Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

ホシアイ *5 (キュミン)

ホシアイ*5


晟皇子は、暇を見つけては下界へ降りるようになった。
何度も下へ降りるようになったおかげで、迷いもせず圭賢の家にたどり着いた。
最初は、借りた服を返しに。
次は、ごちそうになったお礼を持って…。
次第に、圭賢に会いに行くのに理由はいらなくなった。
他愛もない話をして、すぐ帰ることもあれば、圭賢の作った料理を一緒に食べて帰る時もある。
影法師の二人には、書庫へ行くと嘘をついて、王宮から抜け出していた。
もしかしたら、二人は気が付いているのかもしれないが、今のところ叱責を受けたりはしていない。
彼らは彼らで別の任務もあり、ずっと晟皇子についていることもないのが幸いしているのかもしれない。

晟皇子は、圭賢の手が好きだった。
細く長く…男性のそれとはまるで違う、どこか中性的な手。
牛を優しく撫でるように、自分も撫でて欲しい。
彼に撫でられると、どんな気持ちになるのだろう。
牛はとても幸せそうな顔をする。
きっと、自分も…。

「晟敏?」
「え?」
「牛がそんなに気になりますか?」
「あ…ごめん。ちょっと考え事」
「牛相手に?」
「いや…牛は幸せそうだなって」
「え?牛が?」
「うん…だって…圭賢に撫でられたり世話をされたりして嬉しそうな顔をしているから」
「ああ…そうでしょうか?」
「さっき撫でていた牛がそうだった。圭賢に撫でられた時、喜んでいたもの」

晟皇子が言い終わらないうちに、圭賢の手がそっと頭に置かれた。
何が起こったのかわからずに呆けている晟皇子の顔を圭賢は覗きこんだ。

「どうです?」
「…うん。」
「うん?」
「想像以上に…気持ちが良いものだな」
「はは…面白い人ですね」

圭賢に頭を撫でられ、晟皇子は言いようのない気持ちがわき起こった。
もっと…撫でてもらいたい。
もっと…触れてもらいたい。
しかし、晟皇子の願いは虚しく、圭賢の手は再び離れてしまった。

「もう…帰らないと」
「そうですか。またいつでも来てください」
「うん…」

帰り際、いつも圭賢は微笑む。
その頬笑みが自分にだけ向けられて欲しいと晟皇子は思う。

「最近の私は…願ってばかりだ」

帰りながら、晟皇子は一人ごちた。
圭賢にこうして欲しい、ああして欲しい…そんなことばかりを考えている。
駄目だ、そんなことでは。
と、頭を振り邪念を追い払おうとする。
けれど、王宮に戻るまで晟皇子の頭には圭賢の微笑む顔ばかりが思い浮かんだ。


***


「晟皇子!!!!」

王宮に戻ると、東海が仁王立ちで待っていた。
書庫へ行くと言ったきり戻らない皇子を心配して探していたのだろう。
下界へ降りている時間が長くなり、そろそろ書庫へ行っていたという言い訳が
厳しくなってきていた。

「東海…そんなおっかない顔しないで」
「あのですね!だから、どこへ行ってるんです」
「それは…書庫…」
「何度も行きました。」
「だよね…」
「怒らないから、本当のことを言ってください」
「言ったら怒るだろう」
「怒りませんて」
「いや…そういって、お前はいつも怒るもの」
「怒りません」
「怒る…」
「怒るようなことをしてるってことですか?」
「いや…そういうわけでは…。」
「じゃあ、言えますよね」

東海が晟皇子ににじり寄る。
背後には壁しかなくなった晟皇子を逃さないというように、東海は壁に手をついた。
東海と、晟皇子の距離がこれ以上ないところまで近づいている。

「顔…近い」
「教えてください。どこへ…行ってんですか」
「言いたくない」
「なんで」
「私にだって…お前に秘密の一つや二つ…」

壁に押し付けられ、晟皇子は東海から顔を背けるのが精一杯だった。
東海に耳元で囁かれ、むず痒いのを我慢しながら抵抗し続ける。

「秘密の一つや二つ?そんなに?」
「いや…それは例えで…」
「最近の晟皇子は…乾草の匂いがします」
「え…」
「ここではないどこかの匂いを…纏っていますね?」

動けない晟皇子の顔や髪を東海は丹念に匂いを嗅ぐ。
鼻息が晟皇子にかかり、思わず声をあげてしまった。

「や…!やめっ!」
「この匂いはどこで…つけてきてるんです?」
「お…教えるもんか…」
「良いですよ?教えなくても…あなたの後をつければわかることですから」
「そんなこと…許さない」
「随分…強気ですね」

東海は晟皇子の腕を掴み、さらに自分の体を押し付けた。
体と体が密着し、晟皇子は身動きすら取れなくなった。

「東海…!離れろっ」
「嫌です。こんな匂い…あなたらしくない」
「どんな匂いだろうと…私は私だ」
「…」

晟皇子がきつい視線を向けると、観念したのか東海は体を離した。
体に東海の体温が残る。
それ以上何も云わず、東海は晟皇子を部屋へと促した。

「東海…」
「すみませんでした。無礼なまねをしました」

謝りながらも、彼は皇子を見なかった。
東海が無礼に無礼を重ねても、晟皇子は責めることが出来ない。
自分の方が、罪を犯しているとわかっていたから。

関連記事
スポンサーサイト

Comment

☆ニア☆ says... ""
ドキドキします
ドキドキしましたーー\(//∇//)\

はぁ
どんちゃんにあんなに
詰め寄られた日には
全部言います
正直に話します!!

はぁはぁはぁ
興奮してしまった

わかってます
キュミン!これはキュミンです!!

どんへでドキドキしたのは
内緒で(≧∇≦)
2016.07.20 13:08 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する