Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Smile again★11(完)

兄貴ヒョンニム・・・」

朝食の後片付けも終わり、ミナムはそっとテギョンの部屋を覗き込んだ。

テギョンは何やら難しい顔で机に座っていた。
声をかけるのを躊躇させる険しい表情でパソコンの画面を見ている。

兄貴ヒョンニム・・・」

もう一度ミナムは呼んでみた。
小さい声で聞こえないかと思ったが、あまり大きすぎても睨まれるだけだ。
気づかなかったらまた後にしようと思っていたところ、テギョンの目がぎろりと動いた。

「あの・・・・」
「コ・ミナム」

こほんとテギョンは一つ咳払いをする。
いつものようにやや不機嫌なテギョンの顔を見てミナムはホッとなった。
テギョンはミナムの顔をまともに見ないまま、
「これからもシヌの部屋で寝るが良い」と言い放った。
そう言われると覚悟してきたが、実際本当に言われると気持ちが落ち込んでしまう。
なんと言ってテギョンの部屋で今まで通りに寝起きさせてもらうか考えてきたが、テギョンを前にすると
その考えた言葉たちがどこかへ飛んでってしまって何も言えなくなってしまった。

「そんな・・・」
というのがやっとで、ミナムはすがるような目でテギョンを見つめた。
テギョンは口をとがらせ、鼻を鳴らす。
困った顔で自分を見るミナムに腹ただしさを感じたが、自業自得だ。

シヌの部屋で寝たお前が悪い。

と、ミナムに言う寸前でテギョンは口を閉じた。
「ん?まてよ・・・。別にシヌの部屋で寝ようが関係ない。なぜ俺は怒っている・・・」
ぶつぶつと独り言を言う。
ミナムは困った顔のままテギョンの前に立っていた。
「兄貴。お願いします。また私をこの部屋に置いてください」
懇願するミナムをじろりと睨みつける。
「シヌの部屋で、一緒のベットで寝ればいいだろう。なんで俺の部屋に来る」
「あの・・・それが・・・。
確かに一緒のベットで寝たんはずなんです。寝る前、私を抱きしめて眠ってくれたんです。」
「なに!?」
思わずテギョンの声がうわずった。
椅子から立ち上がる勢いだったが、なんとか腕に力を入れて押しとどめる。

ど・・・どういうことだ!?

テギョンの頭が錯乱した。

なぜあいつはミナムを抱いて眠る・・・・。

シヌがミナムを抱いて眠るところを想像すると不快感が増したが、今のテギョンにはなぜシヌがよりによって
男のミナムを抱いて眠るのか理解できずにいた。
「とっても温かかったです。院長先生やお兄ちゃんと一緒に眠っているような安らかな気持ちになれて、
朝までぐっすり眠りました。」
「・・・・。」
テギョンは口をとがらせた。
「でも、朝起きたらシヌ兄貴はソファーで寝ていました」
「はぁ!?」
また椅子からお尻が浮き上がりそうになるのを必死にこらえる。

シヌ・・・何をやってるんだ・・・。
まさか、酔っ払ってたからか?

テギョンはビールを片手にシヌが酔っていたのを思い出した。
酔っていたせいか、昨日のシヌの様子がおかしかった。
「私の寝相が悪いせいで、シヌ兄貴をベットから追い出してしまいました。
申し訳なさ過ぎて、シヌ兄貴とはもう一緒に寝れません・・・。
お願いですから、ここに置いてください」
ミナムはシヌが酔っているとも思わず寝続け、起きたらソファーで寝ているのは寝相のせいだと思っていた。
シヌがソファーで寝た本当の理由はわからない。
もしかしたら、寝相かもしれないし、酔ってベットまでたどり着けなかったのかもしれない。
テギョンはそれをミナムに丁寧に答える気持ちになれず、懇願するミナムをちらりと見た。

「仕方ない。シヌもお前の寝相に呆れて部屋には置いてもらえないだろうな。
だから、またここに置いてやる」
ぱっとミナムの顔が明るくなった。
「ありがとうございます、兄貴!また夜ここで寝させてくださいね!」
何度も何度も頭を下げた。
ミナムは心底嬉しいと満面の笑みを浮かべ喜んでいた。
喜ぶミナムの顔を見ているうちにテギョンの心が軽くなった。
ホッとした自分に疑問を感じながらも、テギョンはそれ以上何も言わずミナムを部屋から追い出そうとした。
「そうだ。」
はたとミナムが立ち止まる。
「先日、とってもかわいいものを見つけたんです。兄貴にプレゼントです」
テギョンの方に向き直り、持っていた袋をテギョンに差し出した。
「使ってくださいね」
そう言うとミナムは部屋から出ていった。
「なんだ・・・?」
テギョンはミナムから渡された袋の中身を見た。
口元が緩む。

「仕方ないな、コ・ミナム。また今日から居候させてやるか」

自分が笑っていることにテギョンは気づかなかった。


「シヌ兄貴!」
ベランダでゆったりとお茶を飲み、外を眺めているシヌを見つけミナムは意を決して声をかけた。
昨日のことを謝らなければ・・・。
シヌは何事もなかったかのように、たおやかにミナムに頬笑みかけた。
「これから仕事じゃないの?」
「はい・・・でも、シヌ兄貴に昨日のことを謝りたくて・・・」
「昨日のこと?」
シヌはミナムが何の事を言っているのかわからず、首をかしげた。
「朝起きたら、シヌ兄貴はソファーで寝てました・・・。」
「ああ・・・あれは・・・」
「僕の寝相が悪いせいで、ベットから追い出してしまってごめんなさい」
直立不動、腰を直角に曲げてミナムは誠意をこめて謝った。

そう・・・思ってくれた方が気が楽かな。

「痛かったぞ・・・蹴飛ばされるとは思わなかった」
シヌは笑って言った。
頭を下げるミナムに近づき、頭をくしゃっとなぜた。
「でも、また今度一緒に寝よう。今度は蹴飛ばされないように気をつけるから」
「シヌ兄貴・・・ありがとうございます。」
ようやくミナムは頭をあげた。
嬉しそうに笑うミナムにシヌの顔もほころんだ。

今度こそ、本当にお前を抱きしめて眠るよ・・・。

立ち去ろうとしたシヌをミナムが呼びとめた。
「あの・・・これ、この前連れてってくれた雑貨屋さんでみつけたものです。
お礼に渡すのが遅れてしまってすみません。使ってください」
紙袋をシヌに渡し、ミナムは仕事があると言って先に中に入って行った。
シヌは、椅子に座りなおしミナムがくれた紙袋の中身を見た。
「俺はこういうイメージ・・・ってことか」
袋から取り出し、ミナムが自分に贈ってくれたものを眺めた。
青と白が入り混じり、地球のような丸い少し大きなろうそくだった。
雑貨屋で一生懸命選んでいたミナムの横顔を思い出し、シヌは自嘲気味に笑った。
「まだまだ、星にはなれないか・・・」


仕事ですっかり遅くなったミナムは、なるべく音をたてないようにテギョンの部屋の扉を開けた。
もうテギョンも眠っている頃だろう。
夜盲症のテギョンは、寝る時も電気がまぶしいぐらいについている。
今日もその覚悟で部屋に入ったミナムだが、やけに部屋が薄暗かった。
「いないのかしら・・・」
部屋に入ると、ぼんやりと灯りがともっているのがみえた。
それも、部屋のあちこちで輝いている。

兄貴ヒョンニム・・・」

ミナムはその灯りの正体を見たときに、胸が張り裂けそうになった。
自分が今朝テギョンに贈った、星の形をしたろうそくが部屋のあちこちで光を放っていたのだ。
テギョンは安らかな寝息をたてて眠っていた。

「もう少し、そばに置かせてくださいね・・・・。」

眠るテギョンには聞こえないだろうが、ミナムはこの時に感謝した。

もう少しだけ、輝くあなたのそばにいさせてください。
影が私の姿を隠してしまうまで、そばに居ることを許してください・・・。

胸で十字を切り、神に祈る。
そして、自分の小さなわがままを神に許しを請う。
あと、少しだけ・・・と。

星のキャンドルがくゆらせる炎を見つめた。
炎の様にゆらゆら、ゆらゆらと揺れる心。
修道院に居た頃には味わえなかった、ふわふわとした感情。

「炎が消えたら、この気持ちも溶けてなくなるかしら・・・」

ミナムは布団に横たわり、いつまでも炎を眺めていた。



END


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Comment

あきんちょりん says... "きゅーん"
はぁ。とうとう終わっちゃいましたぁ。
淋しいぃ。。

テギョンとのやりとり、ミニョの挙動がすごくらしくて、映像を鮮やかに浮かべながら読みました!
ミニョの謝り方とか、ほんとそんな感じですよね!!

寝相の勘違いで爆笑し、シヌの決意にきゅんとし、テギョンのろうそくで、キューーンとして、感動していたら、最後のミニョの一言でやられました~。
あぁ、切なさマックスです。

本当に素敵なお話有難うございます。
是非また次のお話を待っています!
2011.04.29 09:50 | URL | #oely/y8c [edit]
もぐもぐら says... ""
はぁ~とっても素敵なお話でした。
続けて2回読んじゃいました☆

ドラマを見ているようで感動しちゃいました。
ありがとうございます。
2011.04.29 10:06 | URL | #- [edit]
よこち says... ""
終わりましたね~シヌさんのなが~い夜
切なさいっぱいのお話でした。

雑貨屋さんで買ったのはろうそくだったんですね!
星形のかわいいでしょうね~
ミニョの気持ちがテギョンに向いているのかなぁ?
まだ気付いていないみたいだけど…

次のお話も楽しみにしてます!
2011.04.29 11:22 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: きゅーん"
あきんちょりんさん>>
 コメントありがとうございます~!
 とっても嬉しいです★
 きゅ~ん・・・していただけて嬉しい限り♪
  
 そろそろ、ミナムは女だと認知した話を書こうかな~と。
 いつもコメント嬉しいです♪
2011.04.29 16:07 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
もぐもぐらさん>>
 いつもコメントありがとうございます★
 2回も読んでいただけるなんて・・・光栄至極ですv-10

 なかなかドラマの話中から抜け出せませんが、そろそろミナムは女だとわかった話を
 書こうかな・・・と思ってます★
 またお付き合いくださいね!
2011.04.29 16:08 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
よこちさん>>
 いつもコメントありがとうございます★
 とっても嬉しいです。
 ついついシヌ兄さんには我慢させてしまってかわいそうですww
 そろそろミニョを登場させて、もっと悶々させようかな・・・なんてww
 
 また次のお話も読みに来てくださるとうれしいです♪
2011.04.29 16:10 | URL | #- [edit]
おはる says... ""
こんにちは 面白くて一気に読みました!ドラマの中のリアルなエピソードにありそうですよね しかもそれぞれのキャラクターがぴったりで本当に面白く お話にグイグイ引き込まれてしまいました♪
これからも楽しみにしています
2011.05.01 13:00 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
おはるさん>>
 コメントありがとうございます★
 とっても嬉しいです~!
 ドラマ終了後のお話がなかなか書けなくて、話中のサイドストーリーっぽい話ばかり
 書いてますが、楽しんでいただけて嬉しいです。
 またぜひ読みに来てくださいね~!
2011.05.01 14:13 | URL | #- [edit]

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