Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

世話・・・しようか? (カントゥク)




世話・・・しようか? (カントゥク)




トゥギヒョンが風邪を引いた。
珍しく熱を出しているようで、今日の仕事は全部キャンセルになった。
俺は兵役から帰って来たばっかで、そんなに仕事も入ってない。
あるとすれば、ちょっと太った体重を落とすことと、カムバックする前にTVカメラやマスコミの
前に立つことに慣れること・・・ぐらいかな。
ダンスはきっと踊ってるうちに体が動いてくると俺は信じてるけど、自分の能力を過信しすぎかな?
まぁ、とりあえず、俺ぐらいだ、暇なの。
だから、熱を出してうなされてるであろうヒョンの看病が出来るのは、俺しかいない。
事務所に立ちよったその足で、蜜柑とリンゴとお粥を持って宿舎に行く。

トゥギヒョンが熱ね・・・。

いっつも具合悪くてもリーダーだからって痩せ我慢するんだよな。
我慢しすぎて悪化でもしたかな。

そんなことを考えながら、12階に入った。
すると、案の定誰も居なくて、シーンとしていた。
シンドンもドンヘも仕事か、用事か・・・で居ない。
他のメンバーの細かいスケジュールまで把握してないから、誰がどこに居るのかわからない。
ただ、熱を出して寝ているトゥギヒョンがここに居ることしかわからない。

最近ドンヘとの相部屋を解消して一人部屋になったトゥギヒョンの部屋に来たのは、除隊して初めてだ。
宿舎には何度も来てるけど、ヒョンの部屋には入ったことがない。
なんだか・・・緊張すんな。
勝手知ったる宿舎だけど、個人の部屋に入る時はちょっと緊張する。
もう家族みたいな仲間だけど、部屋に入った時ほんの一瞬だけだけど違う一面を覗いてしまった・・・そんな気持ちに
なるんだ。

俺は少し惑いながら、ヒョンの部屋の扉をそっとあけた。
中から加湿器の音がシュンシュンと聞こえている。

「ヒョン・・・?」

そっと覗くと、寝息を立てているトゥギヒョンの姿がベットにあった。
まぁ、当たり前だが寝ていた。
ずっとトゥギヒョンは忙しくて、こうしてゆっくり休んでる姿を見たことがない。
俺が兵役に行ってからは特にそうだっただろう。
SJのリーダーとして、ずっと仲間を引っ張ってきた。
TV番組や雑誌のインタビューもたくさんこなして、寝る暇なんかなかったんじゃないだろうか。
俺は、眠るトゥギヒョンの寝顔を見下ろしながら、俺が兵役に行っている間のヒョンの気苦労を今更ながらに想う。

「ごめんな・・・」

端整な顔が熱のせいでなのか、それとも他に何か理由があるのかわからないが、わずかに歪んでいた。
寝ながらも苦悩するリーダーに俺は謝ることしか出来ない。
そして、これからグループのために今まで以上にがんばっていくしかないんだ。

俺は一つため息をついて、持ってきた袋をベットの傍に置いて部屋から出て行こうとした。
寝てるヒョンの邪魔をしたくはなかった。
けれども、もう遅かったようで、俺の気配に気付いたのかヒョンが俺の名を呼ぶ声が聞こえた。

「ヨンウン・・・何・・・謝ってんだよ・・・」

なんだよ、そこから聞いてんのかよ。
寝た振りしてたのかよ・・・。

「起きてた?」
「お前の香水の匂いで目が覚めた」
「そんなにたくさん・・・つけてないだろ」
「お前の匂いはすぐわかるから・・・」

兵役に行く前からずっとつけていた香水の匂い。
今日はほんの少しだけしかつけてないのにな。
汗臭い匂いを隠す程度なのに、わかるんだな・・・。

「臭かった?」
「いや・・・安心した。お前が戻って来たって・・・わかるから」

ヒョンがゆっくり体を起こす。
俺は慌てて寝るように促すと、ヒョンは大丈夫だと笑った。

「病人扱いするなよ」
「だって、熱出てんだろ?病人だろ?」
「はは・・・」

気だるそうに笑う横顔には、いつものような花がない。
表情を作るのも辛そうだ。

「寝てろよ」
「寝れないよ」
「じゃあ、帰ろうか」

俺がいるから寝れないなら、帰った方が良いのかと、
意地悪く言ったつもりはなかったんだけど、一瞬ヒョンが悲しそうな顔をしてみせた。

「帰るな、ヨンウン」
「だって、寝れないんだろ?」
「寝るの・・・苦手なんだ」
「ヒョン・・・」

ヒョンは寝る間を惜しんでグループのために躍起になって活動を続けていた。
徹夜で練習をしたり、打ち合わせをしていたら朝になって、そのまま別の仕事に行ったり・・・。
そんな日常を何年続けてきたんだろう。
具合が悪くても、注射や薬を飲んで体を奮い立たせてステージに立つ。
立てばプロとして、完璧なものを求められる。
失敗は許されない。
ヒョンは、起きている間中ずっと、SJのリーダーであり続けてきた。
眠る暇もなく、ずっと・・・。

「寝るのが、怖いんだ。ヨンウン」
「ヒョン・・・」
「今もこうして体を休めているのが怖い。こうしている間にもやらなきゃいけないことがたくさんあって
俺はこうして寝ている資格なんてないって恐怖に駆られるんだ。」
「何・・・言ってんだよ」
「なぁ、ヨンウン。俺、ここで寝てて良いのかな。他の皆は何・・・やってんのかな」
「ヒョン、少し・・・」
「ヨンウン。怖いんだ。どうしようもなく・・・怖いんだ・・・」

俺の体にしがみついて来たヒョンを俺は力強く抱きしめた。
熱のせいだろうか。
こんなにも不安になっているのは。
ヒョンらしくない。

「ヒョン。俺がついてるから・・・。俺、帰って来たんだ。
だからもうどこにも行かないから・・・」

そうだ。
俺は戻ってきた。
ヒョンの傍に戻ってきた。
だから、何も苦しむことはないんだよ。
俺がその苦しさを半分背負うから、もう一人で苦しまなくて良いんだよ、トゥギヒョン・・・。

「ごめん。ヨンウン。ごめん・・・」
「謝んなよ・・・」
「なんか最近・・・弱気だな、俺。」
「たまには良いじゃん」
「はは・・・」
「我慢しすぎなんだよ」
「そうかな」
「そうだよ」

そう言うとヒョンは笑った。
そして、ベットにもぞもぞと戻って行く。

「な・・・手を・・・つないでいてくれるか?」
「手?」
「俺が寝るまで・・・手をつないでいて欲しいんだ」

ヒョンの手が、布団から手招いていた。
その手をそっと俺は握る。
冷たいトゥギヒョンの手・・・。
俺の体温で温かくなってくれるだろうか。
手だけじゃなくて、心も癒されるだろうか。

「安心?」

と、俺が聞くと、ヒョンは子供のようににっこりと笑って頷いた。

「子守唄でも歌う?」
「ん~・・・」

俺は答えを聞かないで歌を歌った。
長い兵役中、何度もこの歌を歌ってヒョンのことや仲間のことを思い出したよ。
その時歌ったこの歌を、今こうして目の前で歌える幸せ・・・ヒョンにわかるかい?

会いたかった 

会いたかったよ、トゥギヒョン。

辛い時や悲しい時、こうして俺が手を握るから・・・もう心配はいらないよ。
だから・・・
安心して眠ってくれ。

そして、良い夢を・・・見てくれよな。


+END+



初!カントゥク・・・・・でした。
えーと。
本当にカントゥクファンの方にはこんなん違う!と思われるかもしれませんネ・・・。
すみません~~~!!!


おまけに、タイトルがどうもしっくり来ず・・・・。
重ね重ねすみませんえん。
関連記事
スポンサーサイト

Comment

志乃 says... "ほぅ!"
ホントだー、カントゥクだー!
わたしもカントゥク、あんまりお目にかかってないなぁ。
人気CPだもん、きっといっぱいあるんだよね。
うん。ほんわか暖かくてイイわ~!
トゥギ、いつもいつも努力してるし、彼がいるから、みんながあんなに自由で、楽しそうなグループなんだなって思うよね~。
あぁ、早く帰って来て欲しいな。←行ったばっかじゃ
そんな彼の心も体も癒してあげてー。
ジャイアンじゃないカンインがとってもイイっす♪
2012.11.30 07:47 | URL | #YM16R1CM [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: ほぅ!"
志乃さん>>

 初!カントゥクだよー!
 どうしよー!
 上手く書けてたかな~・・・。
 カントゥクって案外見かけない・・・というか探してないのだけども、王道だもんね。
 たくさんあるよね。
 ホント、トゥギ・・・早く帰ってきて欲しいなー。
 今回のカンインはジャイアンじゃなかった?ほっ!

2012.11.30 10:20 | URL | #- [edit]
chou,chou says... ""
こんにちわ^^
カントゥクですね~
トゥギはSJのオモニでカンインはアボジって感じですね^^
トゥギは自分で「カントゥク」って言ってましたし・・
自分でいうなんて!さすがSJのリーダーです 泣
そういえば兵役行く前にトゥギ調子の悪いときありましたよね~まぴこさんの小説みたいにカンイン、お世話してたかも・・
ステキなお話ありがとうございます(*^^*)
2012.11.30 14:08 | URL | #- [edit]
柚楓 says... ""
こんにちは♪
いえいえ、タイトルもしっくり来てたと思います。

なんか。。。泣けちゃいました。
トゥクが唯一 弱音を吐ける相手がカンインですね。
はぁ~。。。今回も素敵でしたぁ!
ありがとうございました。

PS.
ホミン(ユノ×ソンミン)いつか・・・お願いします ^。^*
2012.11.30 14:25 | URL | #- [edit]
momokana says... ""
カンインの歌声ってやっぱり素敵ですよね(´ω`*)♪
懐の広さを感じるというか。

寝るのが怖い、なんて言われたら切なくなりますねぇ( iдi )
SJの黎明期までを、一生懸命にチームを支えた二人の絆に感動しました;

他の方もおっしゃってますが、タイトル、『…』にカンインの感情が籠っていて秀逸だと思います(*′口`)
2012.11.30 15:15 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.11.30 20:26 | | # [edit]
かえで says... "涙が"
でそうになっちゃいました(T_T)かんとぅく、とぅぎは本当にそう思って生活してたのではないかなぁや、かんいんたんが戻ってきてあんしんしたんじゃないかなぁと重ね合わせて読んでいたら泣きそうになりました。とぅぎはやく帰って!!太陽みたいな笑顔がみたいですね!
2012.12.01 00:35 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
chou,chouさん>>

 こんにちは!
 初!カントゥクでしたー。
 この二人王道なんですが、ついついカンインはミン君と絡ませたくてなかなか書く機会が
 ありませんでした。
 SJにハマった頃にはもうカンインは兵役に行っちゃってたので、リアルなカントゥクも
 見たことないのに、妄想で書いてしまって、カントゥクペンさんのイメージを崩してないか心配です。

 カンイン帰ってきたと思ったらトゥギが行っちゃって・・・またカントゥクを見れるのは
 2年後ですね。涙

 コメントありがとうございます~!
 またいつでも遊びに来てくださいね!
2012.12.01 10:13 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
柚楓さん>>
 
 こんにちは!
 タイトルしっくりきてました!?
 最初は違ったタイトルつけてたんですが、こっちにしてみました。
 
 トゥギと支え合ってSJを盛り上げて来たのはカンインですからね~・・・・。
 トゥギもヒチョルとは違った違った思いでカンインを信頼してると思います。
 だから、兵役に行った時はなんとも言えない気持ちだったんじゃないでしょうかねぇ・・・。
 
 ユノミン、ちょっと妄想出来て来たので、近々!?お見せ出来るかも~ですが、
 あまり期待しないでくださいね。すんごく・・・wwww
2012.12.01 10:15 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
momokanaさん>>

 カンインの歌声ってすぐわかりますよね~!
 最近ようやく誰がどの歌声かわかるようになりましたが、ドンヘとシウォンだけわかりません・・・涙
 
 うちのトゥギ兄さん、やや不眠症気味ですw
 そんな兄さんをカンインが支えると言う。
 カントゥクだとカンインはジャイアンにならず、ひたすらにイトゥクを支える構図が出来上がるのに、
 なぜカンミンだとひたすらにジャイアンでミン君を求めすぎる構図になるのやら。
 やはり、受け手の問題か・・・・!?
 
 今回ばかりは、タイトルに限界を感じwwwwもうだめぽだったんですが、
 秀逸なんて言っていただけて天にも昇る気持ちです。
 ありがとうございますにだー!

2012.12.01 10:18 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
鍵コメg様>>

 こんにちはー!
 ナムジャになりましたか!
 良かった良かった。
 
 兵役から帰ってきて、確かに大人にwwwwなりましたね。
 今回のMAMAの受賞コメントの時も全然しゃべらなくて、悲しいぐらいでした。
 以前は俺が!って話してたように思うのですが・・・・。

 トゥギはレラ様にも甘えてると思いますが、カンインにもね。
 ほっこりしてもらえて良かったです。
 
 タイトル大丈夫でしたか?
 一番ホッとしました。

 またいつでも来てくださいね~!
 コメントありがとうごじあます!
2012.12.01 10:37 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 涙が"
かえでさん>>


 こんにちは!
 泣きそうになってまでもらえて、感無量です~!
 この二人もワタシの中ではラブラブより、こういったちょっと弱ってて切ない系が合うと
 思ってるので、こんな感じに・・・・。
 逆にラブラブは書けないかもしれませんえん。
 ほんとに早く帰ってきて欲しいですね~。
 昨日のMAMAも、オエヨ!に張りがなかった・・・・。
 
 コメントありがとうございましたー!
2012.12.01 10:39 | URL | #- [edit]
うにゃ says... "初めまして"
いつもはこっそりこちらに訪問させていただいてました。今回はカントゥクと聞いて初めてコメントさせていただいてました。
カントゥクは王道なのに中々FF小説には出会え無いんですよね。それがこうして、しかもジャイアンじゃないかんいんとトゥギの話が読めて嬉しいです。
私も新米ペンではありますがカントゥクを書いていますが二人のこの距離感が好きです。
このタイトルもそんな距離感が感じられて素敵だと思います。
また、遊びに来させて貰います。
また是非カントゥクお願いします。
2012.12.02 19:17 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 初めまして"
うにゃさん>>

 こちらでは初めまして!
 こっそりワタシもお話読ませてもらっておりました~。
 挨拶もせずに申し訳ありません。
 確かに、カントゥクのFFってそんなに見ないですね・・・。
 今読んでいるところってうにゃさんとこぐらいかしら・・・。
 ついついジャイアンにしてしまいがちなカンイン。
 私的にはそのジャイアンの中にある優しさってのが好きなんですが、そこをうまく書ける
 レベルがなく、結局話しをかくとジャイアンで終わってしまいます・・・涙。
 今回は、ジャイアンじゃない姿を書こうと思ってましたので、無事に書き終えれてホッとしました。
 しかも、カントゥクペンさんにこうしてコメントいただけてとてもうれしいです。
 またいつでも遊びに来てください~♪
 ワタシもお邪魔させてもらいますね!
 コメントありがとうございました~!
2012.12.05 22:17 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する