Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Distance ~ 幸福論 ~



Distance ~ここでキスして。~  

を先にお読みになってから、読んでいただけると楽しみが倍増します★
タイトルをクリックしていただくと、移動出来ますので是非堪能してください♪

私のお話しは追記でどうぞ★




dllu3p.jpg





「いつまですれ違ってればいいの・・・・?」


ゆらゆらと俺の体が揺れる。
揺れているのは、今まで散々飲んだ酒のせいか、それとも目の前にいる弟のせいなのか。
精一杯の勇気とほんの少しの打算を隠すようにソンミナは伏し目がちに俺に問う。
今まで言うチャンスは何度もあった。
それを拒絶していたのは俺だ。
何度も何度もソンミナは俺を求めていた。
そのたびに俺は見ぬふりをしてソンミナを撥ねつけた。

窓の外にはオレンジ色の月。
まるで、ソンミナが昔染めていたような髪の色の月が浮かんでいる。

ゆらゆら
ゆらゆら・・・・。

俺の心が揺れる。

ソンミナの濡れた瞳がそんな俺を捕えた。


僕じゃなきゃ駄目でしょう?
僕じゃなきゃ駄目って・・・言って。
そして、僕に・・・キスをして。


そんな瞳で俺を窺っている。


・・・ああ。ソンミナ。
俺の決意は酒とソンミナから漏れるわずかに誘う声に押し流された。




Distance ~ 幸福論 ~





幸福っていうのはどんなんなんだろう。
今の俺が幸せな人生を送っていると誰かに云われれば、そうかもしれないと答えるし、
また別の誰かが事務所に縛られ、常に人目に晒されている俺を不幸だと云われれば、そうかもしれないと答える。
本当の幸せを見つけ出せないまま俺は日常を送り、少しでも俺の求める幸せは何かを知りたくて足掻いていた。
グループの中で俺が先頭に立って皆を率いて行かねばならないという気負いもあったし、
大手の事務所に所属している俺たちには結果を出さなければいけないというプレッシャーもあった。

そんな気忙しい日常の中で、いつの頃からかすぐ下の弟分であるソンミナの存在が俺の癒しになっていた。
人懐こい笑顔を向けて、俺のそばに駆け寄りまとわりついてくるソンミナ。
休みの日に買い物に出かければ、腕を絡ませて歩く俺たちを他の奴らは不思議に思っていただろう。
何気ない会話の一言一言が、俺を元気にさせた。

俺を見上げるソンミナの瞳。
熱を帯びた・・・恋に恋焦がれている情熱の焔。
けれども、ある瞬間から、その瞳に見つめられ、俺はこの想いに応えて良いものか・・・迷いが生じ始めていた。

俺に向けるその想いは、すぐ上の兄だから?
ただ単にそばにいたのが俺だから?
俺が年上・・・だからか?

ソンミナの気持ちが俺に伝わってくれば来るほど俺は思い悩む。
その気持ちに応えられるほど、俺はソンミナを幸せに出来る男なのか、と。

幸福とは・・・どういうものなのだろう。
ソンミナ。
お前は俺のそばにいて幸せだと感じられるのか?

考えれば考えるほど恐怖心が俺を絡め取って行く。
ソンミナが俺の冷たい手を包み込むたびに、その熱に絆されそうになる。
俺は男で・・・お前も男で・・・。
そんなことはもうソンミナの中ではどうでもいい事になっているのだろうが、
俺はその浮かれた熱が一時のもので、もしその熱に浮かされたままその想いに応えれば、
最後はどうなってしまうのか・・・考えるのが怖かった。

俺はあいつが思うような男じゃない。
俺は・・・あいつを幸せに出来るような・・・。

そんなウジウジと悩む自分が嫌で、酒に頼るようになった。
トゥギヒョンが止めろというのを無視して、仕事の帰りになじみのバーに行っては意識がなくなるまで
酒を煽った。
こんな俺はやはり、あいつのそばに居れるような男じゃない。
そう思えば思うほど、酔っぱらって帰ってきて介抱するソンミナを憎らしく思えた。

誰が俺をみじめにさせてると思ってる。

そんな俺の自己中な考えがますますあいつを拒絶した。
俺は大人じゃない。
俺は、お前を守れるほど強くもない。
だから、ソンミナ。

そんな瞳で・・・俺を見るな。


けれども、遠ざければ遠ざけるほど、あいつとの距離が離れるほど、逆に俺の中であいつへの想いが
募っていく。
縋りついてくる手を振り払い背を向けたのは俺だったのに、苦しくてたまらない。
俺を求めるその内なる声に聞こえない振りをし続け、あいつの笑顔を見てみない振りをし続ける。
そんな日々のどこに幸せがあるというのだろう。

幸せとは・・・・。
俺にとっての幸せとは・・・。


酒を煽り、意識を失えば、あいつが俺を救いに来てくれる。
小さなその手を差し伸べて、俺を導いてくれる。

「ヒョン・・・カンイニヒョン・・・」

朦朧とする俺の耳朶が震える。
俺のそばに傅き、俺だけを見つめるその瞳をいつしか俺は欲していた。

ほんの一瞬だけ、あいつの顔が見たい。
無意識に今まで遠ざけていたあいつの部屋の前でふらふらなまま立っていると、
気配を察したのかソンミナが扉を開けた。

「ヒョン・・・!ど・・・どうしたの・・・」

俺はよろよろと部屋に入ると、そのまま仰向けに倒れて大の字になった。
ベットに這い上がる気力もなく、ただ寝転がるしか出来ない俺を
呆れた顔で見下ろすソンミナに、そっと・・・手を差し伸べた。

「もう・・・アルコールはおしまいだよ」

ソンミナにミネラルウォーターを投げつけられ、
冷やりとした感覚が手に戻る。
熱くほてった体が急に冷やされていく。

「ありがとな」


珍しく感謝の言葉が出た。
もっと優しくしてやればよかった。
もっと話しをたくさんすればよかった。

遠ざけてようやく、後悔が俺を襲う。

お前の顔を見れただけで・・・十分だ。
また明日からお前のヒョンを演じられる。

そう思った時だった。


「いつまで・・・・すれ違ってれば・・・いいの?」

ぽつりと呟いた一言が、波紋のように広がっていく。
揺れる。
心が・・・揺れる。
揺らすな、ソンミナ。
俺の心を・・・・。

けれども、恋しい恋しいと見上げる黒い瞳が俺を誘う。
お前への気持ちを閉じ込めた俺の心に、その黒く濡れた双眸が少しずつ浸食してくる。

幸せとは・・・
幸福とは・・・・。

俺は観念した。
そうだ。
俺にとっての幸福は、ソンミナ。
お前だ。
その事実からあえて目を背けて遠ざけた俺を、許して・・・くれるか?
これ以上お前に溺れたくなくて足掻いていた俺を受け入れて・・・くれるか?


「ソンミナ・・・・俺のそばに・・・いてくれるか」
「・・・ヒョン」
「俺を許して・・・くれるか?」
「何・・・言ってるの。僕はずっと・・・ヒョンのものだったよ?だから・・・」
「ソンミナ・・・」

ソンミナの腕が俺の首にまきついてくる。
そして、近づいてくるソンミナの薄く開いた唇が俺を誘う。

「ね・・・キスして?」
「ソンミナ」
「ヒョンだけしか・・・見えないように。僕がヒョンのものだって・・・味あわせて?」

俺はソンミナの唇にそっと自分の唇を押しあてて、
熱い吐息と酒の匂いを二人で分かち合う。

「愛してる・・・・愛してる、ソンミナ」
「カンイニヒョン・・・僕も・・・愛してるよ」

狂おしいほどの愛でお前を幸せにしてやろう。
そうだ。
俺はお前という存在があってこそ幸福になれるんだ。
お前の全てが俺の幸せだとするのなら。
俺は全身全霊を捧げてお前を守り、幸せにする。

だから、ソンミナ・・・。






Kangin Side fin



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Comment

ぶりん says... "カンミ――――――――――――――――ン!!!"
待ってたー!大阪から半月ずっと待ってたー(笑)←
カンミンが読みたかったんだようようよう。

胸きゅんだった・・・。

(ノД`。)

ミンくんもカンインも
幸せになれて良かった!
ううぅ・・・
2013.12.03 00:14 | URL | #YM16R1CM [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013.12.03 01:22 | | # [edit]
saorin says... "涙腺が・・・"
初めまして、saorinといいます。
コラボ作品とっても素敵です。
カンインの葛藤がもどかしくも、切なくて、、、、
Lastのhappy endがなんか官能的(ノ∀\*)
ソンミンの「やっと手に入れた・・・・」って熱い吐息混じりの声が聞こえそうな
(深読みすみません)
本当にお二人共素敵な作品で♡
upして頂いてありがとうございます!!!
2013.12.03 23:16 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013.12.04 09:51 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: カンミ――――――――――――――――ン!!!"
ぶりりん>>

 かんみーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!
 だったよ。
 うふふ。
 胸キュンしてもらえて嬉しいわ―!
 カンミンでこんなに歓迎されたら、カンイニヒョンも嬉しかろう・・・・。
 ありがとう。
2014.01.16 23:06 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 'わあああああ♡"
鍵コメPさん>>

 待っててくれましたか―!
 ありがとおおぉお。
 カンミンは別バラなんですね。良かった良かった。
 カンイン男前だよね。そしてあの包容力・・・オタオタしなさそうww
2014.01.20 09:05 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 涙腺が・・・"
saorinさん>>

 初めまして~☆ 
 コメントありあとうございます!なのにこんなにもお返事が遅れてごめんなさいでございます。
 初!コラボでしたので、素敵と言ってもらえてとっても嬉しいです。
 カンミンはこういうなんか葛藤が似合うのでついついと・・・。
 幸せ満杯なカンミンも今度は書いてあげたいと思います。

 またいつでも遊びに来てくださいね~♪
2014.01.20 09:06 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
鍵コメいさん>>

 ミン君、もうマジかわゆす!ですよね♡
 あれから見れるようになりましたか・・・・?
 こんな遅い返事ですみません。
 もしまだのようならDMください~。
2014.01.20 09:07 | URL | #- [edit]
☆ニア☆ says... ""
ハッピーエンドなカンミン!
嬉しい(≧∇≦)

キュミンもヘミンも
可愛くてもどこかヒョンなミンくん

けどカンミンは
本当に全部カンインに甘える
ミンくんで
凄く萌えます❤️
2014.10.12 19:51 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
ニアさん>>

 カンミンでもハッピーエンドでかけた!ヨカッターw
 どうもカンミンは切ない感じに書いてしまうので、らぶらぶにまでたどり着けないのです。
 私が書いているミン受けでミンクンが年下なのはカンミンだけなので、やっぱ甘えさせられるし
 わがままも言わせられるんですよね~。
 でも、らぶらぶじゃないというw
 いつからぶらぶしてあげたいなぁ。

2015.10.17 21:57 | URL | #- [edit]

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