Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もうひとつの雨やどり*5

「それで?何がどうしたって?」
腕を組んでソファーに座り、じろりとミナムを横目で見る。


テギョンはわけのわからない話をするミナムに徹底的に付き合うつもりだった。
わけのわからない話、わけのわからないざわついた自分の感情・・・。
それが少しでも晴れて、曲作りに専念したかった。
今のような雑念だらけでは、曲を作れないどころか夜も気分よく眠れない。

一方のミナムは、軽い気持ちで言ったのに尋問のような問いかけに気持ちが萎縮していた。
なぜこんなにテギョンはおっかない顔をしているのか、ミナムには思い当たる節がなかった。

シャンプーの話をしただけなのに・・・なんか大事になっちゃったわ・・・・。

などど、声に出しては言えない。
ミナムは、さぁ言ってみろ!と踏ん反り返っているテギョンを前に何をどう言っていいのか頭が真っ白になって
なかなか話を進められなかった。
あれから時計は全く進んでいない。
他の二人は当分帰ってこない。
このテギョンと午後の時間を過ごさなければならないのが憂鬱で仕方がなく、ミナムはまたがっくりと肩を落とした。

「それで!?」

と、なかなか言いださないミナムにいらついたテギョンは大声を出した。
ミナムの体がびくっと反応し、「はい!」という返事とともに立ち上がって過剰な返事をしてしまった。
視線をテギョンに落とすと、ものすごい仏頂面で自分を見上げている・・・。

「あの・・・ですから・・・シヌ兄貴のシャンプーが先ほどのシャンプーで・・・」
「それはわかった。」
「あの・・・今まで使っていたシャンプーを3人で使ってたんですが、すっごく髪の毛がごわごわしまして・・・」
「ごわごわ?」
「はい・・・ごわごわです・・・・」

シヌとジェルミがどんなシャンプーを使っているか当然テギョンは知らない。
下の階にある浴室の石鹸のことまで把握する必要もないし、気にかけたこともない。
他人の髪がごわごわしようが臭かろうが、結局テギョンには何の関係もないからだ。
ミナムは髪のごわつきがどうしても気になった。
男として合宿所にいるからには、他のメンバーが使ってるシャンプーを当然使わなくてはいけないと思っていた。
シヌもジェルミもあまりシャンプーやリンス、そしてボディソープに気を使う方ではなかったようで、
どこにでも売っているものを使っていた。
しかし、ボディソープはどうにかなったが、シャンプーとリンスだけはミナムには合わず使えば使うほど髪が
固くなってくる。
レッスン場のシャワー室にあるシャンプーもそれに輪をかけて髪が固くなり、ミナムは心底困っていた。
短い髪ではあるけれど、元々は女の子だ。
それなりに髪に気を使っていた。
今のごわごわした髪に触るたび、だんだんと女である自分を失いかけて行くようでいたたまれない気持ちになってくる。

そんな時。
シヌが1本のシャンプーを渡してくれた。

「シヌ兄貴・・・これは?」
いかにも高級そうなパッケージのシャンプーはずっしりと重い。
ミナムは急にシャンプーを渡され首をかしげた。
「これ、俺が使ってるシャンプー。シャワー室にあるのは、どうも髪がごわついてね。
ミナムも良かったら使って?」
「え?良いんですか?」
「うん。でも、ジェルミには内緒だよ?」
まじまじとシャンプーのボトルを眺めるミナムの目前にシヌは顔を近づけた。
そして、小声で耳打ちする。

「二人だけの、内緒だよ?」

シヌの吐息がミナムの耳にかかり、こそばゆく、そして熱く感じ、思わず頬が朱に染まった。
それを見て、シヌはフッと笑い立ち去った。
その時のことをミナムは思い返すが、テギョンに全てを説明出来ず、ただシャンプーを貸してくれたと伝えた。
ジェルミに内緒だと言うことは、テギョンにも内緒にしていないといけないはずだったのに、
今更それを思い出し、ミナムはシヌとの約束をまた破ってしまったと後悔した。

「それで、シヌが使っていたから男用だと思っていたと。そういうことだな」
「はい・・・」

今の説明で、とりあえずテギョンは流れを理解してくれたようだ。
それまで使っていた頭がスカッとするシャンプーはそのままシャワー室に置いておき、
シヌに貸してもらったシャンプーは別な戸棚に置いておいた。
自分が使ったあとに、シヌも使っているのだろう。
だんだんと量が減っていき、ボトルが軽くなってきた。
それで、この前ジェルミにシヌの髪が良い匂いがすると言われてもミナムは何も言えなかった。

テギョンは、CMを思い出した。
髪の長い女優の出ていたCM。
決して男性用のシャンプーではない。
ミナムのために、わざわざ用意したのか・・・・。

よくシヌはミナムの髪をなでていた。
よくやったと褒めるたびに、ミナムに触れるシヌを今更に思い出す。
テギョンは、チッと舌打ちした。
自分の中のざわめいた気持ちがなくなるかと思いきや、さらにざわめきが強くなる。
一通り説明を終えて、テギョンの理解を得られたと満足そうな顔をして隣に座っているミナムが憎らしく思え、
口をとがらせながら、睨みつける。
しかし、ミナムはきょとんとした顔をする。

何か気に触るようなこと言いましたか?

と、言いたいのだろう。
口応えをしたら怒られると思うのか、ミナムはちらちらとテギョンを見るだけだった。


関連記事
スポンサーサイト

Comment

あきんちょりん says... "ばーくしょう!"
うふ。まさかこーんな裏があったとは!
シヌの企み最高!
同じ匂いに包まれて幸せ一杯のシヌが浮かびます。
そして、テギョンのリアクションが最高!!
シヌの細やかな心配りに辞0んとして、こっそり喜んでいるシヌにも、やきもち焼いているテギョンにもキュンキュンです。
このお話もとーっても、楽しいです♪
2011.05.17 19:59 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: ばーくしょう!"
あきんちょりんさん>>
 コメントありがとうございます★
 そうなんです・・・裏があって、前のコメントですきっとしたお返事出来なくてごめんなさい。
 でも、気に入っていただけて嬉しいです。
 ネタ切れになってきたので、そろそろミナムは女だと解禁しなくちゃ・・・v-40
 各話、時系列がばらばらな予定がそれなりに微妙に続いてるような感じになってきちゃってて
 困ったもんですわ~ん!
 また読みに来てくださいね~★
2011.05.17 22:32 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。