Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

snowy wish

院長先生・・・私の星が泣いています。
声をあげて泣いています。
私は、どうしたら良いのでしょうか・・・。

ミナムは、テギョンが泣いているのを初めて見た。
テギョンが・・・というより、男の人が泣いているところを見るのが初めてに近かった。
心の悲しみが、たくさんの涙と一緒にあふれ出て行く様をミナムはただただ見つめるしかなかった。
大粒の涙が、テギョンの頬を伝って落ちて行く。
真珠のような、美しい雫が一粒一粒生まれては消えて行く・・・。

その涙を、美しいと。
思ってはいけないけれど、美しい涙だとミナムは思った。
どんな宝石よりも美しい涙がこぼれ落ちて行く。
咽び泣くその肩を抱きしめてあげたい。
悲しみの涙をすくってあげたい。

ミナムが修道院に居た頃、院長先生が悲しむミナムをそっと抱きしめてくれた。
優しい声で名を呼び、そして魔法の言葉をかけてくれる。
「大丈夫よ、ジェンマ・・・。ゆっくり目を閉じてごらん。
そして、次に目を開けると悲しい気持ちは去っているから・・・」
ミナムはゆっくり目を開ける。
慈しむ瞳を向けている院長先生がいる。
しっかりとミナムを抱きしめてくれている、温かい手・・・。

「そうだわ。手・・・」

ミナムは、ふと。
自分の手に目を向けた。
いつも悲しいときには、院長先生の手があった。
悲しい気持ちを包んでくれる手。
抱きしめてくれる手。
そして、涙を受け止めてくれる手・・・。

そんな手が。
テギョンにもあったら。
彼の嘆き悲しむ心を温めてくれる手があれば・・・。

「院長先生。私も兄貴の手になれますか?」
そっと呟いてみる。

テギョンは涙をぬぐい、立ち上がった。
キッと顔をあげる。
もう、その瞳には涙が浮かんでいない。
ただ、まだまつ毛が濡れているだけだ。
悲しまない。
悲しい気持ちは、自分で押し殺す。
誰も、自分の気持ちに入りこませない。
そんな決意を秘めた瞳が正面をとらえていた。

ミナムは、テギョンの背を見送った。
悲しみを悲しみと思わず、嬉しさを嬉しさと思わないテギョンの孤独な心に胸が痛む。
自分の心を誰にも覗かせないように。
誰にも入りこまれないように、テギョンは立ち上がる。
たとえ、足がふらつき、心の奥底で助けを求めていたとしても、何度も自分で立ち上がって
きたのだろう。

支えてあげたい。

ミナムは、テギョンの背を見送りながら頬を伝う涙をぬぐった。
テギョンの手に、自分はなりたい。
今度、テギョンの頬に涙の雫が流れ落ちた時。
それを救う手でありたい。
そして、抱きしめてあげる手になりたい・・・。

ぎゅっと自分の手を固く握りしめた。
ミナムは、テギョンの姿が小さくなるまでずっとその後ろ姿を眺めていた。


END
関連記事
スポンサーサイト

Comment

もぐもぐら says... ""
わぁぃ~更新だぁ♪嬉しいです。
あの時のテギョンさん・・・本当に悲しそうでしたね。
独りで耐えて悲しい気持ちを押し殺して。
早くミニョとシカマル★まぴこさんの手で癒してあげてくださいね。

その後水疱瘡の経過はいかがですか(^^)
ボツボツの跡が残らないといいね。
2011.05.30 11:17 | URL | #- [edit]
シカマル★まぴこ says... "Re: タイトルなし"
もぐもぐらさん>>
 コメントいつもありがとうございます。とっても嬉しいです。
 水疱瘡でうなされてた間、全く何も思いつかず・・・。
 思いついたのは、やはり私はマニアック路線な話しを書き進んでいこう!ということでしたww
 これからも、あまりらぶらぶな話しはないかもしれませんが、またぜひ読みに来てくださいね。
 それでも少しずつ、ミニョを出していこうかなって思ってます★

 水疱瘡、ようやくかさぶたになりました。
 顔のボツボツはまだ出っぱなし・・。
 いつ引っこんでくれることやら・・・。あーうー・・・。
2011.05.30 12:42 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する