Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

HONEY *2 (完)

HONEY *2 (完)



リンゴの皮がらせん状に連なっていく様と真剣に剥くソンミンの横顔をカンインは眺めていた。

綺麗だな・・・。

その横顔さえも美しく、どんな女よりも負けないきめ細かい柔肌。
そして、鳥のようにさえずる歓喜の声を思い出し、カンインはぶるっと体を震わせた。
何度も無理矢理に押し倒した体の感触や快感がこんな時ですら思い出される。
嫌だ嫌だと泣き叫び許しを乞う様がカンインの欲情を駆り立て、もっともっとと昂ぶらせるのを
ソンミンは知らない。
手を伸ばせば届くところにいる。
今日もそうだ。
病室で二人きり。
こんなに近くにいるのに永遠に手が届かない気にさせる。
だからこそ、追い求めてしまうのだろうか。
彼がすんなり自分の元へ来て、自分を求めれば、もうこんなにも欲することなどないのだろうか・・・。

「ヒョン?剥けたよ。食べて」

ぼうっとソンミンの顔を見ている間に、ソンミンは引き出しを勝手に開けて皿とフォークを探し当て、
剥いたリンゴを食べやすい大きさに切り分けて、フォークを添えてカンインに差し出した。
蜜がびっしりと入っているリンゴは大きくてとても美味しそうで。

「美味しそうだよ」
「食べさせてくれ」
「自分で食べてよ」
「手が痛い」

嘘ばっかり・・・と思うが、お見舞いに来ているのだ。
カンインのわがままに付き合ってあげようとフォークをリンゴに指した。

「他の皆にもこうやってこき使ってんの?」
「お前だけだ」
「そんなの・・・ずるいよ」
「なんでだよ」
「もっとさ・・・」

他のメンバーと一緒に居る時みたいに楽しい顔してよ。
もっと・・・楽しそうにしてよ。
どうして苦しそうにしてるの?

言えない気持ちをぐっと押さえこみながら、呆れた態度をとってカンインが大きく開けて待っている口元へ
リンゴを持って行く。

「蜜が入ってるから美味しいよ」

フォークにささっているリンゴの半分ぐらい噛み切るとシャクシャクと美味しそうな音を立てて食む。

「おいし?」
「食べてみるか?」
「え?」

カンインが呆気にとられているソンミンの腕を掴み強引に自分の胸元へ引き寄せ、食べていたリンゴを
口移した。
咀嚼されたリンゴがソンミンの口に流れ込んでくる。
リンゴだけではなくてカンインの舌もソンミンの口に入り込み、砕かれたリンゴを押しのけるように器用に
舌を絡ませる。

「ん!!!」

リンゴなのか、唾液なのかどちらともないものがソンミンの口元から漏れ伝い、濡らしていく。
口内のリンゴの破片が無くなってようやくカンインはソンミンから体を離した。

「ヒョン!びょ・・・病院でしょ!誰か来たらどうするのさ」
「誰もこねぇよ」
「だからって・・・おまけに、ヒョンは病人でしょ」

口元を手の甲で拭いながらソンミンが怒る。
はは・・と笑うとカンインはもう一度ソンミンを抱き寄せようと腕を掴もうとしたが、するり・・・とソンミンに逃げられてしまう。

「なんだよ」
「もう・・・しないよ」
「つれない奴だな」
「こんなところでこんなことする方が間違ってる」
「じゃあ・・・元気になって違うところでだったら良いのか」

ソンミンは何も言わなかった。
是とも否とも言わないのがソンミンで。
カンインはわかっていたが、それでも。
良いと言ってくれることを期待していた。

「俺・・・もう帰る」
「わかったよ。また・・・来いよ」
「もう・・・来ない」
「ふん・・・」
「ここには来ない」
「冷たい奴だな」

体を翻しソンミンは振り向かずに病室を出ていこうとした。
カンインは出ていくソンミンに走り寄り背を抱きたかったが、不自由な体では彼が去るのを呼びとめるしか出来なかった。

「ソンミン!」
「ヒョン・・また、ね」

一度も振り返らず、ソンミンは病室から出て行った。

バタンと扉が閉まる音がやけに大きく聞こえた。
カンインは天を仰ぎため息をついた。

「くそっ!」

手が届かない。
どれだけ求めても・・・届かない。

今だけなのか、これからも、なのか。

抱きしめても抱きしめても、するり・・・と抜け出してしまう。

バイクで転倒した時、肩から落ち頭を軽く打った。
誰かの呼ぶ声が聞こえたがそのまま意識を失い、気付けば病院のベットの上だった。

「ヒョン・・・ヨンウンヒョン・・・」

と、ソンミンが靄の中呼んだような気がしたのだ。
そのおかげで、自分はここに今生きているんじゃないかとさえ思う。

「戯言・・・だな」

決して、ソンミンは名前を呼ばない。
ヨンウンとなど呼んだことなどなくて。
自分の願望が薄れゆく意識の中で形となり、声を発したのかもしれない。

お前のおかげだ。と言えばあの弟分は首を傾げるだろう。
そして、そっけなく応えるだけで。

「バカだなぁ」

と、カンインは一人ごちた。
そんなことでも話せばソンミンが自分の元へ来てくれる、なんて淡い期待をする自分に自嘲した。

今は、早くこの不自由な体を治してメンバーと一緒に活動できるようにならなければいけない。
元気になればまたソンミンを抱き締められる。
そう思えば元気になれそうな気がした。

窓から入る風がカンインの頬をなでる。
風に揺れるソンミンの茶色い髪の毛や彼が浮かべる愛らしい笑顔を想い浮かべながら、カンインは再び眠りに落ちた。


+END+


前回、今回とカンミンのタイトルはラルクから~でした。
hyde・・・・この容姿で43歳!!!!!!
驚きだよ。


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Comment

志乃 says... "あは"
この曲名だったんですね・・・。
ちょっと偶然な出来事があって、ウケてしまいました。
あっちで書きますwww

カン→→→←ミン

くらい?
違うかな?どうかな?
ちょっとセツナイですね、カンインさん。
ミンくん、ツン(笑)
2012.08.24 11:06 | URL | #YM16R1CM [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: あは"
志乃さん>>

 すっかりお返事が遅くなってごめんなさい~~!!
 
 カンミンでラブラブはあり得ない~~んデスw
 こういう切ない系がお似合いだなぁって勝手に思ってるので、ヘミン以上に切ない系ですw
 カンインの想いはミン君に伝わるのか・・・!
 キュミンで切ない系はあまり思いつかないので、切ないのが書きたくなったらヘミンかカンミンに
 逃げようと思ってますw

 ミン君、ツンですよね!
 ツンツンみんくんもカンインだと許されそうw

2012.08.27 10:36 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.10.24 07:55 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: はぁ。。。"
鍵コメc様>>

 結局ミン君総受けになってしまいましたが、幸せだ~って言ってもらえて本当に嬉しいです。
 やっぱ最高!総受けwwww

 c様の一押し、私も見たことないです~。
 意外なcpですが、ちょっと見てみたいかも・・・・。
 カンインとは違った押せ押せの熱烈アピールっぽいですねw
 カンミン、また書くかと思いますので、ぜひまた遊びにきてくださいね~~♪

 コメントありがとうございます!
2012.10.24 09:31 | URL | #- [edit]
☆ニア☆ says... ""
カ、カンイン〜。・゜・(ノД`)・゜・。

ガンバレ!
ガンバレ!!
めちゃ応援してます

切ないお話し大好きです(≧∇≦)
2014.09.23 23:54 | URL | #- [edit]

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