Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

夏祭り *9 (完)







完結です!
皆さんありがとうございました★



夏祭り *9 (完)



もやもやしたまま朝を迎えて寝不足で登校した。
バスの揺れが気持ち良くて何度も違う世界に連れていかれていて、でも、バスには
僕らの学校の生徒ばかりが乗っているから寝過ごしても誰かが起こしてくれると甘く考えていた。
ハッと気がつけば学校をとうに通り越していて、学生は誰も乗っていなかった。
そんなに熟睡していたつもりなんてなかったのに・・・。

「お目覚めですか」

寝過ごしたと慌てて立ち上がった僕の隣で声がした。
見下ろすとそこにはキュヒョンがいる。
若干呆れた顔で僕を見上げていた。

「キュヒョン・・・」
「何度も声をかけて起こしましたよ。
でも全然起きないんですもん」
「うそだ・・・」
「うそじゃありません。バスにも都合ってものがあるので、起きないあなたを待つわけにも
いきませんから・・・」
「ここ・・・どこ?」
「もう少しで終点です」

その言葉を聞いて僕は、はーっと長い溜息をついた。
下校のバスは学校が始発のもあるけれど、登校のバスは学校からかなり離れた場所が終点だ。
もう走ってもホームルームには間にあわない。
1時間目にも間にあわない時間で、必死に科目は何だったか思い出す。
思い出したところで、間にあうわけがないからどうにもならないのだけど・・・。

「あきらめましょう」

すんなりとキュヒョンが言う。
確かに諦めなきゃいけないし、寝てしまった僕が悪い。
そして、僕が遅刻なら、一緒にいるキュヒョンも同じだと・・・今更気がついた。
バスから降りて、一人途方にくれていたけれど、キュヒョンはまだ一年生だ。
上級生の僕がしっかりしてないといけなかったのに・・・。


「ごめん」
「何がです」
「僕のせいで・・・遅刻させちゃって」
「ああ・・・」

謝る僕にキュヒョンはたいしたことでもないというように、平然とした顔をしていた。

「気にしないでください」
「気にするよ・・・。僕のせいで遅刻させちゃったわけだし・・・」
「じゃあ、付き合って下さい」
「はぁ?」
「なんて・・・うそです」

キュヒョンが表情を崩さずに言うから、本気なのか冗談なのかイマイチわからない。
昨日の今日だから余計に真意がわからない。
学校へ行く方向のバスはこの先1時間ぐらい来ない。

「歩きますか」

と、キュヒョンが聞いてくる。

「それとも、1時間待ちますか」
「歩いたら・・・どれぐらいかかるかな」
「さぁ。40分か・・・50分か・・・1時間か・・・。待ってる時間と同じぐらいかもしれませんね」
「キュヒョンはどうしたいの?」
「お任せします」
「あのね・・・」
「あなたの気持ちに従います」

やけにその言葉を真剣な顔をして言うから、僕は逆にどうしていいかわからなくなった。
僕の一言でキュヒョンの行動や意思を決められるというのなら、下手なことを言えないわけで。
そんな僕の気持ちを見抜いたのか、キュヒョンが困った顔をした。

「こういうのはダメなんですね」
「どういうの」
「いえ・・・なんでもありません。
じゃあ、歩きましょう。バスを待つより健康的ですし」

と、キュヒョンは言うとすぐに学校へ向かって歩き始めた。
その後ろを僕はのろのろとついて行く。
キュヒョンの背中が大きく見える。
彼は僕よりも二つも年下なのに。
僕が彼をリードしなくちゃいけないのに・・・。
そう考えると何も決められない、出来ない自分が情けなくなってきて背中が縮こまってしまう。
とぼとぼ歩く僕に、キュヒョンが振り返って立ち止まり、すっと手を差し伸べてきた。
祭りの会場と同じように、僕はその手を握った。
祭りに言ったのは昨日の出来事だったのに、もう何年も前のような気がしていて、
こうして手を繋いで歩くのも、当たり前のような気がしていて・・・なんとも言えない不思議な気持ちを
味わいながら、僕らはゆっくりと学校へ向かって歩いていた。
学校までの道のりを二人で他愛もない話しをして歩き続ける。
本が好きな事、漫画やゲームが好きで、サッカー部のチャンミンと友達だということをぽつりぽつりと話してくれる。
そんな彼の話しに頷いていると、あっという間に学校が見えてきた。
そろそろ、この手を離さなきゃいけないと思うと・・・なんだか寂しかった。

「ヒョン」
「んー?」
「昨日の・・・話しなんですけど」
「あ・・・ああ。うん」
「あれ・・・冗談じゃないですから」
「・・・うん」
「本気・・・ですから」
「・・・うん」

繋いだ手がわずかに震えている。
精一杯の勇気をもってキュヒョンが伝えている言葉にウソや偽りがないのがわかる。
だから僕も・・・それに応えなくてはいけない。


「キュヒョン」
「はい」
「今は・・・昨日も言った通りお前のことわからないし、付き合うって気持ちになれないし・・・。
そもそもやっぱり僕ら男同士だし。だから・・・上手く言えないけど・・・・」
「はい」
「だからね。いきなり恋人って言うんじゃなくてね」
「はい」
「友達になったらどうかなって・・・思うんだ」
「・・・はい」
「僕ら部活の先輩と後輩でしょ?そうじゃなくて、友達になってたくさん・・・話ししたらどうかなって」
「友達から始めるわけですね?」
「う・・・うん。まぁ・・・そういうこと・・・かな」
「わかりました」

あっさりと言われて拍子抜けしたけれど、今は一番この答えがベストだと思った。
キュヒョンのことは嫌いじゃない・
だけど、じゃあ好きかって言われると・・・よくわからないけど・・・今は素直に頷けない自分が居て。
きっと・・・もっとたくさん話しをして、彼のことをわかるようになれば、もしかしたら彼の望む関係に
なるかもしれないし、ならないかもしれない。
僕らは男同士だということも歯止めをかけている一因ではあるけれど・・・キュヒョンは気にならないのかな。

僕の話しが終わるのと同時にキュヒョンが手を離した。
2時間目を伝える学校のチャイムが聞こえてくる。

「もう・・・そろそろ行かなきゃ」
「はい」
「今日部活出るの?」
「そのつもりです」
「ふぅん。じゃあ・・・またあとでね」
「はい」

玄関に入って下駄箱で僕らは別れた。
僕は3年の教室がある3階へ。
彼は1年の教室がある1階へ。
じゃあね、とキュヒョンに背を向けて数歩歩いた時だった。
キュヒョンに背中から優しく抱きしめられて歩みを止められた。
僕は慌てて周りに誰も居ないのを確認してからキュヒョンをにらんだ。

「こ・・・こらっ!学内だろ!」
「友達としてのバックハグです」
「キュヒョン!」
「放課後まで待ち切れなくて、つい」
「あのね・・・」
「すみません。でも、良いですよね?友達ですから」
「キュヒョン!!!」

呆れる僕を残して、キュヒョンは1年の廊下へと消えて行った。
とんでもないヤツと・・・友達になっちゃったな。と思いつつ、それが嫌じゃない自分に気が付く。

今日僕らは友達になった。
これからたくさん話しをしようよ、キュヒョン。
僕と君だけの話しをしようよ。
時間はたくさんある。
ね。キュヒョン。
まだまだ僕らは始まったばかりなんだから。


+END+




てことで、一応続く予定は未定です・・・・。
秋までにはどうにか!!!

皆さん、ジッタリンジンって知ってますか?
夏祭りはホワイトベリーの方が有名かもしれませんが、元々はジッタリンジンが
歌ってたのです。
アニーとか好きだったよー。
ってホント古い話題ですみません・・・。




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Comment

ぶりん says... "うん"
古いね!(笑)

完結おつかれさまでした~!
夏の間に終わって良かった…w
いやじゃないミンくんは、もう恋が始まってるよね♡
今後の二人も楽しみ。
毎日じーっと観察したいわ。

ん?続きが後の祭り?
ぎゅは、どうしてミンくんを好きになったのか
気になる…♡
当然、その後も気になるけどさ!
ってことで、前夜祭と後夜祭。





2014.07.21 20:58 | URL | #YM16R1CM [edit]
みゆずく says... "祝!完結!"
まぴさま
ありがとうございました!
完結しちゃった…
ちょっと寂しいなり…←
でも二人は
これから始まるんだよね♡
秋になったら
ミンの気持ちも傾いてることを
心からお祈りしてます(^人^)

友達としてのバックハグってwww
ギュの言い訳が可愛かったです♡
次のお話も待ってます~(^-^)/
2014.07.21 21:01 | URL | #- [edit]
めぃ says... ""
ジッタリン・ジン、すきです。

このお話のふたりもとても好きです。

続き、楽しみにしています♪
2014.07.24 20:32 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: うん"
ぶりりいっりりん>>


 ジッタリンジン、古いか。
 らりるれーりらりるれーりらりるれーりるー。
 だーりんらむねーをかってーてきてー

 は。うたちゃッ田じゃないか。

 前夜祭と後夜祭。
 そんなことも言ってたね。
 もう遅いかな。
 てか、半年前のワタシよ。どんな前夜祭と後夜祭を考えてたのか教えてくりょ。

 なんか覚えてない?ぶりりん。
2014.12.27 13:11 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: 祝!完結!"
みゆごん>>

 最後までお付き合いいただいてありがとう。 
 なんとか完結出来て良かったよー。
 この二人、これから進む予定なのにここで足踏みしちゃってるよwwwww
 秋が終わってもう冬だよー。
 冬まつりがんばる・・・・。うん。
2014.12.27 13:15 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
めぃさん>>

 せっかくコメントいただいたのに、返事が大変!!!!!遅くなってしまってごめんなさい。
 ジッタリンジンお好きですか!
 それは嬉しい~♪
 懐かしいなぁ。

 このお話の二人も進歩させてあげたいなぁ。
 コメントありがとうございましたー!
2014.12.27 13:19 | URL | #- [edit]

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