Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

ホシアイ *4 (キュミン)

ホシアイ *4


「すっかりと…世話になった」
「いえ。こちらこそ、久しぶりに人と話が出来て楽しかったです」
「それは…どういう?」
「ああ…いえ。普段は牛ばかり相手にしていますから、なかなか人と会う機会がないのです。
町へ降りればいいのでしょうが、牛たちが寂しがるので」
「そうですか…」
「ただの、出無精ですよ」

圭賢は、牛の話を本気にした晟皇子に慌てて訂正したが、その実、牛の世話で町へ降りる暇などないのだろう。
雨もやみ、これ以上圭賢の家に長居するわけにもいかず、晟皇子はなんとなく去りがたい気持ちを押さえて
王宮へ戻ることにした。

「また…来てもいいだろうか」
「いつでも、来てください。私は毎日牛とともにここに居ますから」

そういって、圭賢は手を差し出した。
その差し出された手を、晟皇子は握った。

「本気にする」
「本気にしても…いいですよ。」

圭賢が笑う。
晟皇子が真名を伝えた青年は、何も知らない顔で会話を続ける。
知らない方がいい。
正体を知れば、彼は自分の元から去っていくだろう。
そう思うと、なんとしてでも、身分を明かしてはならないと、晟皇子は決意する。
決して影法師たちにも…圭賢の存在を知られてはならない、と。
雨宿りをさせてもらった恩からだけではない。
なぜか、晟皇子は彼に惹かれていた。


***


「晟皇子!どちらへ行かれていたのですか!」

王宮へ戻るなり、東海に叱責を受けた。
王宮についてからすぐにいつもの服に着替たおかげで、下界へ降りていたと気づかれていないだろう。
素直に東海に謝り、すぐさま機を織った。

「一体全体、どちらへ…」
「ちょっと…書庫へ」
「書庫に行っても居ませんでしたよ」
「入れ違いだったのではないだろうか」
「晟皇子…何か隠し事をしてませんか」
「してない…」
「晟皇子は天帝の大事な皇子です。決して道を外されませぬよう…」
「道を外すって…なんだよ。東海。私はそんなこと…」

じっと、双眸を見る東海から晟皇子は目を背けた。
道を外すなと。
圭賢と会うことが道を外すということなのか、晟皇子にはわからない。
兄皇子だって、下界で親しい民がいると聞く。
自分にだって居てもいいのではないか…。

そんなことを口に出せるわけもなく、東海からただ目を背けることしかできなかった。
これでは、何かありましたと言わんばかりの態度だとは思うのだが。

「これから、どこか出かけるときは声をかけてください」
「…わかった」
「絶対ですよ?今日みたいに心配させないで下さいよ?」
「…わかった」

友達が出来たと東海に言えば、協力してくれるだろうか。
否、彼は許してくれないだろう。
銀赫も同じだ。
彼らは天帝から命じられて、傍にいるだけなのだから。
皇子として正しい行動をとるように、皇子としての役目を果たすようにつけられた監視役なのだ。
圭賢に会ってから思う。
今までは影法師の二人も友だと思っていた。
しかし、違うと。

「…会いたい」

なぜか、下界に住む彼に会いたくなった。
機を織り民の願いを聞きながら、圭賢の願いは何かと考える。
今のままの暮らしで十分だという彼は、何をしたら喜んでくれるだろうか。
圭賢は今何をしているだろう。
圭賢は何が欲しいのだろう。
そんなことばかり晟皇子は考えながら、機を織り続けた。

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Comment

☆ニア☆ says... ""
まぴこさん☆
お久しぶりです(≧∇≦)

うわぁ
このキュミン好き〜
なんか昔話みたいな
神話みたいな雰囲気が
凄くドキドキして引き込まれます
続き楽しみに待ってます♪♪

彦星と織姫
ギュとミン
めっちゃ楽しい!!
2016.07.16 15:13 | URL | #- [edit]

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