Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Rising Sun (ユンジェ) *9

Rising Sun *9



翌日、向かいの席に座るジョンミンは昨日告白をしたなんて素振りも全く見せず、
いつもと同じだった。
ジェジュンは答えを出さなければいけないのがわかっているが、あえて考えないようにしていた。
ジョンミンはすぐにでも答えが欲しいと思うが、そう簡単に答えられる問題でもない。
男同士、同僚・・・さまざまなことを考えると容易に答えられない。
それをわかっているからか、ジョンミンは至って平静な態度でジェジュンに接していた。

ユノは昼に現れなかった。
そうだ。それでいい。
ジェジュンは一人机の上で昼食をとりながら安堵する。
自分のせいで、ユノとスヨンが険悪になって欲しくないし、幸せになって欲しい。
携帯を見ると、メールの着信がまた山となっていた。
ブロックをしてもメールアドレスを変えて送りつけられてくるメールに疲れて、最近はブロックすることもなく、
日常業務のように送信されたメールを削除し続けている。
何が楽しくてメールを送ってくるのかジェジュンにはわからない。
こんなことをしても・・・なんの意味もないのがわからないのだろうか。
わからないから送ってくるのだろうが、ジェジュンはほとほと疲れ果てていた。

業務が終わり、まっすぐ家路につく。
誰かが後をつけて来ていたとしても、ドアチェーンをかけて部屋に入ってしまえば襲われる心配もない。
部屋のどこかにあるであろう盗聴器の存在も気にするのをやめたから、気にならなくなってきた。
自分の生活をのぞき見られても、困ることは何もない。
けれど、こんな生活をしているとジョンミンに言うべきだろうか。
ユノのように受け入れてはくれるだろうが、自分の背負っている重荷をいきなり預けてもいいのだろうか。
付き合うようになれば、自然とわかるかもしれない。
けれどジョンミンに迷惑をかけてしまうかもしれない。
それでもジョンミンは・・・。

ピンポンとチャイムが鳴った。
逸る心臓を抑えながらそっと玄関のドアに近寄りドアスコープを覗くと、そこにはユノの姿があり、
あわててジェジュンは扉を開けた。

「ユ・・・ユノ?」
「ジェジュン。話が・・・したい」
「話し?何・・・言ってるんだ、ユノ。うちに来てる場合じゃないだろう。スヨンさんのところに・・・」
「スヨンのこと・・・悪かった。」
「ユノ・・・」
「まさかお前に面と向かって言うなんて思わなかった。悪い」
「と・・・とりあえず、上がれよ。玄関先でなんだし」

これ以上玄関で話をされると、アパートじゅうに会話が聞こえてしまう。
人気のないアパートだけれども、住人はいるのだ。
それに誰がどう見てるかわからない。
ジェジュンはユノを招き入れた。
ユノの体が冷えてしまわないように、温かいコーヒーを淹れると狭い部屋の中が香ばしい香りでいっぱいになった。

「ユノ。俺のことは・・・もう気にしなくてもいい」
「ジェジュン・・・」
「前にも言ったけど、俺は自分でどうにかできるし・・・ユノは俺よりもスヨンさんを大事にするべきだ」
「そのこと・・・なんだが」
「俺・・・俺さ・・・」

ユノが近い。
小さなダイニングテーブルの向こうに座るユノのわずかにふせたまつ毛や、形の整った唇が・・・ジェジュンのすぐそばにある。
手を伸ばせばすべて触れる距離にあるのに、今のジェジュンには遠い。

ユノが発する前に、ジェジュンが言葉を続けた。

「俺・・・ジョンミンと・・・・付き合うことにしたんだ」
「どういう・・・ことだ」
「昨日さ・・・付き合おうって言われて・・・。それで・・・俺・・・」
「だから、どうしてそういうことになるんだよ」
「ユノ。俺・・・もう一人でいるのはつらい。お前にはスヨンさんがいる。
俺も誰かに・・・頼りたいんだ」
「だったら!!!」
「好き・・・・・・なんだ」
「ジェジュン・・・」
「好きなんだ・・・だから・・・・」

その言葉の先にいるのはジョンミンなのか、ユノなのか・・・。
ジェジュンはうつむいたまま、ユノの顔を見なかった。
・・・見なかったのではなく、見れなかった。
今ユノがどんな顔をして自分を見ているのか知るのが怖かった。

「本心か」
「うん・・・本心。だからさ。安心して。俺には・・・ジョンミンがいるから・・・」
「ジェジュン・・・」

気がつけば、ユノは部屋から居なくなっていた。
一口も口をつけなかったコーヒーがジェジュンの目の前にあった。
ユノはコーヒーが苦手だっただろうか。
ブラックでは飲まなかったのだろうか。
そんなことも思い出せないぐらい共に過ごした日々が遠い昔になってしまったのだろうか・・・。

ジェジュンの瞳から、涙がこぼれ落ちる。

「ユ・・・ユノ・・・・」

輝かしいユノの将来を汚してはいけない。
自分がそばに居ては、ユノは上には上がれない。
ジェジュンは枕に顔を押し付けた。
そうでもしないと、声が・・・漏れてしまう。
どこにあるかわからない盗聴器に自分の泣き声が聞かれてしまう恐れがあった。
ユノを想って泣いたと知られてしまえば、ユノに危害が加わるかもしれない。
そんな恐怖をユノに味あわせたくない一心で、だけれども、とめどなく落ちてくる涙をどうにも出来ず、
ジェジュンは一人枕に顔を埋め声を殺して泣いた。
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