Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

その声を覚えてる *7(キュミン)

その声を覚えてる *7(キュミン)


そこにはあの彼が座っていた。
ゆっくりとソファーに腰をかけ、上質なスーツに身を包んで、あの時の彼とは別人のような
佇まいだ。
けれど、見間違えるはずがない。
あの…彼だ。
僕が淫らに喘いで求めた…彼が座っている。
そして、そこはチョ・ギュヒョンが指定した席だった。
声をかけるのを躊躇してしまった。
会社から出てくる時、あんなに浮かれていたのに、今はもう恐れでしかない。
全く予想もしなかった事態が、僕に訪れようと…している。

「イ・ソンミンさん?」

そんな僕を無視して、チョ・ギュヒョンが振り返り立ち上がった。
紳士的な笑顔を浮かべて、すっと手を差し出してくる。

「初めまして。チョ・ギュヒョンです」
「は…初め…まして」

おどおどと彼の差し出す手を握ると、彼に強い力で握り返される。
そして、ソファーに座るように促された。

「あ…あの…」
「コーヒーでよろしいですか?」
「は…はい…」

僕は俯きながら答えた。
顔がまともに・・・・見れない。
どうしていいのか…わからない。

彼はどっしりとソファーに足を組んで座り、僕を見つめていた。
何か僕から言わなくてはいけないのだけれども、声が出てこない。
そんな僕を見かねてなのか、チョ・ギュヒョンが先に口を開いた。

「そんなに堅くならなくてもいいんじゃないですか?」
「あ…いえ…その…」
「俺はすぐ気付きましたよ」
「え?」
「気付かなかったんですか?」
「え?え?」

ど…どういう…こと?
僕は目を丸くしてチョ・ギュヒョンを見ると、彼は笑っていた。

「いつも電話で話しているのに…わからなかったんです?俺はあなたの声を聞いて、
すぐS社のイ・ソンミンさんだとわかりましたよ」
「だったら…なぜ言って…」
「自己紹介してないのに、名前を言われておかしいと思いませんでした?」
「おも…思いましたけど…酔っていて…」
「へぇ」
「すみません…チョ・ギュヒョンさん。僕…あなたに…」
「何を謝るんです?」
「え?何をって…」

改めて聞かれるとすごく困る。
でも謝らなければならないことを…僕はしたと思っていて。
そして、声を聞いてもわからなかったのが申し訳なくて…。
色々考えていると、何をどう説明していいのかわからなくなって僕はまた俯いてしまった。

「イ・ソンミンさん。」
「はい」
「ちょっと。」
「あ…あのっ…コーヒーが…」
「そんなの良いんです」

冴えない僕にいらついたのか、チョ・ギュヒョンは僕の手を無理やり掴むとどこかへと引っ張って行った。
頼んだコーヒーさえ僕は飲んでいない。
そして、僕をどこに連れて行こうとするんだろう…?

「ちょ…ちょっと!チョ・ギュヒョンさん!」

僕の問いにも彼は答えない。
彼に導かれるままに、僕はそのホテルのエレベーターに押しこまれて、そして扉が閉まるや否や、
口を塞がれた。

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