Sweet Holiday

SUPERJUNIOR、イケメンですねの二次小説を書いています。 隣国のパールサファイアブルーのお兄さんたちのFFサイトです。 ソンミンペンですので、ミン君総受けFFが多いです。 キュミン・ヘミン・カンミン・イェウクなどあります。 色んなCPは苦手・・・という方はご遠慮ください。 二次小説、FF、BLの意味がわからない方はご遠慮ください。全て自己責任でお願いします。

美味しいおにぎりが食べたくて (ヘギュ) *12

ぎゅが札幌に来てくれる!
ワーイワイ。
兄さんも来てほしかったなー。
いやいや。兄さんにはスパショ@札幌で会えるよねw
って夢のまた夢ですがな…。
スパショ札幌でいつかやってくれないかなぁ・・・。

そんなこんなで続きです。



美味しいおにぎりが食べたくて (ヘギュ) *12



学祭に向けて早めの準備をしてきたはずだけれども、アイドルの踊りをズブの素人が
歌って踊るには全然時間が足りない。
勉強をしつつ、歌を覚え、踊りを覚え、学祭の後に来るゲーム大会に向けてのゲームの
腕も磨かなくてはいけない。
毎日が本当にあっという間にすぎて、夜も寝たと思ったらすぐ朝になっている。
最初のうちは普段使わない筋肉を使っているせいで、体のあちこちが痛くてたまらなかったけれど、
今は身体もなんとなく慣れてきたのか、さほど痛みを感じなくなってきていた。
歌も形になってきていて、最初はあまり出なかった声も、ようやく出るようになってきた。
毎日歌えば、それなりになってくる。
あの頃のようには歌えなくても・・・。

歌を歌い続けていたあの頃。
俺にとって歌が全てで、歌のない人生なんて意味がないと思っていた。
俺の歌は誰かを癒し、心地良くさせることが出来る、特別な声なんだなんて傲慢なことを
考え、俺の歌には価値があると信じていた。
その思い上がった傲りに神が罰を下したのかもしれない。
俺は、歌を歌えなくなった。
歌は歌えても以前のように誰彼なく魅了した歌声を出すことは出来なかったし、
声量もなくなった。
啼き方を忘れたカナリアのように、俺は意味も無く日々を過ごすようになっていた。
徐々に歌うことを忘れ、ゲームの世界に没頭するようになった。
ゲームの中で俺は自由だ。
どんな俺にもなれる。
過去の栄光を知る人物など誰もいない。
もう歌を歌うことも、縋ることもしなくて良い。

けれど、俺は結局こうして歌を歌っている。
歌を歌えば、また辛い思いをするとわかっていたのに・・・。

***

「違う!そうじゃない!」

歌の途中で、ドンへ先輩の声が飛んでくる。
スタンドマイクを使って踊るパフォーマンスに加えて、ほぼ俺が歌を歌うのだが
PVに忠実とまではいかないが、彼らのようにパワフルに、時には艶かしく歌い踊ることを
ドンヘ先輩は求めてくる。
ただ歌を歌うだけの段階は終わり、あとはパフォーマンス性を高めていく練習をしていかなければ
ならないのだが、正直俺はそこまで入り込めないでいた。

「もっと真面目にやれ!」

と、叱られれば「じゃあやりたい奴はごまんといるんだから、変えればいいじゃないか」とくさくさするし、
まだ彼らの中にいるのだと妬む視線を浴びれば、「いつでも変わってやるから変わればいい」と悪態をつきたくなる。
どれも声に出したことは無いが、多分態度には出ているのだろう。
ドンヘ先輩が怒り、ヒョクチェ先輩がたしなめる、そんなことが何度も続いた。

俺自身どうしていいのかわからない。
辛い思いをすればやはりやらなければ良かったと後悔し、上手く歌えたと褒められればやって良かったと
安堵する。
まるで子供のようだ。

ただ、歌っていれば心が安定していたあの頃とは違うことだけはわかる。
俺は成長しているのか、なんなのか。
わからない。
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