Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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もうひとつの雨やどり*4

あくる日。
テギョンは午後からぽっかりと予定が空いた。

午前中事務所へ4人で寄り、その後シヌとジェルミはラジオの収録があってそのままラジオ局へ行ってしまった。
残されたテギョンとミナムは、どこへ行くあてもないので事務所の車で合宿所へと戻った。

「どこかお昼ご飯でも食べてきたら良かったですかね?」

合宿所へ着いてからミナムが言うと、テギョンはぎろっとミナムを睨みつけた。

「なんですか・・。おなかすいたなって思って・・・」
「そういうことは、早くいえ。」

合宿所へ戻っても、ご飯が自動的に出てくるわけではない。
すっかり、合宿所へ戻れば昼時になることを忘れていたのだ。
ミナムとでも、ご飯を食べるのもたまに良いかと思ったが、これからまた出かけるのが億劫だ。

「おい、ミナム。何か作れ」
「え・・!?私がですか?」

突然のご指名にミナムは目を丸くしてテギョンを見たが、本気のようだ。
冗談で・・・と言いそうだったが、そんなこと言ったら余計に怒られそうだ。
ミナムは、外出着から着替えて台所へ立ち、冷蔵庫の中をのぞいてみる。

「何か・・・ありそうで、何もないわ・・・」

いつもミジャが管理している冷蔵庫。
ここ数日ミジャが不在にしているので、冷蔵庫の中がとっても寂しくなっている。
それなのに、何か作れと無理難題をテギョンに課せられ、ミナムは冷蔵庫の前で唸ってしまった。
テギョンも普段着に着替え、唸るミナムの後ろからやや空の冷蔵庫をのぞき見た。

「見事に何もないな・・・」
「でも、お腹がすいたので何か食べなくては・・・」

うんうん唸るミナムの背後から、テギョンはいつも飲んでいる水を取り出そうとした時、
丁度ミナムの髪の毛が自分の顔の付近にあった。
ふわっとミナムの匂いがした。
今日は、あの時嗅いだシヌと同じシャンプーの香りではないようだ。

兄貴ヒョンニム・・・。
うどんとお粥、どっちが良いですか?」

ミナムの中でメニューが決まったのだろう。
ミナムが振り返ると、丁度そこにテギョンの顔が近くにあった。

「きゃあ!」

まさか目の前にテギョンがいるとも思わず、ミナムは大声をあげてしまった。

「ミナム・・・お前、俺をなんだと思ってる!」
「あの・・・まさかそこにいるとは・・・」
「俺を見て、化け物を見たみたいに悲鳴を上げるな」
「す・・・すみません・・・」

ミナムは腰を直角に曲げ謝りながら、後ずさりし、そのまま消えてしまいたいぐらいだったが、
とりあえず昼食を作らねばならない。
何度もテギョンに謝りながら、昼食の準備に取り掛かった。

「死ななければなんでも良い」

テギョンがつぶやいた。
その言葉が聞こえたのかどうかわからないが、ミナムはテギョンのアレルギーを考え、
アレルゲンがないであろううどんを作りだした。

「これなら、きっと兄貴ヒョンニムも食べれるわ」

うどんを煮込んでいる間、テギョンは雑誌を読んでいた。
ミナムは煮込みうどんにつきっきりになっており、相手をしてもらえそうにない。
自分がインタビューを受けた雑誌が先ほど送られてきたので、それをぱらぱらとめくる。

「あの・・・」

ミナムが、おずおずと話しかけてきた。
うどんが出来たようだ。
ミナムは熱々のうどんをテギョンの前に出した。

「お前にしては、上出来じゃないか?」

にやりと笑い、ミナムの作ったうどんを食べる。
テギョンが自分の作った料理をおいしいとほめてくれた。
それだけで、ミナムは天にも昇りそうなほど嬉しかった。
ミナムもテギョンの隣でうどんをすする。
ちょっと薄味だったかな?と思ったが、テギョンの口に合ったようだ。

「口に合って良かったです」

心底思いながら、安堵する。
そんなミナムにフンと鼻を鳴らしながら、テギョンはうどんを食べ終えた。


うどんを食べ終え、テギョンはリビングのソファーに座り雑誌の続きを読んでいた。
後片付けの終わったミナムは、テレビを見ようと思ったのだが、テギョンが雑誌をよんでいるのを見て、
リモコンに伸ばしていた手をひっこめた。

「うるさいって言われるかしら・・・」

もじもじしながらテギョンの近くに座り、何度もリモコンに手を伸ばしてはひっこめ、テギョンをちらちらと見る。
テギョンはそのミナムの動作を見ていたが、特別何も言わず雑誌から目を離さなかった。
「チッ・・」
先に根負けしたのはテギョンだった。
「良いぞ、見ても」
「え?何がですか」
「お前なぁ・・・テレビが見たいんだろ?」
「わかりました?」
「わからないわけがない。手を出したりひっこめたり、嫌でも目に入る。うざうざしい」

テギョンに睨まれてミナムは首をすくめたが、許可を得たのでテレビのリモコンを手に取りスイッチを入れた。
大きな画面いっぱいに映像が映し出される。
テレビは見たかったが、これと言ってみたい番組があるわけではなかった。
ミナムは音量を下げてから、チャンネルを変えてみてみるが、見たいような番組は入っていなかった。
それでも、テレビが見たいと言った手前何か見ないと、ますますテギョンの口がとがるだろう。
適当にチャンネルを合わせると、バラエティ番組が始まったのでそれを見ることにした。
アン社長がこれからバラエティにも・・・などと言っていたが、兄が帰ってきてからなのか、
自分が出るのかわからないが、今後の参考にしようと思った。

「ミナム。安心しろ。お前はバラエティに出ない」

雑誌を読みながら、バラエティ番組を真剣にみるミナムに呆れた様子で話しかけた。
「え?」
この人、なぜ私の考えてることがわかるのかしら・・・と、ミナムは驚きのあまりすぐ声が出なかった。
「お前の考えていることなんかお見通しだ。」
フンと鼻を鳴らす。
「でも、アン社長がバラエティにって・・・」
「だからといって、お前が出るわけじゃない。本当のミナムが帰ってきてからだ。」
「そう・・・なんですか・・・」
「お前が心配することはない。カムバックと同時に忙しくなるが、その頃には兄貴が帰ってきてるだろう」
テギョンにはミナムを安心させるような言い方だったのだが、ミナムにとっては自分はいらないと突き放されたような
言い方に聞こえ、がっくりと肩を落としてしまった。
「そう・・・そうですよね・・・」

もうその頃、私はミナムではなくて、ミニョに戻っていて、もう皆に会うこともなくなっている・・・。

しゅんとするミナムを横目で見ながら、励ましたつもりがなぜ肩を落としているのかテギョンにはわからず、眉をひそめた。
小さくため息をつくのが聞こえ、ますますテギョンには理解できない。
ここで、どうしたと聞くのも自分らしくないと思い、テギョンは軽く咳払いをして雑誌を読んでいるふりをした。
ミナムはしゅんとしたまま、まだテレビを見続けた。
バラエティ番組では嫌な思い出があるテギョンなので、普段見ることがない。
それにテギョンは元々テレビを見ないので、今どんな番組があってどんなCMが流れているか知らなかった。
唯一、自分たちの出ているCMはチェックしているが、それ以外は見る気もなかった。

「あ・・・」

ミナムの声が聞こえ、テギョンは雑誌から顔をあげた。
丁度CMになっており、ミナムは食い入るようにそのCMを見ている。
髪の長い女優が出ている、なんてことないシャンプーのCMだ。
少し高級感を出したシャンプーなのだろう。
ボトルも普通のシャンプーと違う容器だし、出ている女優もトップクラスの女優だった。

「なんだ?」
「これ・・・」

そう言ってる間に、違うCMへ変わってしまった。
「今の、CMのシャンプー・・・。シヌ兄貴が使ってるシャンプーなんです。」
「は?」
テギョンはイマイチ何をミナムが言わんとしているのかわからず、思わずミナムの顔をまじまじと見てしまった。
それに対し、ミナムは真剣な表情でテギョンを見つめ返してくる。
「とっても良い香りがするんです」
「そ・・・そうか・・・」
「はい。シヌ兄貴のシャンプーって、女の人も使ってるんですね」
「・・・は?」

ミナムは笑顔を浮かべていた。
テギョンはわけがわからず、顔をしかめる。
互いの思いがなかなか伝わらない。
やっぱり先にしびれを切らしたのはテギョンだった。

「ミナム・・・意味が通じるように話をしろ」

午後からたっぷり時間はある。
テギョンはわけのわからない話をするミナムに付き合うことになった。

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Comment

よこち says... "シャンプー"
シャンプーの事が気がかりだったテギョン!
色々聞けるチャンスですよね~。
どんなふうに聞きだすのでしょう。
時間はタップリあるみたいだからイジメないで
聞いてあげてね(^-^)
2011.05.15 20:04 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: シャンプー"
よこちさん>>
 コメントありがとうございます♪
 うちのテギョン、へたれなんで突っ込んだとこまで聞けるかどうかww
 がんばってもらいますわ~。
2011.05.15 22:00 | URL | #- [edit]

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