Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

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Rising Sun (ユンジェ) *16

Rising Sun  *16


ユノは暗闇の中にいた。
そして、小さな泣き声を聞いた。

「だ・・・誰だ?」
「助けて・・・」
「ジェ・・・ジェジュンか?」
「ユノ・・・俺を許して・・・」
「何を・・・言ってる」
「俺はもう・・・行かなくてはいけないんだ」
「どこ・・・どこへ行こうとしてるんだ、ジェジュン」
「暗闇の底へ・・・日の当たることのない暗闇に俺は堕ちて行くんだ」
「何を・・・言ってるんだ」
「ユノ・・・俺と居たらお前まで一生日の目を見ることなく・・・永遠に暗黒の世界で生き続けなくてはいけない。
だから・・・ここでさよならだ」
「ジェジュン!!!」
「ごめん。今までありがとう・・」
「行くな!!!行かせない!ジェジュン!!!俺はお前を守ると・・・俺が一生お前を守ると!!!」
「ごめん・・・ユノ・・・・ごめん・・・」
「ジェジュン!!!ジェジュン・・・!!!!」


ハッと気がつき、ユノは飛び起きた。
腹の下に激痛が走り、眩しい光がユノを襲う。

「っつ・・・」
「ユノ!気がついた?もう大丈夫よ」
「か・・・母さん。一体・・・ここは・・・」
「病室よ。この年になって・・・心配かけないでちょうだい」

次第に目が慣れてくると、声の主が自分の母親だと気がついた。
心配そうに自分を見つめているが、一体何が起こって自分がどこに居るのかすぐにわからなかった。
しかし、病室だと言われ、あの時の光景を思い出した。

ジェジュンにナイフを持って飛びかかっていくジョンミンの前に立ち、自分は刺されたのだ。
薄れゆく意識の中で最後に見たジェジュンは泣いていた。
もう泣かせまいと・・・ジェジュンを守ると決めたはずだったのに、今想い出せるジェジュンの顔は泣き顔だった。

「母さん・・・ジェジュンは・・・」
「ジェジュン君なら毎日病室に通って来てくれてるわよ。奇麗な子ね」
「あ・・ああ。そう。」
「毎日申し訳ない申し訳ないって・・・。あなたが目を覚ましたと聞いたらきっと喜ぶわ。」
「そう。俺・・・一体どれぐらい眠っていたんだろう」
「丸2日・・・ずっと眠っていたのよ。目を覚まして良かったわ」

母親がホッとした顔を見せた。
あの夢のせいで、ユノはジェジュンにすぐにでも会いたくてたまらなかった。
母親同様ジェジュンを安心させたい。
早く会って・・・・お前のせいではないとジェジュンに言いたかった。


***

ユノが目を覚ましたと聞いてジェジュンは仕事が終わるとすぐに病院へとかけつけた。
けれども、病室へ着いたがジェジュンは扉を開けるのを躊躇した。
ユノがすぐそこにいる。
自分は会って・・・いいのだろうか。
ユノにあわせる顔が・・・あるのだろうか。

ジェジュンの携帯が鳴った。
病院の中にいるのを忘れてマナーモードにしていなかったせいで、廊下中に着信音が響いた。
慌てて電話をとると、ユノの声が聞こえた。

「ジェジュン?」
「ユノ・・・」
「遅いから・・・心配して電話をしたんだ」
「目が・・・覚めて良かった。」
「早く・・・お前に会いたい」
「ユノ・・・俺・・・」
「早く、扉を開けて中に入ってきてくれ、ジェジュン」
「知って・・」

ジェジュンは、ゆっくりと扉を開けた。
ベットで体を起こしながら電話で話すユノと目が合う。

「ジェジュン・・・遅い」
「ユ・・・・ユノ・・・・」

ジェジュンの瞼から涙が滲んでくる。
病衣を着たユノが痛々しく、直視できず近づくこともできなかった。
そんなジェジュンに業を煮やしたユノがベットから下りてこようとする。

「い・・・いたっ」
「ユノ!!動いたらだめだ」

刺された箇所を押さえ呻くユノに、ジェジュンは血相を変えて近寄った。
すぐさま、ユノがジェジュンを抱きしめる。

「ジェジュン・・・会いたかった」
「ユノ・・・・」
「目が覚めて、お前を守れてよかったと思った。
これからも・・・お前を守るから、遠くに行かないでくれ」
「ユノ・・・俺・・・」
「ジェジュン。お前を・・・愛している」

そっとユノはジェジュンに口づけを落とす。
それまで惑って揺れ動いていた心がユノの抱擁と口づけで鎮まってゆく。

傍に居ても良いのだろうか。
許されるのだろうか。
・・・いや、許してほしい。
自分にはユノが必要なのだ。
ユノを・・・愛しているから。

「ユノ・・・ユノ・・・・」
「ジェジュン。退院したら、一緒に住もう。もうお前を一人寂しい部屋に戻したくない。
ずっと傍に居たい」

ジェジュンの瞳から涙がこぼれおちる。
その涙をユノがそっと拭う。

「愛してる・・・ユノ」

ユノの唇が再びジェジュンに重なった。
そして、ジェジュンは初めて愛の意味を知った。
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