Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

Delicious  (ヘミン)







Delicious




今俺は、なぜかソンミニヒョンと向かい合って焼肉を食べている。
どういうきっかけでここに二人でいるのかわからないけど、焼肉を食べているのは事実だ。
確か、腹ペコで宿舎に帰ったら誰もいなくて、下を覗いたらヒョンがいて。

「行こうか」
「行こう」

わけもなく、そんな流れになって今ここにいる。

「美味しい?」
「美味しいよ?」

ジュージューと肉から立ち上る食欲をそそる良い匂いと、そして煙の向こうでソンミニヒョンが真剣な顔をして
肉を焼いて食べている。
俺はまるで付き合いたての彼氏のように、美味しい?なんて気遣ってみちゃってる。
美味しいなんて聞くだけ野暮なのに、無言に耐えらずぎこちない空気を追い払いたいような俺の態度に
ソンミニヒョンが呆れた顔をしてみせた。

「何・・・?なんで緊張した顔してんの?」
「いや・・・なんとなく?って俺全然緊張してないし。自然体だし」
「へ~」
「へ~って・・・全然信用してないよね」
「うん。」

実際俺は不思議と緊張していて、肉が目の前にあるっていうのになかなか箸をつけれない。
どんどん焼かれていく肉はどんどんソンミニヒョンの口に入って行く。

「食べたら?美味しいよ?どっか食べに行こうって誘ったの・・・ドンヘじゃん」
「や・・・そうなんだけど。」
「どうしたの?どっか具合悪いの?」
「や・・・違う・・・」

なんだ。なんだ、俺。
ヒョンと滅多に二人にならないし、こうして食事に来ることなんてないから・・・緊張してんの?
いっつもはヒョクや・・・リョウクや・・・誰かが一緒にいて、二人きりなんて・・・あんまないから・・・。
でも、だからって緊張する必要なんてないし。
俺、どうしたってんだ。

「食べなよ。」

肉をサンチュで巻きながらヒョンがじっと俺を見てる。
肉の脂でちょっとつやつやしてるヒョンの唇が俺のすぐ目の前にあった。

「食べてるし」
「食べてないし」

俺の口調をマネしてヒョンは拗ねて口をとがらせた。
こういう仕草するから年上だとか男だとか・・・あんま見えないんだよね。
実際は誰よりもヒョンで男っぽいんだけど・・・。

緊張し慣れてきたのか、腹がぐぅとなった。
やっぱ食べないということは出来なくて、俺はそろそろと肉に箸をつけた。
途端に電話がなる。
なんだよ、このタイミングで誰だよ・・・。
と、液晶を見るとヒョクからだった。

「電話でしょ?出ないの?」

誰かと一緒に居る時に電話がかかってきた時、こうして目の前で電話を取るのってちょっと苦手で。
せっかく一緒に居るのに、誰かの相手をするのが申し訳ない気持ちになる。
それは電話の相手にも同じで。
出るかどうか迷っているとヒョンが出たら?と気を使ってくれたから、ヒョクからの電話を取った。

「おう、どうした?え?今?いや・・・家に・・・いるし。え?なんか騒がしいって?
テレビの音じゃない?とにかく用事がないから切るから。え?あんだって?わかったよ、また明日な」

なんて適当にヒョクとしゃべってヒョンを見ると、ヒョンはすっごく・・・不思議そうな顔をしていた。
え?俺なんかマズイ事言ってたかな。

「なんで・・・嘘つくの」
「え?嘘?」
「だってここ家じゃないし。焼肉屋だし。ヒョクになんで嘘つくの」
「・・・や。その・・・」
「何。俺と一緒にいるの知られたくないの?」
「や・・・そういうことじゃなくて・・・」
「ヒョク以外の人とご飯食べたらダメって言われてるの?だから嘘つくの?」
「だ・・だから、違う・・・」

と、弁解しようとしたら今度はヒョンの電話がなったので、どうぞ、と薦めるとヒョンはむっつりした顔のまま
電話を取った。

「キュヒョン?え?今?友達といるけど・・・なんかあった?え?あの本?あれキュヒョンの段ボールに入ってるはずだよ。
いい加減段ボール空けなよ。もう少しで帰るって・・・。うん。わかった。じゃあ。」

澄ました顔で電話を切ったヒョンに俺はここぞとばかりに突っ込んだ。

「なんで友達って言うの」
「嘘じゃない」
「なんで俺と一緒にいるって言わないの」
「言う必要ないから」
「帰ったらキュヒョンにでも叱られるの?だから俺と一緒にいるって言わないの?」
「キュヒョンは関係ない」
「だったらキュヒョンに俺といるって言って」
「じゃあ、ヒョクに家じゃないって言って」

堂々巡りで・・・なんだか単なる痴話喧嘩?になってきてて、俺はむしゃむしゃと肉を食べてもう
出ようと思った。
そしたら、ヒョンだってキュヒョンの元へ帰れるわけだし。
俺といるって言えないわけだし。

「ドンヘ」
「何さ」
「そんな・・・急いで食べないでよ。ゆっくり食べなよ」
「だって、キュヒョンのとこに戻りたいんでしょ」
「ヒョクのとこに早く帰りたいんでしょ?」
「ち・・・違うって」
「じゃあ、俺だって違うんだから、せっかく二人だし・・・ゆっくり食べようよ」
「わ・・・わかった」

その後、俺たちは本当にゆっくり時間を過ごして、他愛もない話しで盛り上がって・・・。
ヒョクの事も、キュヒョンの事も、頭に一切浮かんでこなかった。
俺は目の前にいるヒョンとの会話を楽しんだ。
ヒョンも・・・そうだったかな?
結局ヒョンがおごってくれて、俺はお腹も心も満たされた。

「また・・・来ようね」
「今度は俺がおごるから」
「楽しみにしてるよ?」
「うん。いいよ」
「今度はさ・・・ヒョクにちゃんと言ってね」
「ヒョンだってキュヒョンに言ってよ?」
「だから、キュヒョンは関係ないんだって」
「俺だってヒョクは・・・」

って、またさっきと同じことで揉め始めて、俺たちはなんだか可笑しくなって大笑いした。
ヒョクにはさ・・・ちょっと秘密にしたかったんだ。
ヒョンと二人でどこかにいるってこと。
俺だってヒョンと二人でどっかに行けるって・・・自信を持ちたくて、でもそれを言うのはなんか違うくて。
決してヒョクに悪いからとかそういう気持じゃないの・・・きっと、ヒョクならわかってくれる。
それに。
ヒョンだって、同じだと思うんだ。

「じゃあかえろ。今日は宿舎に帰るんでしょ?」
「うん。」
「タクシー・・・捕まるかな」
「ね。ヒョン」
「ん~?」
「ちょっと・・・ぎゅってしてみても良い?」
「え?」
「ぎゅって・・・」

なんだか急に名残惜しくなってきて。
タクシーを探すヒョンの腕をとって、俺は路地裏に連れ込んだ。
そして、ぎゅっと・・・ヒョンを抱き締めると、焼肉の匂いに混ざってヒョンのつけてるボディローションの匂いがした。

「もう・・・どうしたの?甘えてんの?」
「そ・・・甘えてんの」
「たまに・・・良いよ。甘えて」
「ホント?」

そう言われて、俺はもっとぎゅっと強く抱きしめる。
ヒョンの腕が俺の背中に回る。
男同士で抱き合って、はたから見たらきっとバカみたいだけど、なんだか俺はすごく幸せな気分になった。

「ついでに・・・キスして良い?」
「は?」
「今日のお礼に・・・」
「や・・・ちょ・・・ど・・・どうしたの、ドンヘ」
「なんか・・・よくわかんないんだけど・・・」

ホント、俺よくわかんない。
なんでこんなこと言いだしてんのか、どうしてこんなことしたいと思うのか。
でも、考えても仕方ないから、俺は思うままにヒョンのつやつやした唇にキスをした。
最初は抵抗していたヒョンだけど・・・俺を受け入れてくれるように、薄く唇を開けてくれた。
すかさず俺はヒョンの中に舌を入れて、ヒョンの舌を探す。
焼肉の味と・・・いろんな味が混ざって・・・なんだか・・・どうにも止まらなくなって・・・。

「ちょ・・・ド・・・ドンヘ、ストップ。ちょっと待って!」
「や・・・ご・・・ごめん・・・」
「あのさ。あたってんだけど」
「え?」
「お前のが・・・」

そう言われるまで、俺のがね。
興奮してるって思ってなくて。ヒョンに当たってるなんて思いもしなくって。

「ご・・・ごめ!!!」
「もー!ドンヘ!お前、どうしちゃったのさ!」
「なんだろ?よくわかんない」
「バカドンヘ!」
「バカでも良いから・・・もう一回キスして良い?」
「やだって・・・言っても、するんでしょ?」
「うん。もちろん。」
「でも・・・この先は・・・ダメだよ?」
「ここでは・・・でしょ?」
「バカ・・・ドンヘ・・・」

俺はもう一度ヒョンに口付けを落す。
路地裏の薄暗くて暗い壁に寄り掛かったヒョンを誰にも取られないように、壁に押し付けて何度も何度もキスをした。
今夜だけ?
今夜・・・だけかな。
こうして二人・・・また来れたら・・・この先まで行けるかな。
ヒョンも・・・そう思う?

+END+




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Comment

ぶりん says... "朝からwwwww"
ごめん、ごめん。
携帯放置しててメールに気付かなかった。

朝から書いたってwww
マジか(笑)
ぎこちない二人の焼肉(*^^*)
こんなやり取りで、こんな食後だったなんて。
秘密な二人の関係はすすんじゃうのかしら♪
2014.04.11 18:04 | URL | #YM16R1CM [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.04.15 16:30 | | # [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.04.15 19:51 | | # [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 朝からwwwww"
ぶりりん>>

 ごめん。まだ4月・・・・wそして、今9月w

 朝からこんなの書いたらダメよねー。ダメダメ―。
 でも、朝だから書けるのよ。眠くないからねw
 あれから二人で食べに行ってんのかな―。
 もじゃヘアミン君と・・・・w
2014.09.21 00:39 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 初めまして"
鍵コメmさん>>

 初めまして!からかなりの月日が経ってしまいました。
 記事の掲載のお礼も出来ずに申し訳ありません。
 とても楽しく拝見させていただきました。
 またぜひ、遊びにいらしてくださいね!

2014.09.21 00:42 | URL | #- [edit]

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