Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夏祭り *8 (キュミン)






夏祭り *8



キュヒョンの舌が僕の口がわずかに開いた隙を見逃さずに、するりと入りこんできて僕の歯をゆっくりとなぞった。
それから軽く舌が絡んで来て、僕は拒否するためにキュヒョンから離れようと必死にもがいていた。
それに応えてくれて唇を離すのかと思ったのに、離すどころか僕の下唇を美味しそうに食んでいる。
ほんのそれだけの行為に僕の背筋はゾクゾクとしっぱなしで、不本意ながらに熱が下半身に集まってくるのがわかった。
ビルとビルの狭間の暗い路地裏で、後輩に抱きしめられ、そしてキスをされている僕って一体何なんだろう・・・。
キスがあまりにも気持ちが良くて、そのままなされるがままになってしまいそうな自分を律して、キュヒョンを突き飛ばした。

「ちょ・・・ちょっと!どういうこと?何やってんだよ!」

わざとらしく手の甲でキスされた口唇をこれでもかというぐらい拭ってみせる。
けれども、キュヒョンは動じないで僕を見ている。

「すみません・・・つい」
「つい・・・・??」
「あなたがキスして欲しいと言っているように聞こえたものですから・・・」
「はぁ?」
「なので、つい・・・キスをしてしまいました」
「なに・・・言ってんだよ!ついってなんだよ、ついって!」
「すみません。」
「キス・・・なんてひどい!」

僕はだんだんムキになってきてしまって、声を荒らげてしまった。
ビルの向こうの表通りは人がまだたくさんいて、もしかしたら先ほどの連中もまだうろついているかもしれない。
しっとキュヒョンが僕の口に人差し指を押し付けてきた。

「声が大きいです」
「って・・・今はそういう心配してる場合じゃ・・・」
「なんですか?高3にもなって、まだキスしたことないんですか?」
「は?」
「それで慌ててるんですか?」
「キュヒョン!!!!」

僕は頬を赤らめながらキュヒョンを睨みつけた。
そんなことキュヒョンに言われる筋合いなんてないし、聞く権利だってない。
僕が今まで誰とキスしてきたかなんて、今はそんなの関係なくて。
ただ、キュヒョンが僕にキスをしたという事実が問題なだけなんだ。
睨む僕からキュヒョンは視線を外し、にぎわう表通りへと目を向けた。

「そろそろ行きましょうか」
「話しはまだ終わってない!」

この場から去ろうとするキュヒョンの腕を掴んで僕の方へ顔を向けさせたけど、
勢いでまた僕の体はキュヒョンの腕の中へすっぽりとはまってしまっていた。

「話しはお終いにしましょう」
「な・・・なんで!全然話してないじゃないか!」

と、抗議する僕にキュヒョンがふっと笑ってもう一度キスをする。
今度は長い長い・・・腰がくだけてしまいそうな深い口付けだった。
ようやく離してもらって息も絶え絶えな僕にキュヒョンが言う。

「こんなキスをする意味・・・わかりませんか?
「そ・・・そんなの、わかるもんか!」

僕はキュヒョンを突き飛ばして走り出した。
とにかく、もうキュヒョンとは一緒に居たくない。
わけのわからない気持ちに翻弄されるのはまっぴらだ。

キスの意味?
そんなのわかるもんか。
いたずら?好奇心?
どんなことをキュヒョンが思ってようと言葉に出してくれなきゃわからない。
僕はめちゃくちゃに走って、祭りの音が聞こえなくなる場所まで逃げた。
明日また部活でキュヒョンと顔を合わせるだろう。
だけど、キュヒョンは何事もなかったという顔をして僕の前に座って絵を描くはずだ。
今日のことはきっと・・・祭りの熱気がそうさせただけで、他意なんてあるわけないんだ。

苦しくなってきたから、僕は走るのをやめて歩き出した。
夜空はとっても綺麗なのに、僕の心はちぃとも綺麗になりゃしない。
そんな綺麗な夜空を見上げてため息をついた時だった。

「ヒョン!」

キュヒョンの声が聞こえた。
振り返ると・・・汗を流し、息を切らせて走ってくるキュヒョンの姿があった。

「キュ・・キュヒョン」
「いがいと足・・速いんですね」
「それって褒めてんの?けなしてんの?」
「両方です」

ハァハァ言いながらも憎まれ口をたたくのを忘れない彼に呆れたけれど、
汗をかいてまで追ってきたことに対して少なからず感動してしまっていた。

「な・・・なんだよ。なんか用?」
「ソンミニヒョン」
「何?」
「好きです」

想定外の言葉に僕は開いた口がふさがらなかった。
好き?
好きって・・・どういう好き?
どういう・・・意味?

ぐるぐる考えているとキュヒョンは僕の瞳を真っ直ぐに見ながらもう一度言った。

「好きなんです」
「あ・・あの、それって・・・」
「どうもこうも他に意味はありません。好きなんですから」
「や・・・あのね・・・その・・・」
「俺の恋人になってください」

戸惑う僕を抱き締めてキュヒョンが耳元で言う。

「好きです。ソンミニヒョン。さっきのキスの意味・・・これでわかってもらえましたか」
「わ・・・わか・・・・」

首を横に振る僕の頬をキュヒョンの大きくて綺麗な手が包み込む。
そして、ゆっくりと・・・顔を近づけてきて、僕にキスをする。
駄々っ子を大人しくさせるためのキャンディのような甘い甘いキス・・・。
一日にこんなにキスをされたのは生まれて初めてだ。
だからって・・・僕は・・・・。

「ごめん。少し・・・考えさせて・・・」
「ヒョン・・・」
「だって、僕はお前のこと何も知らないし。恋人って言ったって僕ら男同士だし。」

そう。僕らは男同士だ。
ただの部活の先輩と後輩で・・・今日はお祭りを見に来ただけだったじゃないか。
それなのに、急にこんなこと言われても困るよ。

「待ってますから」
「キュヒョン・・・」
「あなたの心が俺に向いてくれるまで待ってます」
「・・・向かないかもしれない」
「いえ。向きます。あなたは俺のことを好きになるはずです」
「意味・・・わかんない」
「わからなくても良いです。俺は待つだけですから」

僕はよろよろとキュヒョンから離れて歩き出した。
僕の家は・・・もうすぐだ。
キュヒョンは僕を引きとめることをしなかった。
花火がどんどんと後ろでなっているのが聞こえる。
振り返ると、キュヒョンが大輪の花火の下で僕を見つめているのが見えた。
好きだと・・・言ってくれたキュヒョン。
僕はその想いにどう応えていいのか・・・わからなかった。




関連記事
スポンサーサイト

Comment

みゆずく says... "せつねー…"
とうとう告白…
でも、やっぱ切ないキュミンなのね~
もうミンくん本能に従っちゃえ!…って思ったけど
そう簡単にはいかないのがキュミンだよね♡
がっつり拒否しきれないミンと
いい感じに押し引きしてるギュが
イイヨイイヨ~\(^^)/
2014.07.20 10:46 | URL | #- [edit]
ぶりん says... "あ"
言ったwww

高1なのに、キスがうまいぎゅ…
君の中学時代から語ろうか…(笑)
高1だよね??って1話まで見に行っちゃったじゃないかw

やっぱりぎゅは、ミンくんのことが好きだから
チョコバナナ食べてるミンくんがいたたまれなかったんだね…。
どんだけ妄想してるんだ、チョギュヒョン。
はっ!うまいキスも妄想の賜物か!?

「お話し書いてくるから、待ってて!!」
って言って、9時に寝たというまっぴ…。
わたしが帰って来てその言葉を聞いたのは9時だ。
一文字も書いてないっつーことか!ヽ(`Д´#)ノ

…と思ったが、キスのうまいぎゅに免じて許そう♪←

続き待ってるよー♡
2014.07.20 14:54 | URL | #YM16R1CM [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: せつねー…"
みゆごん>>

 とうとう告白!したんだね。
 半年前のワタシ、グッジョブ!
 この微妙な二人の続き書きたいんだけどねぇ。
 もう賞味期限切れ?そんなことない?
 冬まつり書いてもいいかなw
2014.12.27 13:06 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: あ"
ぶりんさん>>

 あ。
 なんかぶりんさんって書くと歯がゆいですね。
 はずかしー!
 高1でもキス旨いんだよ。
 毎日妄想してっからw自主錬だ。
 
2014.12.27 13:08 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。