Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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夏祭り *7 (キュミン)









夏祭り *7




たくさんの人にぶつかり、謝りながら祭り会場を僕らは駆け抜けた。
怒声を上げながら同じように僕らを追ってくる男たちとの差は開いているようで開いていない。
ちょっと油断をして足を緩めれば捕まってしまうだろう。
僕らは手と手を取り合って、駆け落ちするかのように逃げるカップルのようだ。
不意に、僕は笑いがこみあげてきた。

「笑ってる場合じゃありません!早く走ってください!」

キュヒョンが僕の笑い声を聞いて、眉をしかめる。
笑えば笑うだけ速度が落ちるからだ。

「ご・・・ごめん。なんかおかしくって・・・」
「笑ってもいいですけど、走ってください」
「わ・・・わかってるって・・・アハハ!」

可笑しい。
追いつかれたら僕らはボコボコどころか、足腰立たない様に嬲られて病院送りになるっていうのに、
可笑しくて可笑しくて笑いがこみあげてきて止まらない。
それでも、走らなければいけなくて、キュヒョンに引っ張られながら僕は悪漢から逃れるために
必死に走った。
お祭り会場を抜けて普通の市街地に出ると、キュヒョンは僕をビルとビルの合間に連れ込んだ。
そして、キュヒョンは制服の上着を脱いで、白いシャツを露わにさせると、いきなり僕に
抱きついてきた。

「わ!ちょっと!何すんの!」
「しばらくの・・・辛抱ですから」

僕を隠すように抱きついて、背を道路に向ける。
悪漢たちは黒い学生服の二人を追っているはずで、今の僕らは白い服を着た男に抱きつかれてるカップルだ。
キュヒョンの思惑通り、男たちはどこだどこだと言いながら、僕らの隠れているビルを通り過ぎて行く。
はぁはぁとキュヒョンと僕の息遣いが薄暗いビルの隙間に響いていた。
あれだけ走ったのだから、これだけ息が上がるのは当然だ。
キュヒョンに抱かれているせいで、彼の激しい鼓動が嫌でも聞こえてくる。
きっと僕の胸の音も・・・キュヒョンに聞かれてるんだと思う。
仕方ない、仕方ないってなぜか言い訳をしながら僕はキュヒョンに抱きつき、腕を背中にまわしていた。
キュヒョンに強く抱きしめられて身動きが取れなくて苦しいはずなのに、それをもっと苦しくするように
僕もキュヒョンを強く抱きしめる。
無愛想で、挨拶一つ出来ない後輩のキュヒョン。
そんなヤツに抱きしめられているって言うのに、僕は不覚にも抱かれて心地良いって・・・思ってしまったんだ。
ドキドキと・・僕の胸が高鳴っている。
この胸の高鳴りをキュヒョンに聞かれたくなくて、キュヒョンから離れようとしたけれども、
さらに身動きが取れない様に力を込められた。

「まだ・・・動いてはいけません。もう少し・・・。そんなに遠くに行ってないかもしれないですし、戻ってくるかも
しれないですし・・・」
「う・・・うん・・・」

キュヒョンの声が僕の耳元で聞こえた。
時折かかるわずかな吐息に僕の体がビクリと反応してしまう。

逃げたい。
キュヒョンから、逃げたい。
でも、このままでいたい。

そんな葛藤が僕に襲いかかる。
それは、きっとキュヒョンの声をこんな間近で聞いてしまったからだ。
甘く囁くような、まるで・・・小夜啼鳥が人間になって歌えばこんな声なんだろうと思えるような美声が僕の耳を
くすぐる。
彼の歌声なんて聞いたことがないけれど、きっと彼の歌を聞けば誰もが心を奪われるのではないかと・・・僕は思った。

「ごめん・・・・」

僕は謝った。
なぜか謝りたくなった。
先輩なのにこんな目に合わせて、そして守ってもらって・・・不甲斐ない自分が情けない。
けれども、キュヒョンはそうは思っていないようだった。

「こちらこそ・・・すみません。危険な目に合わせてしまって」

と、逆に謝られてしまった。
そして、僕の体はいつの間にか壁に押し付けられていた。
壁の冷たさが僕の背に伝わってくる。

「もう・・・離して。大丈夫だよ、きっと」
「ソンミニヒョン・・・」

ああ、ダメだよ。キュヒョン。
こんなところで・・・不用意に僕の名前を呼んじゃ。

今までだって名前を呼ばれていたはずなのに、この場の雰囲気のせいなのか、キュヒョンの声が
やけに色っぽくて、僕の胸はますますと高鳴ってしまう。
ふっと顔を上げると、キュヒョンが僕を見つめていた。

長いまつ毛の下の茶色い瞳は優しくて、僕は今までなぜ彼の瞳を見ていなかったのか・・・、
なぜもっと彼を知ろうとしなかったのか、そしてこれから彼に甘えても良いのかなんて・・・、
バカな気持ちになってしまった。
闇の中でもキュヒョンの瞳が美しく輝いていて、僕は真っ直ぐに見ていられなくて目を背けた。


「や・・・やだなぁ。もう大丈夫だよ。もう・・・追いかけてこないよ」

だから、離して。
キュヒョン。僕を離して・・・。

けれども、キュヒョンは僕をまた強く抱きしめた。
そして、耳元で言う。


「また追いかけてきても、俺があなたを守りますから」
「キュヒョン・・・」

その言葉の続きは言えなかった。
僕の唇は、それ以上何も言えない様に・・・キュヒョンに塞がれてしまったから。




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Comment

みゆずく says... "ぎゃーーーーーー!"
なに?
なになになになに?
暴漢もギュの仕込みwwwwかと思うくらい
発展してるじゃありませんかーーー!!
これは…ビルの隙間効果?www
いいぞギュ、どんどん行けーーー!
2014.06.27 09:36 | URL | #- [edit]
ぶりん says... "ちょwwww"
ビルの隙間効果ってナニ!wwwwwwwwwww↑
なにが引っかかってるんだか分からなくて
良く読んでツボにはまってもーた(笑)

ちょっと~~~~~~~♡
まっぴこさ~~~~~~~ん♡
ちゅーしてるじゃないのよう~~~~~♡
エロなし!ちゅーもなし!って言ったのにぃ
うそつきぃ~~~~~♡
走りながら大笑いするミンくん、かわいい♡
そして、機転の利くぎゅ、さすが!かっこいいわー。
至近距離で見詰め合う二人
そこ!カメラアップで!
つづき~~~~、つづきくれ~~~~~(ノД`。)
2014.06.27 10:10 | URL | #YM16R1CM [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: ぎゃーーーーーー!"
みゆごん>>

 ぎょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
 暴漢はぎゅの仕込じゃありません!!!!!!
 ビルの隙間効果のおかげで二人急接近♡
 
2014.12.27 00:01 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: ちょwwww"
ぶりりん>>


 すっかりぶりりんの呼び名が定番になっちゃったね。
 ぶりんちゃん
 ぶりりりりりりん。

 ちゅーしてるよ。
 してたっけ。
 えろはなしな方向だったんだよ。
 秋まつり・・・終わっちゃったね・・・。
2014.12.27 11:56 | URL | #- [edit]

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