Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Rising Sun (ユンジェ) *1






Rising Sun  *1


「ジェジュン!」

と、声をかけられ振り返るとそこには同期入社した総務課のユノがいた。
その隣には社内で一番の美女と呼ばれている秘書課のイ・スヨンが笑顔で立っている。
ユノとスヨンは付き合っているらしいと社内でも噂になっているほどで、それが事実だと
いわんばかりに二人で昼食を食べに出かけていた。
その日も昼食に出かける途中で、ジェジュンに気がついたユノが声をかけたようだった。

「久しぶりだな」
「そうだね」

同じ社内にいても、1階の会計課に所属しているジェジュンと2階の総務課の
ユノとはなかなか会うことがない。
同期といえども課が違えば顔をあわす頻度も少ない。
あえて会いに行くか、このようにばったりと出会わない限り、久しぶりだといわれても
仕方のないことだった。

会社の同期の前は、大学の同級生だった。
住んでいる場所が当時は近かったため、共に課題をこなし、大学の4年間はユノと
ほぼ生活を共にしていたといっても過言ではなかった。
縁があって同じ会社に就職した後も、大学のころと同じようにとまではいかないが、
二人の友情は続いていた。

お互いの目を見ただけでその日の体調や調子がわかる。
それは4年間ずっと一緒にいたからこそわかることで、二人がこうして
あっても言葉を交わさなくても良かった。

だから、ジェジュンに声をかけたユノはそれ以上何もいわずに立ち去った。
隣にいるスヨンが急ぐように急かしたせいもあるかもしれない。
甘ったるい香水をつけて、ユノの腕にみせびらかすように絡み付いていて、
それ以上二人でいるのを見たくなかったからちょうどよかったのだとジェジュンは
自分に言い聞かせる。
話したいことや聞いてほしいことがあれば、いつでもユノがかけつけてくれる。
それはわかっているけれど、当たり前のように隣にいるスヨンの存在がジェジュンを
躊躇させていた。

「たいしたことではないし」

そう、二人が立ち去る背中を見て、ジェジュンは一人ごちた。


***


「浮かない顔をしていたな。何かあった?」

その日の夜、ユノから電話がかかってきた。
ジェジュンは、電話口で苦笑した。

「何・・・俺、そんなひどい顔してた?」
「まぁ・・・。久しぶりだったっていうのもあるし・・・なんか言いたそうな顔?してたし」
「そう」
「お前も忙しいだろうけど・・・何かあったらいつでも言えよ?」
「うん」

ユノの声が近い。
電話だからだろうか。
久しぶりにこんなに長くユノの声を聞いて耳が熱くなる。
以前は毎日いやというほどユノの声を聞いていた。
会社に入ってから疎遠になったわけではないけれど、お互い学生のころのように
無邪気ではいられないし、頻繁に会えるわけでもない。
それに、いつまでもユノに甘えてはいられないという気概もあった。
ユノの隣には今スヨンがいる。
彼を煩わせてはいけない。
そんな気がしていた。

「仕事は順調か?
何かあったらいつでもいえよ」

そうユノは言って電話を切った。
今ユノの隣に誰かいるのだろうか。
もしかしたらスヨンがいるのではないか。

そんなことを考えると何もいえなかった。
昼に見た二人が幸せそうで、自分の少しの不幸をユノに伝えて彼の顔まで曇らせるような
ことを言いたくなかった。
自分が何か言えばユノは親身すぎるほど親身になって考えてくれるし、助けてくれる。

まだ。
まだだ。
まだ自分でなんとか出来るはず。

ジェジュンはユノの輝く笑顔を思い浮かべながら眠りにつく。
届いているはずの手紙が来ていないことや、部屋の中が少し変わっているように見えること。
どれもこれも全て気のせいで、平凡な日常は何も変わっていないとジェジュンは信じたかった。






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