない。ここでシヌ兄貴に頼ってはいけない・・・。
シヌは、うつむくミナムの肩をそっと抱いた。
「もう寒いから、中に入ろう。テギョンのことは気にするな」
「・・・」

もうどうしていいかわからない。
ミナムはシヌに肩を抱かれながら、自分の置かれている立場を考えてみた。
言ってしまおうか。
女だと、シヌに話してしまおうか。
けれど、話をして受け入れられなかったら?
ミナムはシヌの優しさに甘えていた。
シヌは自分が男だから受け入れ優しくしてくれるのだろう。
それが違うと知ったとき。裏切ったと思われた時のシヌの落胆した顔を見たくなかった。
けれど、そんな自分のわがままがいつまで通るんだろう。
「ミナム」
シヌの声は穏やかだった。
自分の荒れ狂う心の中とは裏腹に、穏やかで静かな落ち着く声・・・・。
「何も考えるな。今は、何も考えることはないんだ。」
肩を抱いていた腕が、ミナムの体全体を包み込んだ。
「考えるな、テギョンのことを・・・・」
ミナムがシヌの顔を見上げると、シヌの頭上に星が輝いているのが見えた。
シヌが星からミナムを隠すように強く抱きしめた。
ミナムは見上げても星を見ることができなくなった。



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Comment

says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.04.18 08:55 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
鍵コメさん>>
 コメントいつもありがとうございます♪とっても嬉しいです。
 ジェルミはジョリーをだしにしないと一緒に寝れないかもですねww
 なかなかラブなお話が書けないのですが、楽しんでいただけたら嬉しいです♪
 ちなみに、シカマルはアニメと本名と半々ですww
 ナルトでは一番シカマルが好きです★
2011.04.18 10:39 | URL | #- [edit]
もぐもぐら says... ""
はじめまして☆
いつも読ませて頂いています。
とっても素敵なお話です、続きが気になってしょうがないです(^^;)、テギョンさん・シヌさんどうなるの~!!
これからもおじゃまします。
2011.04.18 14:09 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
もぐもぐらさん>>
 コメントありがとうございます!
 続きも気にいっていただけたら嬉しいです。
 うちのブラック兄さんがどう出るか・・・またぜひ遊びに来てくださいね♪
2011.04.18 14:31 | URL | #- [edit]
よこち says... ""
シヌさん!抱きしめた所で、つづく~なんですね(>_<)
ドキドキします。テギョンもどこに行ったんでしょう?
気になります~
2011.04.18 14:43 | URL | #- [edit]
ピョルラヴ says... "どうなるの~"
ほじめまして?だと思います。なんだか怪しい雲行きですね~。シヌヒョンが頑張ってますが、テギョンはどこに行ってしまったんでしょう?続きが気になります
2011.04.18 15:12 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
よこちさん>>
 そうなんです。
 以下次号!!みたいな・・・ww
 長くなりすぎると読みづらいかな?とここで一時中断です。
 もうしばらくお付き合いくださいね~♪
2011.04.18 15:31 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: どうなるの~"
ピョルラヴさん>>
 はじめまして! 
 コメントありがとうございます♪
 テギョン、夜の道をひたすら走っている・・・かな?
 まだもう少し続くので、ぜひお付き合いくださいませ♪
2011.04.18 15:33 | URL | #- [edit]

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