Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

その声を覚えてる *6(キュミン)

その声を覚えてる *6(キュミン)


僕は結局彼の名前を最後まで知らないまま、彼と別れた…と思う。
気がつけば僕はもう家にいて、あの出来事が夢だったのではないかとさえ
思うほどだった。
あの出来事が現実だったと実感したのは、翌朝身体が重く、そして腰が痛くて立てないと
わかってからだ。
散々嬲られた僕の身体は悲鳴を上げてしまって、とてもじゃないけれど出勤出来るような状況じゃない。
情けないけれど…僕は仕事を休むことにした。
名前も素性ももちろん知らないあの彼ともう二度と逢うことはないだろう。
あの仮面バーに行ったところで、再び逢えるとは到底思えない。
それで良かったと思う。
もう一度、逢ってしまえば…僕は…。


休んだ翌日出勤すると、僕を心配したジョンシクが真っ先に近寄ってきた。
僕の顔を見て安堵したような表情を浮かべていて、昨日休んだことを心配させて
申し訳なく思った。

「ごめん…ソンミナ。なんか…大丈夫か?大変なことになったんじゃないかと思って
心配で…」
「ジョンシク、僕も連絡しないでごめん。何もなかったよ。大丈夫」

そう笑顔で応えると、彼はホッとしたのか、また行こうなと懲りずに誘ってくれた。
彼なりに僕に彼女を作ってあげたいと思ってのことだったんだろう。
だとしたら、もう少し…普通の場所に連れてってもらいたいと思ったのは内緒だ。

席に座ると、メモがたくさん置かれていた。
その中に、あちらからは絶対にかけてこない例のあの男の伝言メモが混ざっていて、
思わず目が丸くなった。

「せ…先輩…これ…」
「ああ、昨日電話来てたぞ?M社のチョ・ギュヒョン。休んでるって言ったら少し心配そうな
声出してたなぁ」
「心配…ですか」
「あれだけ毎日電話してたんだ。かかってこないとなると寂しいんだろうさ」
「…そういうものでしょうか?」

彼との電話は謝罪か叱責かのどちらかで、互いを思いやるような関係になるはずがない。
先輩がたまたま、そう思っただけだ。
休んだ分の仕事を片付けて、さて、宿敵チョ・ギュヒョンへ電話を…と思った矢先に、
彼から電話がかかってきた。
まだ消化できていない案件があって、正直声を聞くのが嫌だった。
まだ身体が本調子ではなくて、なるべく面倒くさいことからは逃げ出したかったのだけれども、
仕事だもの。
仕方がない。

「もしもし。イ・ソンミンです」
「ソンミンさん?昨日お休みしたんですってね。」
「はぁ…まぁ…」
「どうされたんです?」
「どうって…ちょっと体調を崩してしまって…」
「ちょっと…ねぇ」
「あのですね。僕…じゃなくて、私も体調がすぐれないこともありますし、そこに文句をつけられても・・」
「ああ、すみません。イ・ソンミンさん。これから時間ありますか?」
「え?時間ですか?」
「先日の件もありますし。会ってお話を聞くのが早いかと」
「え!本当ですか?ありがとうございます!これから伺います。どちらで待ち合わせたらよろしいでしょうか?」

僕は浮かれた。
面会を求めても拒否され続けていたチョ・ギュヒョンが!
どういう風の吹き回しだろう。
けれど、契約成立に一歩進んだことには違いない。
僕は急いで彼と約束したホテルのラウンジへと向かった。
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