Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

Your Song *2 (キュミン)




ポロロ~ポロロ~♪



Your Song *2



公園にしばらく居た。

小さな子供が泥んこになって遊んでる。
傍で見ているお母さんたちは話に夢中になってて、やっぱり僕に気付かない。

それでも良いや。
うん。
その方が楽しい。
誰も僕のこと隠し撮りしたりいてないだろうし、のびのび出来る。

僕の足元にボールが転がって来た。
ピンクのかわいいボール。
あれ、こんなにかわいいボールあるんだ・・・と思ってみてたら、ボールの持ち主の男の子が近寄って来た。

「それ・・・ぼ・・・僕の・・・」

キャップを深くかぶって、平日の昼間にぷらぷらと飴をなめて公園のベンチに座ってる年頃の男・・・って
怖いよね。
子供もそう思ってるのか、なかなか近寄ってこない。

かわいいピンクのボールは僕の手の中にある。
どうしよう。
僕の好きなピンク色のボール。

「これ、君の?」
「そう・・・」
「名前は?」
「チョ・・・ギュ・・・ハン」

ちょっと、キュヒョンに名前が似てる。
見たらキュヒョンの小さい頃に似てる・・・気がする。
チビギュが過去から来たみたいだ。

「ギュハン君って言うんだ」
「はい・・・」
「いくつ?」
「5歳です」

5歳の割にしっかりしてる。
なんかますますキュヒョンみたい。
って言っても、小さい頃のキュヒョンは知らないから僕の妄想なんだけどね。

「これ、あげる」

ポケットから、棒付きの飴を取り出してギュハン君に差し出すと、彼はちょっと困った顔をした。
もしかして、お母さんに知らない人からものをもらっちゃダメって言われてるのかな?

「お母さん、どこ?」
「あっちに・・・」

2人で話してる片方を指差した。

「待ってて。あげて良いか聞いてくるから」
「え・・・」

戸惑うギュハン君を置いて、お母さんに近寄る。

「あの・・・ギュハン君のお母さんですか?」
「え?はい・・・」
「あの、僕ギュハン君にこの飴をあげたいんですけど、あげても良いですか?」

キャップを深く被ってるのが悪いのか、お母さんは怪訝そうな顔をした。
そうだよね。こんな日中にいる何してるかわからない男から飴もらうなんて怖いよなぁ・・・。
でもなぁ・・・。

帽子を取ろうか、と考えてるとお母さんが良いですよって言ってくれた。

「ありがとうございます」

お礼を述べて、オロオロしてるギュハン君に飴をあげた。

「良いって言ってくれたよ。どうぞ。好きな・・・味だと良いな」

おずおずとギュハン君は飴を受け取って、小声でありがとうと言うと飴を口に入れた。

「美味しい?」
「うん!」
「良かった」

僕の隣に座って、美味しそうに飴をなめている。
ピンクのボールを膝に抱えて、なめてる姿をじっとみる。
きっと怪しい人だと思われてるだろうなぁ・・・。

「今日は幼稚園・・・ないの?」

黙って見てるのもなんだから、ちょっと話しかけてみた。
ギュハン君は最初困った顔をしてたけど、話をするうちに打ち解けてきて、会話が進むようになった。

「夏休み・・・」
「そっか。もうそんな時期なんだ。」
「うん」
「幼稚園、楽しい?」
「うん。」
「毎日・・・楽しい?」
「うん」

迷うことなく答えるギュハン君がちょっとうらやましかった。
今の僕は、同じこと聞かれたらちょっと迷うかもしれない。

「毎日楽しい?」

楽しいけど、苦しい。
そんなこと思っちゃいけないのかもしれないけども。

「ギュハン君は、何してる時が好きなの?」
「絵を描いたり、歌を歌ったりしてる時」
「へぇ~・・・」
「僕、ポロロが好きでぬりえとか・・・してると楽しい」
「ポロロ?」
「お兄さん、知らないの?ペンギンのポロロだよ」
「??」

わからないでいると、ギュハン君はポロロの歌を歌ってくれた。

「アニメでね。とっても楽しいの」
「そうなんだ!」

そして、ポロロを知らない僕のために、ギュハン君は一生懸命ポロロの歌を歌って教えてくれた。
楽しそうに歌ってる。

「一緒に唄おうよ!」

誘われて覚えたての歌を歌う。

楽しいね。
歌を歌うことってこんなに楽しかったんだね。
だけども、僕にはまだ辛い。
心の底から歌えないよ。
君みたいに、楽しく笑いながら歌えない。
僕は歌うことが好きで、歌で皆を楽しませなきゃいけないのに。
どうしてだろう。
君みたいに、歌えないよ。

「ヒョン!!!」

突然声がした。
驚いてギュハン君と振り返ると、汗を流して息を切らしてるキュヒョンが居た。
一気にギュハン君が大きくなったのかと思った。

「キュヒョン・・・ど・・・どうしたの?」
「あー!探した」

そういって、どっかり僕の隣に座って、長い脚を投げ出して天を仰ぐ。
汗がだらだらと流れてる。
頂戴も何も言わないで、僕の持ってた水を勝手に飲み干して一息つく。

「こんな遠くまで来て何やってんの」
「え?」
「探したでしょ。もっと近くに居てくださいよ」

僕もギュハン君もぽかんとする。
突然現れたキュヒョンに僕はあいた口がふさがらなかった。



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