Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

カフェ・オ・レの恋人 *7 (キュミン)

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カフェ・オ・レの恋人 *7 


「いらっしゃいませ」
「カフェオレ一つ」

翌日もキュヒョンはカフェに来た。
そして、いつもと同じカフェオレを頼んで窓際の席に座る。
ウンジももう見慣れてしまって、キュヒョンに興味をもつのを辞めてしまった。
アイドルも見慣れると普通の人に見えてきますね、とウンジが言う。
多分、ここにいるから普通の人に見えているだけで・・・きっと、カメラの前に立てばアイドルになると思う。

「噂では、明日退院見たいですよ」
「そう・・・なんだ」
「術後の経過が良くて、もうソウルの病院へ転院しても大丈夫みたいですよ。
あっという間でしたね。」
「そうだね・・・あっという間だったね」

ぼうっと外を眺めるキュヒョンの背中を僕は見つめた。
明日で退院ならば、今日で・・・最後だろう。
明日カフェには来るかもしれない。
けれど、僕の元へはもう・・・来ない。


悲しい気持ちと、終わりが見えた清々しさが交互する。
キュヒョンは終わりを口にしないけれど、それは僕に対する優しさなのだろうと思う。
そっと静かに離れるのを彼は望んでいるんだろう。

仕事が終わると、彼は病院の玄関に立って僕を待っていた。

「待った?」
「今来たとこ」
「キュヒョナ・・・」
「ん?」
「あの・・・今日は・・・僕の部屋じゃなくて、どこか食べに行かない?」
「いいよ。どこかある?」
「うん。近くにイタリアンがあって・・・」
「じゃあ、そこに行こう」

最後の晩餐じゃないけれど、最後ぐらい美味しいものを食べさせてあげたい。
僕の部屋に直接来るようになってから、多分ろくなものを食べてないんじゃないかと思う。
職場の近くのイタリアンでお腹いっぱい美味しいものを食べて、僕の部屋へと戻った。

そのまままたキュヒョンが僕を欲したけれど、僕は少し戸惑ってしまった。
そんな僕の変化にキュヒョンがそっと抱きしめながら聞いてくる。

「どうしたの」
「キュヒョナ・・・」
「何かあった?」
「もう・・・明日から・・・」
「ああ・・・知っていた?」
「ごめん・・・僕・・・」
「今日言おうと思ってた。今日俺も聞いたばかりだったから。少し予定より早くよくなってくれて。
命に別状があるわけじゃなくて・・・ヘルニアの手術だったんだけどね」
「そう・・・」
「それでもやっぱり心配で・・・ミニが居たから、俺は平静で居られたと思う。」
「キュヒョナ・・・」
「俺一人だったら・・・心が壊れていたかもしれない」
「うん・・・」
「ミニには迷惑だったかもしれないね」
「そんなこと・・・ないよ」

お母さんのことが心配で、一人で居たくない時に僕が現れた。
誰かとなりに居れば僕じゃなくても良かった・・・んだろうか。

「でも・・・終わりにはしない」
「え?」
「ミニとは離れない」
「キュヒョナ・・・」
「ソウルからここまで近いんだから・・・いつでも来れる」
「でも・・・君は・・・」
「言わないで。俺は俺。肩書きのない俺をミニだけは見て欲しい」
「うん・・・」
「愛してる。ミニ。愛してる」
「キュヒョナ・・・僕もだよ」

本当の言葉だと信じたい。
ソウルへ帰っても、また戻って来てくれると・・・信じたい。
だけれども、僕は・・・。


******



「いらっしゃいませ」

キュヒョンのお母さんが退院する日で、カフェに来るのもこれが最後だ。
僕はいつものようにカフェオレと、最後のサービスで彼の好きそうなケーキを出した。

「いいの?」
「内緒だよ」

キュヒョンが小さな声で聞いてくるので、僕はしーっと人差し指を口に当てる。
ウンジは今日出番ではなくて、最後にキュヒョンに会えないのを悲しがっていた。
いつものように窓際の席に座る彼の姿を見るのも今日で・・・最後か。
明日からはアイドルに戻るキュヒョン。
どんな生活なんだろう、アイドルって・・・。

「美味しかった。ありがとう」

キュヒョンが初めて帰る間際に声をかけてきた。
いつ帰っているのかわからなかったのに・・・やっぱり今日が最後だから・・・だね。
僕はにっこりと笑って、小さく手を振った。

「またね」

と声をかけると、キュヒョンは僕に向かって口をパクパクさせた。

「あ・い・し・て・る」

そう、彼は呟いてくれた。
それからサングラスをわずかにずらしてウインクをしてみせる。
昨日のうちに僕らは連絡先の交換をした。
LINEのアプリをインストールしてキュヒョンのIDを入れる。
電話番号だけではなくて、彼は住んでいる住所も教えてくれた。

「いつか・・・ソウルに呼びたい」

彼は僕の目を真っ直ぐに見つめながらそう言ってくれた。
一緒に住もう。
ソウルに来て欲しい。
どこまで本気かわからないから、僕は曖昧に頷いて返事をした。

・・・ソウルへ戻れば夢が醒めちゃうよ、キュヒョナ。

キュヒョンはそのまま病院へと向かっていった。
お母さんを迎えに行くんだろう。
もう・・・会えないね。
バイバイ、キュヒョン。

キュヒョンの背中に僕は小さく呟いた。




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Comment

みゆずく says... "あああああ…"
別れちゃった…
お別れしちゃった……

ここからの展開が
読めない…
ハッピーエンドなのか
バッドエンドなのか
超どんでん返しなのかww
ミンがやけに覚めてるのが気になる…

毎日ありがとう♡
明日ももちろん楽しみだ~^^
2015.05.29 00:10 | URL | #- [edit]
ぶりん says... "うんうん"
今後の展開ね
まぴこだからね
きっと一筋縄ではいかないよねー
うんうん。
もう、騙されないもんね。
でも、読めないんだよねwwwww
ハードルあげとこう♡
けけけ…。

キュヒョンが自分のこといろいろ教えてくれて
嬉しいわ。
本気で愛してるんだよね。
愛人じゃ、ないよね…。
2015.05.29 02:07 | URL | #YM16R1CM [edit]

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