Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

Rising Sun (ユンジェ) *2







Rising Sun  *2




係は違えど、席の斜め前にいる同僚キム・ジョンミンに社員食堂に行こうと声をかけられた。
いつも一人で自分の机の上で買ってきた弁当を広げて食べるぐらいだが、こうして同僚に声を
かけられることもしばしばあった。
安くて栄養価の高い定食を提供してくれる社員食堂は人気があり、いつも込み合っていた。
本当だったら人気の少ない場所でゆっくり昼を食べたかったが、断る理由も無く、
ジェジュンはジョンミンとともに社員食堂へと向かう。

「なんだよ、ジェジュン。最近浮かない顔してるのな」
「そう?」
「白い顔がいっそう白く見えるぜ」

道中、何気ない会話の中でジョンミンが心配そうに言ってきた。
昨日もユノにそういわれ、そんなに顔に出ているのかと逆に心配になる。
自分ではいつもと同じようにしているつもりなのだ。

「気のせいだよ」
「・・・ならいいけど。」

ジョンミンに笑顔を向けると少し安堵したような表情を浮かべた。
まだ何も始まっていないのに、杞憂な顔をすることもないのはわかっていた。
ジェジュンはジョンミンに聞こえない様に小さくため息をつく。
ため息をつくと幸せが逃げて行くと言ったのは誰だったか。
そんなことをぼんやり考えていると社員食堂についた。
着くなり、黄色い歓声がわずかに上がった。

「ジェジュン先輩・・・!」

女子の黄色い声の中に自分の名が上がる。
だから来たくなかったと顔をしかめるが、一緒に来たジョンミンはなぜか誇らしげな顔をしながら、
ジェジュンにプレートを渡す。

「相変わらず・・・人気があるな」
「気のせいだよ」

気のせいだと思いたい。
実際は、女子社員の視線が痛いぐらい注がれているのをジェジュン自身もわかっていた。
目立たない様に。
波風立てない様に。
そう生きているつもりだけれど、この容姿のせいでいつも女子に騒がれ、何かと
注目を浴びてしまう。
良い迷惑だ。
そっとしておいて欲しい。
そう言えるほど神経が図太くもなく、ただ笑って会釈するのが精一杯だった。

「今日は何にする?」
「今日は・・・A定かな」

ジェジュンより頻繁に食堂に通っているジョンミンが慣れた体でジェジュンを案内する。
食券を取り、定食の列に並ぶ。
なぜかジェジュンの並んだ後に長い列が出来ている。
キャーキャーと小さく騒ぐ年下の女性社員にむげにも出来ず、かと言って気の利いた言葉も
出ない。
話しかけてくる猛者がいなかったのは、ジョンミンがいたからだろうか。

「ジェジュン!ジョンミン!」

定食を受け取り、席を探していると名を呼ばれた。
こんなところで名前を呼ぶな・・・!とジェジュンが声のする方を見ると、そこにユノがいた。
1人で同じ定食を食べているユノの場所に丁度二人分の席があり、ジョンミンは助かった!と
真っ先にユノの前に座った。
ジョンミンも同じ同期で、三人ほどほどな距離感で付き合っている。
ユノとジェジュンが大学から一緒なのを知っていたし、だからと言って慣れ合わない二人に
好感を持っているようだった。

「助かったよ、ユノ。この混雑の中席探すの大変で・・・。ところで、今日一人?」
「一人。」
「へー」

と、ジョンミンは含みのある返答をした。
いつも隣にいるスヨンがいない。
どうしてと聞きたいジョンミンの意図を知りつつ、ユノは話をそらした。

「ジェジュン。今日久しぶりに飲みにでも行こうか」
「なんだよ!二人だけかよ。俺も誘えよ」
「お前はまた今度な。俺はジェジュンと二人で行きたいんだよ」
「内緒話か?」
「そんなんじゃない。どうだ、ジェジュン?」

突然ユノに話を振られ、ジェジュンは今日の予定を必死に思いだす。
締め日はまだ先だし、特に用事もない。
浮かない顔をしているせいで、ユノが気を使ってくれたのだろう。
申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちと・・・
ジェジュンは大丈夫、と短く返事をするとユノは場所はあとでメールをすると答えた。
そしてすぐさま立ち上がった。

「もう・・・行くの」
「食べ終わったから。夜、楽しみにしてるからな」

心細そうにジェジュンが言うと、ユノは笑って肩をたたいた。
いつもそう。
ジェジュンが心細そうにしていると、元気を出せとユノは肩を叩く。
ユノの元気をわけてくれるかのように。

「仲・・・良いのな」
「え?」
「ユノとジェジュン」
「普通だよ」
「同じ大学・・・だっけ」
「そう。それだけだよ・・・」
「へぇ」

ジョンミンがユノが居なくなると少し眉をしかめながら言った。
単なる感想なのだろうが、ジェジュンにはそれが少し不快だった。
ユノとジェジュンの関係は、人に詮索されても後ろめたいものはなく、実際ユノには
スヨンがいる。
自分だって女性に言い寄られて悪い気はしない。
それ以上ジョンミンの言葉の裏にあるものをジェジュンは考えない様にした。

「午後から仕事・・・だるいなぁ」
「そうだね。月末も近いし・・・今はまだ少しゆっくり出来るかな」

何気ない話をさらりとこなす。
黄色い歓声を上げていた子たちが、自分たちの会話を盗み聞きをしてもいいように、
当たり障りのない話をしていた。
ジョンミンはそうとは知らず自分のことを話しているのをジェジュンは頷くだけだった。


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